「弟切草」オトギリソウ科オトギリソウ属
ヒベリカムと言う名前なら何の抵抗感もないのだが、チュンソフトのゲーム「弟切草」を一度でもしたことがあるならこの名前は絶対忘れなくなるのだが、ずっと昔街角でこの花を見つけた時、ゲームの怖さと裏腹な美しさにビックリした記憶がある、それから暫くしてやっとこの花の名前の由来が判ってゲームに使われた理由が判明した、確か一度このブログでこの季節に書いたような記憶があるのだが・・・再度書きとどめる
「和漢三才図会(1713)」より
「花仙院の時代に晴頼(せいらい)という鷹匠(たかしょう)がいました。薬草を用いて鷹の傷を治すことで有名でしたが薬草の名は秘密にして決して口外しませんでした。ある日、人のよい弟がその薬草の名を他人に漏らしてしまいました。これを知って晴頼(せいらい)は怒って、弟を切ってしまったのです。」そして、その恋人も後を追ったという伝説があります。 そのときに庭に栽培していた薬草に弟の血潮が飛び散り、その跡が葉に残っていてオトギリソウの名がついたとされています
葉を透かしてみると黒い斑点が見られ、花言葉も「恨み」「秘密」で少々暗いのだが生薬としては痛風・リューマチ・鎮痛剤など色々な効き目がある
ゲームの怖さとは違ってオトギリソウの花びらはスクリューと同じように1枚1枚黄色い5枚の花びらが同じ方向にねじれていて美しい、しかし通常オトギリソウの花は直径1.5センチぐらいで写真の花は5センチ以上あるので違う花だろうか、このサイズになるとトモエソウが該当するのだけれど山でしか咲かないしおしべがもっと短い、では何?
由来を持つと言うことはそれほど漢方としてもポピュラーだったのであろうが、お話を知ってしまうと痛風に効くと言われてもなかなか服用することが出来ないのではないだろうか
グリム童話もそうだが昔のたとえ話は平気で生き物を殺しをしたり、お腹を引き裂いたり、舌を切ったり、石ころを詰め込んだり真っ赤になった鉄の靴を履かせたり、いくらたとえとしても残酷すぎる話が多すぎる
立て続けに首つり・飛び降りと不審な自殺が続いているが、童話と違って自殺では何の教訓にもなっていないのではないだろうか、人間って誰かをかばうために命を絶つことが出来るだろうか?俄私には信じられない話なのだが
「国対に口止めされていた」の質問に、ガマガエル幹事長の「そんなことは一切ありません」と応える顔はまさに「蛙の面に小便」