私たちは何処まで近代史を習ったのだろう?ひょっとしたら時間がないとか云々で授業の最後は駆け足、それでも第2次世界大戦まで届かなかったのでは・・・それがこの有様だ
韓国では独島という、韓国の鬱陵島(うつりょうとう)からは約92Km、日本の隠岐島からは北西約157Km、島の歴史は歴史書を読んでも良く判らない何故ならどちらも自国のための歴史だから
水もなく平坦ところもほとんど無い、勿論人が住めるわけでもなく昔は誰も何の興味もなかった、ところが漁業権云々の領海問題が派生し始めてから話はややこしくなる、1905年に明治政府は竹島を島根県に編入し韓国そのものを植民地支配してしまった、勿論この時の韓国は日本の占領下にあり文句も言えなかった、しかし第二次大戦終戦後GHQの覚え書きで竹島は沖縄や小笠原と一緒に日本行政権外になる、素早く韓国はあの有名な「李ライン」を設け韓国の中に取り込んでしまったのである
さて本題の教科書問題だが此処に中国が登場し話はもっと過激になる、ここ数日の反日運動、ジャパンバッシングは連日の報道で誰もが気にしていることなのだが、此処でも今までの事なかれ棚上げ主義の結果がそうさせている、南京虐殺・慰安婦問題など戦後処理もせぬまま未だに謝罪も賠償もない、そう言った意味ではドイツとは雲泥の差があるが勿論アメリカの庇護の元の怠惰なのだろう
そこにポチの靖国参拝や尖閣諸島、竹島という元々の火種に日韓協約からの100年目の年に外交手段も何も持たぬ一地方都市の島根県「竹島の日」なるの宣言が火を点けてしまった、もっとも誰が火を点けなくて常任理事国入りなどで自然発火しただろうがね
驚くのは今度の文部科学省の動きだ、アメリカのネオコンにも似た日本の天皇制復活の右翼集団でもある「新しい教科書をつくる会」の歴史を歪曲した教科書をさらに修正させたことに問題がある、つくる会指導の元に今までろくな本を出版しない扶桑社の中学生公民教科書で竹島の占拠を「韓国の不法占拠している竹島」と代えさせたぐらいだから目に余る
勿論今まで問題になっていた南京大虐殺事件、無理矢理の日本名に代えさせた創氏改名問題も方端から削除・訂正させている
余りにもバカバカしいのは東アジアに対し「日本の教科書は国定ではない」なる政府見解を出していることである、理数で政府が介入したら野蛮だし、歴史は常に勝者の言葉であるからややこしい、やはり此処は敗者の提起も参考にすべきであろう
人権を無視した条例を作り始めた馬鹿な某都知事や自民党の憲法改正への動きは、どんどん日本の未来をかっての大戦前と同じがんじがらめの世の中に代えようとしているとしか思えないのだ
なかなか言葉不足で思いの丈を書けないのが歯がゆく判りにくいかも知れないが、時には政治に頭を突っ込むのも必要だと思った次第