「ライアン・ガンダー展」その3

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日常の中で

上の作品は部屋に一杯転がっていたアクリルの玉、近寄ってよく見ると、ドローイングした小さな紙がアクリルの中に閉じ込められているのですがとても美しい、そう言えば以前アクリル鋳型の仕事を時々していましたな、安藤さんデザインのトロフィーとか・・・


最近は美術館の照明がLEDのおかげで格段に良くなった、スポットも色々な形に簡単にできて作品がいっそう華やかになります、逆に中之島にある東洋陶磁器会館などは、自然光を利用した展示でこれこれで美しい


明かりと言えば、大学時代授業をかねて奈良の新薬師寺に行ったのですが、ビックリしたことに薬師如来の周りにある十二神将を見るために、お堂の回りの扉を全部開けて明るくしてくれたことがありました


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こちらは立体作品らしい出来映え、どの作品も仕上がりが素晴らしい、なにげに架けられた布の素材がMarbleだと知ると驚きませんか!この大理石、石らしくないマテリアルで騙されそうになります



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逆にこの展覧会で一番「?」が付いた作品、壁の端から端まで凄い数のフィギアが並べられている、タイトルが「僕自身の造形言語の複雑さにまみれて」、このあたりは神的存在のデュシャンに通じる物がありますな、たとえば鳥かごに角砂糖のようなものが入った作品は「ローズ・セラヴィ なぜくしゃみをしない?」でした


ガンダーの作品はどのタイトルも説明的というか難解というか考えさせるように作られている、上のアクリルの球は「何かを描こうとしていたまさにその時に僕のテーブルから床に滑り落ちた1枚の紙」・・・だって


考えたら展覧会を見ても写真がないから何時もブログアップは1回が殆ど、撮影できたことは非常に有り難い、おまけにカタログが売り切れていて、無理して買った作品集、重さかが多分3㎏は超えているとも思われます、ページ数も551もある



by push-pull | 2017-06-25 09:39 | アート・デザイン | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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