この窓は北面にあったはずでこの日は薄曇り、写真を改めて見ると何故か光の反射が?窓の中の白いスリットは壁の木漏れ陽、実はこの家は屋根も一部落ちていた、空き家になってから何年も経つとも思われる
朝の散歩で気が向くと知らない細い路地を探し求めてさまようのだが、私の住む福島区では空き家は数えきれずで、その中でも今にも壊れそうな家もある、何れ我が家も同じ道をたどると思われるが、今のところなんとか生活できている
昨日久しぶりに土砂降りの雨が昼過ぎ上がったので郵便局廻りで銀行へ、郵便局はAmazonの関係で度々行くのだが、銀行の方はほぼ月に1、2度で記帳が主な用事、振り込みなどは在宅のままネットバンクを使うので五十日(ごとび)に並ぶことはない
個人用と仕事用と二つの銀行を使っている、仕事用の銀行は支払機が10台ほどあるのだが、20日や25日はちとやばい、その25日だったとは銀行に着くまで気づきませんでした
ATMの方は全部ふさがっていて列に3人、記帳だけなので専用機の所へ、前には私より背の高いGパンに毛皮の襟の付いたジャンパーの兄ちゃんが一人だけ、直ぐに済むと思っていたのだがどっこい、延々と「チチチ〜、チチチ〜」と印字の音が鳴り続ける
ATMの並んでいた人はとっくに終わりその後も10人以上は済ませて帰って行く、次々と客が入ってくるのでずっと5人から10人は並んでいる、少し客足が途絶え並ぶ人が減ったので私はエイヤーっとATMの列に移動
まもなく私の番、記帳も終わり、帰りがけに記帳専用機の前を通るとさっきの兄ちゃんがまだ立っている、そして「チチチ〜、チチチ〜」の音が、彼は苛立つわけでもなくのんきの携帯をいじっているではないか
およそ20人以上ATMの機械を使う時間の間、ずっと記帳していることになる、彼の預金通帳はきっと文庫本並みの頁があるに違いない、そして私と違って銀行に記帳にやって来るのは年に1度あるかないかなのだ、私が傘を取って銀行を後にするときもまだ彼は頑張っておりました
昨日と打って変わって今朝は良い天気、その分冷え込んでおりますがそれでも遊歩道では野宿の人が二人、一人は寝袋、一人は服を着込んで上からビニールシート
今日は久しぶりの屋外の現場仕事の立ち会いです