大阪百銭湯物語 第三十三話 「かい〜の」

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内蔵それとも乾燥肌?
湯船の横で延々と体をかきむしっているおっちゃんがいる、数カ所うっすらと血が滲み痛そうなのだがおっちゃんは結構気持ちよさそうなぐらい、しばらくして洗い場に移動したのだが意外や清潔好き?と見え座る椅子や鏡や洗面器を置くところに何度も何度もお湯をかけそれからおもむろに座る

湯船のジェットバスに浸かっている丁度私の真正面なのだが、おっちゃんは洗い場に座ると直ぐまたまた体中掻きだしたのだ、足からお尻に背中至るところがどんどんと赤くなっていく、やっとこさ石鹸で洗い出したのだ結構体にしみているのではないだろうか

私自身も冬場には体が温まった途端痒くなることがある、特に内蔵の調子が良くない時と同調しているようだ、膝から下が痒くなることが多く時々塗り薬を塗ったりもする、かゆみが強い時はいつもの銭湯ではなく少し離れた八坂湯まで足を伸ばす、伸ばすと言ってもチャリなので数分しか違わない

この八坂湯はお湯が軟水で体に優しい、体を掻きむしるおっちゃんはこの八坂湯で遭遇したのだがもしこれが普通の銭湯だったらきっと体中血だらけになっていたと思われる(笑)
温泉などでお湯の効能について色々と書かれているがにわか信じがたいモノがある、都会にいてこの軟水だけは明らかに違うような気がする、お湯に浸かってもあまり体が痒くならないのと風呂上がりのお肌がすべすべで暖まり方がよろしい

石鹸もエデト酸塩とか混じった合成石鹸は勿論問題があるのだが軟水の銭湯で使うと明らかに泡の出が悪く刺激がきつい、逆に石鹸成分だけの無添加の石鹸は泡立ちも良く石鹸分が落ちていないと思うくらいヌルヌルというかツルツルになる、湯上がりの皮膚感は合成石鹸とまるで違う

富山に出かけるといつも小矢部の宮島峡にある「滝の荘」という温泉旅館にみんなで風呂だけのために出かける、以前はお湯に浸かっていると体がヌルヌルしていたのであるが、最近は何故かサラサラで人の話によると「ここの温泉は最近水で薄めて湧かしているらしい」、つまり大阪の銭湯「八坂湯」のお湯は富山の温泉「滝の荘」よりずっとヌルヌルしているのであります

突然ですがやっぱり書いておきます、イラク侵略なる歴史に残るバカな戦争を始めて丁度5年たつが今も人が殺されている、大量破壊兵器も何も見つからないにもかかわらずそれでも正しい戦争と位置づける狂った男、我が国は目的さえ判らぬまま航空自衛隊の輸送を続けている、またイラク支援と称する援助額はアメリカに次ぐ第2位、それでも日本の外交官は大使館員以外はイラクに入国すら出来ない
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by PUSH-PULL | 2008-03-21 08:48 | ご託&うんちく | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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