漂う

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亀の川流れ
何を隠そうここは大阪のど真ん中の中之島の南側を流れる土佐堀川である、橋を渡っているとき魚がはねるのが見えたのでチャリを止め川をのぞき込んだら、ゆっくりの亀が川を流れていた

速度にすれば時速1km以下だろう、天気は100パーセント快晴で言うことなし、橋の上から見る亀の存在は私にとって時代を超えた存在である

昔の漫才師「ラッパひさまる」のネタで「天王寺の奥池に亀がおりましてな・・・」があるが、実際に天王寺の奥池で親亀の上に子亀が乗って、子亀の上に孫亀が乗っている姿を見たときは大笑いしたものだが、こうして川を亀さんがゆっくりと流れていく様は何ともいえないおもしろさがある

町ゆく忙しい人たちは川をのぞく時間も惜しいかもしれないが、私には一日の中でこうした時間の隙間が大好きなのである

ゆっくりで思い出したが、確か魚の中に泳ぐ速度が時速1mに満たないのがいた、それはフグの仲間で全速力で泳いでもミリ単位らしい

漂う_b0057679_844011.jpg昨夜久しぶりに新世界はジャンジャン横丁の将棋の王将へ落語を聞きに行った、落語もお囃子が入ると本格的で非常におもしろい

話芸だけのパフォーマンスは時間を忘れさせてくれる、これもある意味別次元の時間が流れているのかもしれない

昨日は月亭八天・桂団朝・笑福亭風喬さんで、所属も吉本松竹米朝と皆違っているのがよろしいですな、昨日の落語のネタの一つに「佐々木裁き」という初めて聞くお話がありましたが、船場から島之内あたりの昔の大阪の地図が蘇ってくる

どの落語家さんも古い話をうまく今風にアドリブを入れながら誰でもわかるよう演ずる、結構それなりにお勉強しているのでしょうな
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by PUSH-PULL | 2008-05-28 09:04 | 写真 | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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