美食主義の果ては

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商業捕鯨禁止
久しぶりにクジラを食べたのだがこの刺身は実は初物である、写真を見てどの部位か当てたら凄いと思うがまず不可能である

刺身はクジラの「肝」、量が少ないのと少しお酒が入っていたので感想にはすこし「?」が付くかも知れないが、美味である!何に近いかというと、タレの味(甘めの醤油ダレだがニンニクとか色々入っていた)にも影響されているが歯ごたえと言いほんのりした甘みと言い馬刺に近い

クジラの肝と言えばまず浮かぶのが「肝油」私の住まいの直ぐ近くに今もメガネ肝油本社がある、小学校時代の栄養補助食品として給食時に出されたが有料だった、我が家は見事なぐらいの没落家庭で食べたくない級友のお下がりに有り付いていたが、肝油を噛んでしまったら大事で口の中は生臭い油?で充満して少々うがいしてもその味は消えない代物だった、その後肝油は糖衣錠やカプセルになり飲みやすくなったが経済が少し上向き、栄養失調と言う言葉が死語になると同時に給食から消えた

肝油には大量のビタミンAとDが含まれている、現在出回っている肝油はほとんど鮫から作られているがどんな味がするのか一度試してみたい気がするのだが(笑)

しかし食べた肝は油臭さも生臭さも無いので同じところかと疑ってしまう、ブログを書くに当たってネットで少し調べたら恐ろしいことが載って居るではないか、それはクジラの肝臓には大量の水銀!が含まれている思わず唸ってしまった、頭をよぎるのは未だに結論を見ない「水俣病」のことだ、こうなると美食も命がけで取りかからねばならないのだ

勿論常食ではないので体に蓄積される事もないが、それより普段市販されている添加物満載の食品の方が体をむしばんでいます、特に着色剤にはくれぐれも御注意あれ

1972年から段階的に商業捕鯨禁止が進み今ではまず食卓に載ることがない、アメリカの黒船来襲も捕鯨のための補給港探しで日本を訪れたのだが、そのころのアメリカ捕鯨は日本のように食用が目的ではなく鯨油のみ、残りの身も皮も骨もすべて海に捨てるという蛮行を行っていたのだ

BSE騒ぎで今アメリカ牛肉の輸入が騒がれているが、何だか黒船来襲に似てまさにアメリカ経済の支配下にドンドンと日本が取り込まれている現実を感じるのは私だけだろうか?

鹿ノ子・尾の身・赤身・コロ・オバケ・・・「鹿ノ子のハリハリ鍋と尾の身の刺身をたらふく食べたいのう!」
Commented by GuGuGammo at 2005-12-04 19:06 x
.。o○ううむう。。。\(^o^)/
流石にわかりませんね。。~('O')~
某石川島播磨から小笠原の漁協に転職
した先輩がいたので、昔々遊びに行った
ときに調査捕鯨の船が立ち寄るらしく
漁協の冷凍倉庫に鯨のいろんな部位が
あるのを食させてもらいましたがこれ
は初めてお目にかかります。。。
凄いな。そうそうあの時食べた海亀の
刺身はおのみよりうまかったです。
食の多様さ、旨さも幾星霜ですね
Commented by GuGuGammo at 2005-12-04 19:11 x
.。o○これってとあるところに行けば
食させていただけるでしょうか?
是非ともいま食べたい一品です。
酒は持参したいが。。。。\(^o^)/
Commented by PUSH-PULL at 2005-12-05 09:35
「クジラの肝」は貴男もご存じのお店ですよ(笑)
先日も妊婦への魚介類の摂取と水銀の注意事項が記事になっていたが、クロマグロ・メバチ・キンメ・メカジキなどは週一回で80グラム、寿司一貫でで15グラムで中トロ6貫でオーバー
鉄火丼だともうアウトなのです、チキショー!
by PUSH-PULL | 2005-12-04 10:45 | うまいもん | Trackback | Comments(3)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


by PUSH-PULL