お正月気分

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ご馳走
兄夫婦の家に出かけ二日目にして始めて正月気分を味わう、年代物の漆の杯で寒梅を戴きおせちからお雑煮まで、生き残っている家族全員が会うことも少なくなりこうなれば誰かの葬式まで顔を揃えることはないのかも知れない、話はどうしても昔話ばかりで私より長生きしているだけにネタは豊富、されど話は途中で終わり固有名詞は遙か彼方(笑)夫婦で何度も尋ねあっているのだが私の知らない話だけに突っ込みの余地なし

私の家にはない落ちついた空間なのだが兄の趣味で家中本だらけ、数年前書斎の床が危なくなり隣の空き地にプレハブの家を建て書庫を造った、スチールの180×90センチの本棚を20台用意したが入りきれず本棚の上と通路にも本が一杯、勿論最初の書斎も歩けるようにはなったが本がまだまだ、やっと片づけた茶室も数年の間にまた本が侵略し始めていた、居間には年代物の本が天井まで飾られている

私の本好きは多分に兄の影響もある、彼は今でも月に一、二度大阪に出てきては片っ端に古書店巡りをする、勿論どの店も顔なじみで、私も古本で欲しい本があると今でも兄に頼むことにしている、今回お願いして手にしたのが「類語類句辞典」で多分にブログの文章を水ぶくれさせる意味もある(笑)

辞書と言えば私が分厚い広辞苑(第四版)を買ったのは会社を辞めフリーで仕事を始めた時で、逆説的だがワープロ買った時なのだ、買ったのは東芝のルポで理由は一番語彙が豊富だったこと、その頃ワープロは関東のルポ(東芝)関西の書院(シャープ)で二分していた頃で(これは多分にワープロスクールの影響大)今のノート型のパソコン並みの値段をしていた

直ぐにブラインドタッチをマスターし文章を作り出したのは良いが、変換された文字の正否が判らない言葉が多数出てきたのである、そこで買うならでかい文字の広辞苑というわけである

しかしネットの御陰で辞書で調べる機会が格段に減った、おまけに仕事で図書館に出かける回数も激減したのだが広辞苑はいまだに使っている、MacのインプッドメソッドのATOKは変換漢字の使用例が出てくるのでかなり助かっている

ネット検索を始めた頃はGooglもなくお目当てのサイトがほとんど無かった、現在はサイトが膨大になりすぎ検索の言葉を上手く組み合わせないと目的地にはたどり着けないのだ
なにかで読んだ教授の話だが学生のレポートがとてもよくできている時、レポートの中の気になる言葉で検索すると殆ど同じ内容の論文が直ぐ見つかるそうである、脚注も転用も記載せず本人が書いたようにしつらえているそうなのだ

私自身なるべく盗用に関して書くようにしているが、一般的な引用は時々スルーしている時があるので気を付けなくてはと自戒の念

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Commented by 白髯 at 2008-01-04 08:51 x
それにしても立派なおせちですね。床飾りもすごい。古式豊かな感じですね。
Commented by sumiyakist at 2008-01-04 20:43
相変わらず原価率の高いおせちやのお。うちを見習ってほしいわ〜。
Commented by PUSH-PULL at 2008-01-05 09:16
日常の節約でのつかの間の贅沢、と言うか料理を作る気力が減退気味の兄夫婦、久利須を見習うのも今やちと難しい
しかし床の間の南天もどきの生け花はお向かいの空き地から採ってきた物ですよ
by PUSH-PULL | 2008-01-03 09:04 | うまいもん | Trackback | Comments(3)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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