ウエダ リクオ

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Mind of Wind
ずっと以前から何処かで何度か作品を見ているのだが何処で見たのか記憶が定かでない、いつの間にかその存在が記憶の中にあった
先日始めてご本人にお会いした、華奢な方で作品の同じように爽やかだった、私より少し下の世代だと思うがずっと風を追いかけ作品を作っている、丁度お会いしたとき私自身少しアルコールが入っていたのでいつものように馬鹿話を始めそうだったので、作品を賞賛するところで打ち切り立ち去る(笑)

ウエダ リクオ_b0057679_873344.jpgネットから無断でダウンした自動ドローイングの作品、枝にくくりつけられたペンが風でお絵かきする、写真そのものも美しいく思いっきり伸びやかで楽しそうである
今春奈良で一緒にグループ展をしたことのある三瀬夏之介氏もクラシカルな平面と違って立体ではよく似た空気感のある作品を作っていた、特にハシゴが天に伸びる作品がそうである

風で動くと言えばモビール、つまり動く彫刻と言えば「アレクサンダー・カルダー」、誰もが良く知っている作品に至るまでに針金を使ったミニチュアサーカス団なる作品があるのだが、きっとこんな軽やかな空気であったに違いない

どうしても針金を使うとどこか作品が似てしまうのは否めないが、多くの作家が重力を感じさせないこの素材に挑戦し面白い作品をたくさん残している、何よりも材料代が安い

「風」素晴らしいテーマであるが今の日本で一番欠けている思考かも知れない、HPで彼の作品を見たが何時も風を追いかけている、車から飛び出た尻尾、小屋から飛び出た尻尾、反対の室内側には絵筆が取り付けられせっせとお絵かきをしているのです

余計なお世話:ずっと作り続けているウエダさんのことを何も知らずに書くのは気が引けるのだが、写真を見る限りやはり取り付け金具がちと気になった
by PUSH-PULL | 2005-10-16 08:10 | アート・デザイン | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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