「工藤哲巳回顧展」を観てきた

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久しぶりの美術館
余りの天気の良さに引っ張られっていうよりも時間がたっぷりあるので、平日の昨日中之島の国際美術館へチャリでお出かけ、自転車で美術館に行けるというのはちょっとしたプチ贅沢かも

私の20代はどっぷりと現代美術にはまり込んでいてコンクールや色々なイベントに参加していた、デュシャンやボイスを初め気になる沢山の作家さんがいるのですが、その中の一人が工藤哲巳さん

日本と言うよりフランスで有名で、個展に合わせ人の度肝を抜くパフォーマンスをやっていた、私自身[THE PLAY]というハプニング集団に所属していたのでなおさらかも知れません

6センチ近くある回顧展のカタログを買ったのだが、彼は55才という若さで亡くなっていた、200点に及ぶ膨大な作品群はど迫力で、見て回るだけで疲れます、作品と言っても既存の絵画や彫刻のような約束事に縛られた作品は一切無い

チラシにもあるように
「眼球や鼻がトランジスタと共に養殖され、肥大化された大脳が乳母車に乗せられ、男性器が小魚と一緒に水槽内を泳ぎ、遺伝染色体による綾取りをする人物が鳥籠の中で瞑想する・・・」

彼の作品は決して美しい物ではない、どちらかというとシュールで不気味、しかしそこには放射能やテクノロジーに汚染される未来図が作り出されております、回顧展のタイトルも「あなたの肖像」とあるのもその辺りと繋がっているのかも知れません

日本では篠原有司男や荒川修作とともに「反芸術」と呼ばれていたのだが、その後パリに行ってしまった

美術館は平日と言うこともありガラガラ、パラパラと見かける入場者は私以外全員若い女性というのが驚きで、何処でどうリンクしているか非常に興味があります

乳母車に脳みそが載っかった作品があったのだが、どこからともなく赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる、通り過ぎる観客にはひとつの演出かも知れないが、各部屋ごとに座っている見張りの上品なおばちゃんにしたら延々と流れる鳴き声のSEは苦痛だと思われる

彼の作品は飾り付けするだけで大変だと思われるが、彼自身の展示のスケッチというか手書きの説明が有りました、そのスケッチが非常に判りやすく、作品とは別次元の空間がありました

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by push-pull | 2013-12-04 09:15 | アート・デザイン | Comments(0)

公園ののららちゃん 良い顔してます


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