久しぶりに友人の三喜と対面した、彼が京橋の画廊「猫の皿」で個展を開いたからである、ここは画廊と言ってもイベントのない時は閉ざされたままでオーナーの織田氏が作家でもあり舞台美術家である、まさに気まぐれな画廊とも言えるのがうらやましい限りである
JR京橋駅の東側にあるお墓の上のオープンのマグロで有名な立ち飲み屋の前にあるので、立ち飲み好きの方は有名な店なので場所的にはすぐ判る、連休中はサラリーマン相手の店だけに休んでいた
何回かこのブログで取り上げているので彼と私との40年のつき合いについては省略するが、前回の静岡の流木を組み合わせた作品の延長線上で今度は丹後半島まで出かけ流木を拾ってき作品にしているが作品らしく見えないところが面白い、興味のない人にとって単に細い木が並べているだけにしか見え無いであろう
流木は太さを会わせ10〜20センチ単位で針金でつなぎ合わされ、再び一本の細い枝にうまれかわっているのです、本当は20メーターぐらいのを作りたいらしいのだが今度は発表する場所が問題なのである(笑)
他の作品は前からの継続で彼の好きな電球人間はこうして並べるとなんだか曼陀羅模様に見えてくるのは、配色の星だろうか?他にも空き缶で作った蝶番1個30円が大量に並べられていたり、昔作っていた電球の棺桶やモーター仕掛けの作品が一杯展示されていた
彼に聞くと在庫一掃展覧会とか(笑)どれを見てもとんでもない安い値段が付いていてびっくりしてしまった、普通の個展は先生と呼ばれ、大層な額(額代の方が高価な作家も存在する)に入れ「号云万円」とうれしそうにしている下らぬ作家連中をあざ笑っているようにも思えてくる
今月末から彼らと一緒に奈良でグループ展を開催するのだが、彼のように日常的に作品を作っていない私にとって日が近づいて来るのがだんだんとプレッシャーになってきている、早い話が頭の中では完成しているのだがまだ形にどれもなっていないからである・・・さて