昨日の続き、デザート前に食べたのが西九条の中華料理屋の「むかしチャンポン」、何処が昔で何が今なのかよう解らなんだ、ちゅうか正当派「チャンポン」そのものの味の記憶が希薄なのである
不思議なことに西九条界隈は中華料理にラーメン屋が駅周辺に多い、ぐるっと回っただけで6、7軒は優にありそうであるのだが何軒か日曜日のお昼にお休みとは?おまけに麺を啜りながらふと道路向こうのビルを見ると「TATOO」の文字が、ビルの2階に入れ墨屋さんが堂々と営業をしている、聞くともう一軒あるとか、駅前の交差点が5差路なので信号の順番がよく判らないのである
時々チェーン店の「中央軒」で皿うどんやチャンポンを食べることがあるのだがまるで違う物なので余計にそう思うのかも知れない、見た目以上にあっさりしていて美味しかったのだが汁を飲もうと思ったがこの器の形ではそれは不可、どう見てもカレーライスの器に似ている、蓮華を付けるのを忘れていたみたいで頼んで持ってきて貰い出汁もちゃんと戴きました
チャンポンとかカレーうどんとかあんかけ状の麺を食べる時に一つだけ問題がある、それは何時麺をほぐすかなのである、へたにほったらかしにすると麺が団子になるし、早く混ぜすぎるととろみ感が無くなり薄くなったような気がする
少し違うが「揚げソバ(フライ麺)」や「皿うどん」も何時具と麺を混ぜ込んでしまうか問題で、早く食べてしまわないと折角のパリパリした麺が台無しになる
チャンポンは長崎発祥の中華料理をベースにした郷土料理でらしく、ラーメンの作り方と違って具だくさんの野菜炒めにスープと中華麺を入れ煮た麺料理なのだが、上の写真のチャンポンはラーメンのように湯通しした麺の上にあんかけ状態の野菜炒めを載せているように思われる
関西にないメニューに「タンメン」がある、本当の湯麺(タンメン)とは具のないラーメンのことを差すのだが関東で広まった「タンメン」は、ラーメンと同じ作り方で最後にそれこそ具沢山の野菜炒め(豚・もやし・ニラ・ニンジン・キャベツ・キクラゲ・玉ねぎ等)を載せる、私の大好きな麺の一つでこれは五目ラーメンともチャンポンとも明らかに違う
ギャグで有名な「お前に食わすタンメンはねえ!」のタンメンはジャッキー・チェン映画からなので、きっと具なしラーメンのことだろう、そういえばジカチョーの河本君はクドカンのドラマ「タイガー&ドラゴン」に中国人留学生役で出ていましたなあ〜
兄が昔東京で中華料理屋をやっていたこともあり、中華料理「ベアー」さんのタンメンは餃子と共に思い出深い料理の一つである、休みに時々東京まで手伝いに出かけていたので料理の基礎がそこで出来たと言っていい、食べることが大好きな私はその上に色々な知識と技術が積み重なっていったのかも知れない