フェルメール
ここんとこ何故か美術館続きで、昨日行ったのが天王寺の市美術館、ブリューゲルの時もルーブルの時にも感じたのだが著名な作品が余りにも少ない、今回も好きな「真珠の耳飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」などは来ておりません
昔ゴヤやマグリットなど著名な作家の展覧会は殆ど行っているが、その頃は作品点数も多く見応えのある展覧会だったのですが・・・今回もフェルメールが寡作なのは知っていたが6点だけで同時代の作家の作品が大多数
フランドルから続く写実主義全盛期のきめ細やかな作品のオンパレード、大学で美術史を勉強したときに有名な作家の名前と作品を知った、個人の趣味としては写実よりもその後の印象派の方が好きで、さらに抽象からシュールリアリズムとどんどん好きになっていった,そして填まったのがコンセプチュアルアートの世界で、未だに填まったままなのです
フェルメールの時代のテーマは上流社会の日常のと宗教の題材が多く、室内の絵は全部左からの外光、タイトルも手紙を書く人に手紙を読む人など普通のテーマが多いのが不思議、ただただひたすらに精密な写実、単眼鏡を持っていったのですそのタッチの細かさには驚かされます
下の絵はがきがお土産に買ったフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」、右の葉書の裏には「ダー子」の文字があったのだが作者の名前がありません
ダー子を調べたら映画「コンフィデンスマンJP」で長澤まさみが演じたの主人公の名前で、その詐欺師ダー子が描いたとされるフェルメールの贋作だったたのです、贋作とコラボするところが面白い