何十年ぶりだろうか落語を生で聞くのは、やっぱり面白い、若い落語家さんはつかみが今風でなかなか笑わしてくれます
新世界は昔小屋がいっぱいあったそうだが今は見るも陰もない、友達のK春ちゃんが商店街と一緒に「新世界ジャンジャン寄席」を開催した、火曜は基本的にジャンジャン横丁がお休みなので会所「王将」(注:餃子屋ではありません)を借りて開催、狭いスペースだったが超満員、何故かNHKに毎日に読売までVを持って取材に来てたのには驚いた、たぶん思うにK春ちゃんが昔からのコネクションをフルに使って、電話して押し掛けてやったのだと思う、舞台装置のO田氏はモノの見事にステージをセッティングしみんなが寄って出来上がっているのに感動
落語を聞く前にちょっと一杯と「天狗」に寄ったがどうもジャンジャン横丁の串カツは苦手である、どの店もほぼ同じ作り方でどちらかというとフリッター風のふっくらとした細かいパン粉のカツなのである、私の好きなのは荒いパン粉のどちらかというとトンカツ風のかりっとしたカツが大好きなのである、梅田の地下街や立ち飲みの串カツ屋はほとんどこのタイプ
もちろんその上に「五味八珍」や「パンコ亭」に代表されるお任せコースの串カツも大好きだがいかんせん少々値段がお高い
びっくりしたのはジャンジャン横丁の串カツ屋もすっかり観光化され人気のお店は平日にもかかわらず並んでいる位のバカバカしさで、お値段は百円のモノは少なくレンコン・シシトウ・ブタあたりは全部二百円、おまけに生ビールが小さめの中ジョッキで五百円となれば腰が少し椅子から宙に浮き始めます(笑)
数年前から確かに商店街は若い女性でもカップルでも堂々と歩けるぐらいこぎれいになったが、きっとみんな大変なんやろなあ〜!
落語会は大盛況で打ち上げも大盛況!ほとんど知らない人ばかりなので早々に退却、私服の落語家って絶対その辺にお兄ちゃんと変わらんとこが笑うのだが、もう少しプロ意識を持ってほしいモノである
落語のネタも知っているお題がかかったのだが、筋もなんだか初めて聞いたようなあんばいで逆に楽しく聞けました、狭い場所にもかかわらず三味線も太鼓も生で本格的!
昔は夜遅くから松竹座で新人の落語を毎月やっていたのを入場料が安かったこともありましたが良く聞きに行きましたが、不思議なことにいまだに関東の名人と呼ばれる人の落語がいまいち好きになれない、きっとライブで見たらいっぺんに変わると思うのですが・・・
昨日のつかみの面白かったのをひとつ
「あそこの奥さん事故で顔を顔がぐちゃぐちゃになるぐらいの怪我しはったんやてえ」
「まあ、それは可哀想に」
「でもうまいことに手術したら元の顔に戻れたらしいわ」
「まあ、それは可哀想に」