ゆれる

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満員
昨日久しぶりに映画を見た、レイトショーだけなので夕食後に水曜日だったが3人でチャリに乗りはやめに出かけたが満員で立ち見のみでロビーはオダギリ目当て?の女性で一杯、仕方がないので帰ってみんなで銭湯へ
改めてとうことで昨日出かけたのだが日にちは1日、姪が梅田に出る用事があったので3時頃に前売りを買ったがもう20番台、レディースデイ&映画の日恐るべし昨夜も立ち見も出て満員でした

是枝監督の下で学んだという西川三和監督の作品を見るのは初めてである、前作にブラック・コメディー「蛇イチゴ」があるが見ていない
「ゆれる」を見ようと思ったのは、たまたまバラエティ番組で取り上げていて出演していたオダギリ・ジョーと香川照之が映画そのものと西川監督本人の脚本・監督を絶賛していたからでもある、まだ30過ぎたところの可愛い女性でもある

久しぶりに映画を見た!と言う印象が強い、邦画では珍しいのではないだろうかカメラワークとカット割りが素晴らしく普段だとすぐに見終わった後あれこれといちゃモンを付ける私だが(笑)今回はアラ探しは一切無し、演者も全員素晴らしく無駄がない、パンフにも書かれて同じ思いをしたところは科白よりも映像で人の揺れる心を描いているところである

ストーリーは親の跡を継ぎガソリンスタンドを営む兄と、町を捨て東京でカメラマンとして成功している弟、母親の一周忌で久しぶりに出会い、幼なじみの女性との絡みの中での彼女の「死」あるいは「殺人」そして法廷、いかにも辛気くさい内容なのだが何時のまにかグイグイと映画の中に引き込まれていく自分がいた

是枝監督の「誰も知らない」の時もそうだったが、悲惨で残酷で陰湿なお話なのに映像そのものはカラリとしていて時々泣けるぐらい美しいシーンがある、「誰も知らない」の場合だと久しぶりに町に出た一番下の妹と一緒に商店街を歩くシーンを俯瞰でずっと映していて声だけがはっきり聞こえる場面がそうだった

今回も至る所に科白以上のカットがちりばめられている、ズボンに少しづつお酒がこぼれる倒れたお銚子のアップ、枯れた花、扉が閉まった瞬間波紋が起きる現像液、洗濯物をたたむ兄、雨で濡れた洗濯物ならぬ新聞やスーパーの袋を物干し竿から取り込む呆けてしまった父親、何でもない映像がつづられストリーの伏線として生きていく、まさに映画冥利というか編集力!
女性が作ったとは信じられないぐらいの男性心理を描写していているのは凄い

カメラ好きの私に取ってオダギリ君の使っているカメラも気になった、スタジオのモデル撮影に使っていたのが6×6のハッセルブラッド、フィルムマガジンを取り替える様が相当練習したのか様になっている
そして何時も持ち歩くカメラがライカM3のダブルストローク、レンズは多分沈胴式のズミクロンの35か50㎜、花の写真でかなり近寄っていたのだがズミクロンは接写は出来ず1mまでなのだが・・・
彼自身も手になじませるためずっとライカで撮っていたらしい

ラストシーンは凄く印象的で弟の呼びかけにはにかむ兄の顔のアップ、本当のことはどうだったのかこれからどうなるのか誰も知らない
by PUSH-PULL | 2006-09-02 09:43 | カルチャー | Comments(0)

公園ののららちゃん 良い顔してます


by PUSH-PULL