普段人にモノをあげることはあってもあまり戴くことは少ない、「欲しい」と言われるとすぐにあげてしまう性分はいつ頃からだろうか?特に可愛い女性とお酒を飲んだときにその傾向が顔を出す(笑)
これは頂き物である!はっきり言って「旨い!」の一言でスーパーで売っているのとは少々格が違うような気がする、夏場になると淡輪ヨットハーバーに行く途中のスーパーでは大阪市内では考えられないような安い値段で「水なす」の漬け物を売っていたが、美味しさがまるで味が違っていた
たかがナスの漬け物ごときにこの箱は、包装は何だ!と文句を言っては見たが食べたとたん先ほどの悪たれは何処かにすっ飛んだのだ、しかももらい物なので至福感は倍増する(私の場合あまりお返しとか気を遣うタイプではない)
ナスはインドが原産国で奈良時代に食べた記録が残っているがいつ頃入ってきたか定かではない、歴史が古い分品種改良がなされ有名なモノに「加茂なす」があり、田楽は京料理に欠かせないモノの一つである
なす類は大好きでしかも料理の幅が広い、一番は油との相性がいいことで色々な料理に合う、先日も素揚げのナスと豚肉とトマトの中華風煮込みを作ったがなかなか初体験味で旨かった、シンプルなのは焼きなすなのだがこれは美味しいなすでないとがっかりする、私の場合滅多に冷水をくぐらして皮をむきカツオとショウガなんて面倒なことはしない、皮ごと醤油を付けて食べる
なすの中でもどうしようもないのが「米なす」で、大きさだけが取り柄でよほど調理に工夫を凝らさないと美味しくない、ましてや漬け物などはまるでダメである
夏の漬け物の代表がこの「水なす」なのである、これが同じなす?と思うぐらい甘くて何とも言えないデリケートなうまみがある、大阪に住んでいて良かったと思う瞬間のひとつである、何故ならばこの品種は大阪の泉州方面でしか栽培が出来ず各地で栽培を試したらしいが上手くいかなかったと聞く、最近急速に水なすの存在が全国区になったが理由は不明
水なすは名前の通り普通のなすに比べ水分が多く柔らかい、多分生でサラダ風にして食べられるなすはこれだけだと思うが、圧倒的にぬか漬けした漬け物が旨い
浅漬けのなすの漬け物好きに取っては極上の漬け物の一つである、時々浅漬けのなすのモゾモゾ感と咬み心地が苦手だという人に出会うことがあるが、多分一度でも美味しい水なすのぬか漬け出会ったら嗜好品が変わるのではないかと思うぐらいだ、それにしてもこの味を知らない人は可哀想だと思うぐらいである
そうそう水なすを戴くときは包丁を入れないこと、手で裂くのが定番で最初はそのまま戴き後は本の少々醤油をかけていただくと最高なのだが、一つだけ難があるとすればこれはやっぱり漬け物であってメインディッシュにならないことである(笑)
これを送ってくれたMちゃんにここで改めて感謝!
夏ですなあ。。<+ ))><<
馬鹿馬の凛と冷やした極楽の酒で
今夜もまた至福のビジョン。
元々なす自体が好きで、鉄板で焼くどんこなす・焚き火で焼くやきなす等々
いずれも味付けはシンプルにバターやしょうゆのみ。
今回の水なすもなんとフルーティなことか・・
ありがとう!!
鉄板焼きの茄子は普通のなすだったかなぁ
「どんこなす」って食べたことが無い
ので興味津々野次馬ヒンヒンだったので
すが。。。~('O')~
「どんこ」ですが天白どんこといって
天が白いのが最高だということで一番
高いですね。おもに料亭用みたいです
肉厚ならば天白でなくてもウマイです
秋口に何処かの高原でバーベキュー
しませんか? >> yasu/みーもー