とうがらし

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もらいものづくし
蕃椒(ばんしょう、唐辛子を炒ったもの)・山椒・青紫蘇・百薹(びゃくきょう、生姜のこと)・胡麻・麻種(おたね)・陳皮(乾燥させたミカン)

今日の七味も一味も頂き物である、長野と言えば善光寺、善光寺と言えば八幡屋磯五郎の「七味」と言われるぐらいおみやげとして有名である、ずっと昔貰ったときも同じようなフタの部分を回す缶入りだった、こういったレトロなパッケージデザインがやけに新鮮に見えるの不思議

そういえばここ何年かで大丸を筆頭にナショナルや東芝などありとあらゆる企業の社名から日本語が消えた、ましてや毛筆の漢字などは探す方が難しいぐらいで全て英文あるいはカタカナに変わってしまった、確かに英文の方がレイアウトはしやすいが面白味に欠ける、ほとんどの企業の英文はヘルベチカという書体が使われている、バランスの良い文字だが必然的に同じイメージになり会社のオリジナリティーが喪失してしまった

私の家には未だひょうたん型に木をくりぬいた七味入れがあるが今は使っていない、うどん屋で多く見かけるのが竹製の入れ物で横に小さな穴が開けられ栓がしてある、落語の「かけそば」もこの七味が使われ思いっきり振りかけむせる様は面白い
京都にも著名な七味屋さんがあり縁日でも薬研で薬味を挽き、目の前で大きな真鍮の匙で調合し竹の入れ物に入れてくれていた、生憎結構なお値段で何時も見ているだけだった

SBやハウスの瓶入りが常備あるのだが、横にこの缶を置いてみるとこちらの方が圧倒的に旨そうで香りが良さそうに思うはどうしてだろう?「開封後容冷蔵」と書かれているがここ何十年も冷蔵庫に入れたことはなく、うどん屋でも食堂でも冷蔵庫に入れる話は聞いたことがない、お店だと早く消化するから良いのかも知れないが、入れる入れないでそれほど違うものなのだろうか

日本の食文化に登場する香辛料は余り多くない、すぐ身近にあるのは山椒と唐辛子とワサビと芥子と生姜あたりだろうか、ところが面白いことにほとんど料理に使われない、コショウのように下拵えとか料理そのものにまず入っていない、食べるとき混ぜ込んだり付けたりするぐらいなので早い話が無くてもいいぐらいかも知れない

かってコロンブスがアメリカ大陸を発見するきっかけもこの香辛料、肉料理に欠かせないコショウはヨーロッパでは値段が金に匹敵するぐらい高かったとか、陸路は中近東で完全に封鎖されていて逆回りで海に出たと言われている
これがワサビや芥子だったら握り寿司やおでんは流行っていなかったのでアメリカ大陸は発見されず原住民文化が発達し、馬鹿な大統領も登場せずアフガンやイラク侵略も無かったであろうと考えるのはほとんど妄想に近い

日本に辛い料理って皆無に近いです、寿司にワサビを思い切り入れるのもうどんに七味を沢山かけるのも料理以前の問題で邪道である、かろうじて魚の煮付けや佃煮に生姜や山椒を入れるぐらいしか思いつかない

今日の発見!「ひちみ」と打っても「七味」は変換されずあくまで「しちみ」と入力する必要があったことで、これも標準語あるいは東京勢力の結果だろうか?
by PUSH-PULL | 2006-09-26 09:10 | うまいもん | Comments(0)

公園ののららちゃん 良い顔してます


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