バー「深化」

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探索不能
先日の三喜の個展の後は例によって例の如く飲み会!

1軒目は空堀商店街のすかんぽ」、詩人の金時鐘さんが始められたお店で、ホルモン料理とお酒が安くて旨い、軽く腹ごなしをしてからお目当てであるバー「深化」へ

確かに探しにくいとは聞いていたが、地理に疎い人なら誰かに連れてきて貰えなければまず探すのは不可能である、まさに大阪の下町の路地の奥の奥にある、ファサードも薄暗く近くに来ても行き過ぎてしまうのではないだろうか

テーマは潜水艦、大阪の演劇集団「維新派」の美術の若者がこりに凝って4ヶ月がかりで内装を仕上げたとか、写真を見ても判るように入り口の扉から手抜きは一切無く隅々までびっしりとオブジェに埋め尽くされ一つの美術作品に仕上がっている

お店は無口な坊主頭の若者が一人で仕切っている、飲み物はすべて五百円なり、ハイボールを注文したらキンキンに冷えた大きな氷の角を細かく欠けさせ(理由は不明)グラスに入れ作ってくれた

ゆっくりの時間をかけ飲み干したのだが飲み終わっても氷は半分も溶けていなかったのが非常に不思議である、家庭の冷蔵庫の氷だと直ぐに溶けてしまうのでウィスキーが直ぐに水くさくなるなのだが・・・

一番上の写真が、中2階のような場所で靴を脱いで細い階段を上がったボックス席、二枚目の写真がトイレの中で右に潜水服を着た人物らしきオブジェが壁に張り付いている、ストロボ撮影したので判りにくいが実は正面が潜水艦のさきっちょのイメージのある内照式の窓らしき作り物で、直ぐしたに便器がある

下の右の写真は左に大きな取っ手の付いたトイレの扉があるのだが、実は手前に跳ね上げ式のスライド式扉があるのだがここには写っていない

入り口は写真を見て貰ったらおわかりだと思うが本当に細い路地の奥にある、それこそストロボを付けなければ真っ暗な路地なのである

元々漆工場だった家が安く売りにでていたのを見つけ買ったとか、それがものの見事にとんでもないバーに変身したというわけだ

維新派のボスでもあるまっちゃんこと松本雄吉氏は一度だけ来たとか、私は非常に面白いお店だと思ったが、ここまでリアルに仕上げられると閉所恐怖症の人や暗いところが苦手な人や静かな場所(BGMは一切無し)が苦手な人はもう一度行こうと思わないのではなかろうか

最後は空堀通りへ戻り、ちょっと贅沢して和欧料理の「入舟」へ、しかし残念ながらお酒もお腹も一杯一杯、ビール一杯で退散
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by PUSH-PULL | 2008-05-04 08:47 | ご託&うんちく | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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