利便性

利便性_b0057679_952663.jpg玄関
今朝狭い階段を体を斜めにしながらバケツに水を入れソロソロと上るおっちゃんを見た、真っ先の頭に浮かんだのは「危ないなあ・・・何故?」

インテリアの仕事でも商品のデザインでも絶対に外してはいけないのが利便性である、どんなに格好が良くっても使い勝手が悪いと価値はない、最近「こいつら何考えとるんじゃい!」と思うデザインに多々遭遇するが、一つはデザイナーの馬鹿さ加減と、もう一つはパソコンにある

昨日も書いたが建坪10〜15坪の三階建てはすべからく一階に駐車場を取り、そのすぐ横に急な階段で玄関へと続く、この階段が屋内並みの傾斜でひどいところでは踏み込みより立ち上がりの方が長い有様、どうしてこんな不便な玄関が建て売りでマニュアル化されているか解らないが危険きわまりない

その危ない階段によりによって植木である、多分最初は1鉢だったのがつもり積もって・・・怖〜!
今部屋の掃除をしているのだが部屋を一歩退いて見ると所狭しとガラクタがうずたかく溜まっているのに気づいたのだ・・・怖い

人間事ほど左様に自分の身の回りのことになると盲目になるものである
・普段使ってコーヒーカップの汚れ
・歯ブラシの根元に付いた白いかす
・アイロンのかかっていないハンカチ
・すり切れた財布
・毎日使っている椅子のホコリ
・冷蔵庫の手あか
ああ気が付いたことだけでも薄ら寒いのだが、そこに日常では慣れてしまった自分がある、そんな細かいことと気にしていたら生きていけないと笑い飛ばせる掃除嫌いの方は忘れて欲しい

話はパソコンに戻るが、ド素人でも少しアプリケーション操作を学ぶだけでモニター上では何とか様になる形が出来る、平面に書かれた図から立体を頭の中で誰でも作れると思っていたがそうでもないらしい

この立体感覚の欠如した人間がデザインすると理論的には存在しない形が出来上がるのである、グラフィック(あくまで平面)では面白ければ何とでもなるが、立体となるとそうはいかない
同じタイプの人間がスポンサーの場合は大変で、相手が図面が読めず何事も模型&現場主義になり無茶無駄が連発されるのだ
by PUSH-PULL | 2005-09-02 09:11 | ご託&うんちく | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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