犬のお散歩でタイミングよく犬仲間の二人の方から同時に珍しいモノを戴いた、きっと明日は何か良いことがあると思ったら南方から台風7号がやってきた
一つは「カメの手」でこれはフジツボの仲間、多分食べるのは2度目だと思うが味の記憶はない、最初は楊枝で上からほじくりだしていたが、途中でふと気づき下の柔らかいところを破ると簡単に取り出せることが解った、何とも言えない美味しいと言うか何というか水分をすすってからちっぽけな身を口の中に放り込む、甥っ子が「そう言えばこの食べ方『美味しんぼ』に出ていた」と言ったぐらい絶妙の味である
問題は袋を破いたときにぴゅっと水が飛び出すことで、おかげて食卓のお向かいさんや自分の顔中に引っかけてしまった
しかしまあ何と食欲のそそらない風体だろう!あの岩場にびっしりと張り付いた姿を食べながら思い出した、収穫は素手ではまず無理で、ましてやこの姿を見たら採ろうとも思わない
貝類は代表的なサザエに始まってどれも大好きだ、食べるのにちょっと手こずるものもある、一番困ったのは四国の牟岐大島(無人島)へヨットで出かけたときに潜って大量に捕獲した「しりたか貝」でこれがまた大変、殻が固すぎてたたき割らないと食べれないのだ
潜って沢山採ったものにはガンガラ・サザエ・ばふんウニ・トコブシ・アワビ・バケツ一杯のアサリなどがあるがカメの手はこれらと比べると食べるところは一番小さい
よくぞカメの手と名付けたもので見ればそのまんまである、忙しいとき借りたら手がいっぱいあって役立ちそうに思えるのだが、本人は岩場を離れるわけにはいかないのでこれは無理だろう
気になって調べたら、「猫の手を借りる」なる言葉は明治時代に鼠駆除に必要としたところからで、犬には税金がかかったが猫には飼育手当が出たとか
もう一つの珍しいもらいのは明日のブログにて、これにてチョン!