加彩婦女立俑

b0057679_8235569.jpg
大失敗
京都に行った時のデジカメ写真のファイルを無意識にゴミ箱へ入れてしまい、ゴミ箱のフタが開いていると定期的にゴミ箱を空にすると言うショートカットキーを押す習慣が付いているので表示された容量がやけに多いなあと頭をよぎったがOKボタンをクリックしてしまった

しばらくしてディストップ上に京都の画像ファイルが無いことに気づいたが時すでに遅し!パソコンを使い始めて10年以上経つが今回を入れてもこの手のミスは数回だろう・・・ガックリ、面白い京都の町並みや三十三間堂の真っ赤な門など何十枚とあったのになあ、同時にライカM3でも撮影していたので早く現像に出そうと思う

ましなフィルムカメラの撮影はきめ細やかで写真そのものはデジタルよりいささか美しいのだが、印刷やネットで配信する時は一度デジカメで撮影(このずぼら作戦はお勧めしません)するかスキャナーでデジタル化するのだがこれが面倒なのである、世の中の画像に関してはまさにデジタルの固まりな訳で最近はアナログの出る出番がほとんど無くなってきている
                         
と言うことで京都博物館で1枚だけ買った絵はがきをアップしてみた、有名な加彩婦女立俑(かさいふじょりつよう)の陶俑、つまり昔はエライさんが死ぬと召使いも動物も一緒に埋葬していたのだがそりゃ余りにもご無体というか死に対する畏怖が薄れたか権力が人が減るのが損失と見たのか知らないが、焼き物がその代用として埋められるようになった

ガラスケースの像を見た時もっと新しい時代のものかと思ったら解説を見てびっくりなんと「唐」時代なのである、日本で言えば奈良時代に当たるが調べて判ったことだがちょうど唐は8世紀の前半と後半で女性の美しさの基準が変わったらしい、前半までは細身の女性がもてはやされ後になるとこの写真の様にふくよかな女性がもてはやされたとされている、100年ぐらいで女性美を見る目が変わるとは思われないのだがデーター的に見てそうなのであろうか?

この像がモダンに見える原因は作り方にある、システムアップのために基本的な部分だけ型で作り後から筋彫りをして彩色している、しかも体のシルエットに動きがあり信じられないほど生き生きしている、
彫刻を学ぶとき最初に教わるのが体の美しいラインの「S」の形についてであるが、8世紀の時代にもかかわらずその約束事が見事に守られていているが勿論原型を作った人にはそんなマニュアルはない(笑)、「S」とは右肩が上がると右の腰は下がる、右肩が前に出ると右の腰は退く、頭・肩・腰・膝・足へと流れるようなラインが表れる、つまりモエでも優でもエビちゃんでも同じラインのポージングしているのだ

陶俑の裏側を見ると衣装は細い線を彫るだけで表現され腕に抱かれた狆らしき犬の姿も可愛くこれも後から彫られている、頬の薄紅などの彩色があり可愛らしさを醸し出しているが何度見てもまったく時代を感じさせないのだ
by PUSH-PULL | 2007-02-28 08:41 | アート・デザイン | Comments(0)

公園ののららちゃん 良い顔してます


by PUSH-PULL