グリル ナショナル

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本日のサービスランチ
クリームコロッケ・ビーフ・ポーク・アジ・エビ・チキンにデミグラスソース、キャベツのピクルス、白いけれどカレー味のパスタ、レタスと誰も食べないパセリ、ライス少な目
昨日、久しぶりに町の喫茶店のランチを食べた、つまり「本日のサービスランチ」と言う奴でフォークとナイフがペーパーでくるまれているのも妙に新鮮で不思議な感覚にとらわれた

いつもながらお皿に載せられたライスをナイフでフォークの上に載せ軽く押さえて口に運ぶって、なんて不自然なんだろうと食べるたびに感じる、最初に遭遇したときはそれでも面白くすぐにマスターしたが、何度か食べる間にやはりおかしいと思いだした、しかし逆に皿の上のライスを箸で食べるのも最後がとても食べにくいのだ

私は生まれた頃から抜きんでて器用でスルメを口の中で結ぶことも出来るし、スパゲッティで水引も作れる、土屋アンナの「LYCY」でもワーグナーのトリスタンでも大声で歌いながら目を閉じたままで、キュウリを0.5ミリピッチで数秒でスライスすることも出来る・・・筈?
と言うことで適当に切り分けてからフォークだけで戴くことになった

お店の奥の厨房には年輩のコックさん、サービスの女性も品のいいご婦人で仲の良い老夫婦ではないかと思った、よく見ると昼の1時を廻っているのに結構混み合っていて殆どの人がこのランチを食べている、私は初めてのお店だが、客の年齢層も高い、ランチの味もなかなか美味しくあっという間の平らげてしまった
相席(久しぶり)の目の前のコートを着たままのサラリーマンのおじさんの後から食べ始めたのだ私が食べ終わったときにはまだ半分ぐらいで、ゆっくりとモタモタしながらナイフでライスをフォークの上にかき集めていました

b0057679_8441640.jpgちょうど松下さん向けの企画書の打ち合わせが終わり近くの商店街で遅めの食事をと探しながら歩いていたら、ふと「グリル ナショナル」のサインが目に入り余りの偶然に笑いそうになったがとりあえず入ってみた訳だ

サインを見ても判るようにかなり古いお店だが、それなりに掃除は行き届いて清潔感はある、壁には余り上手とも思えない油絵が何枚か掛かっていた、若い頃は何時もこうした喫茶店に入り浸りずっと持ち込みの本を読み続けていた時代があった、何処に出かけるにも本という習慣は未だに抜けず、電車や喫茶店の方が家で読むより落ち着いて集中力も増すのが不思議だ、試験も電車の中でしてくれたら絶対満点間違いない

お店のおばさんもちょっと一段落したのか入り口付近で佇みずっとドアのガラス越しに外を眺めている、伝票を持って私が立ち上がるとあわててレジの方へ移動した、千円札を渡しふと壁の張り紙を見ると
「いつもごひいきありがとうございます、当店は今月30日をもって閉店させていただきます、長年のご利用ありがとうございました」
私に渡す百円玉2個が心なしか寂しげでありました
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by PUSH-PULL | 2007-01-26 08:58 | うまいもん | Comments(0)