昨日ATCへ訪れたときの写真をアップしたが、今日はその主目的の学生デザイン賞の話し、新聞を購読されている方はご存じだと思うが、毎日新聞主催でもう44回目とか、私は美術畑でスタートしたのでこうしたデザイン賞は無縁なのだが、入選作品の実物を見るとどれも面白いと言うか非常にレベルが高い
見るきっかけになったのは審査員の友人を介してトロフィーの製作を依頼されたからである、これまで製作していた宝飾会社が何故か辞退、見積もり競合の後に請け負ったものの写真はあるが図面等一切存在せず
写真から図面を起こし、時間があったのでレンダリング、次席「銀の卵賞」は実物があったのでそれを参考にスケールアップした一等の「金の卵賞」を作図決定した
鏡面のステンレス台の上にアクリル鋳型に金メッキされた卵が浮いているというもの、製作ロットが1個なので少し高価なものになってしまいました、デザインは著名なグラフィックデザイナーです
入選作品を見ていると、もうプロの領域に達している人が多く、本当にこれが学生と思われる程で直ぐにでも現場で働けること間違いない、また何でこれが入選?と思われる作品もあり部門によって差が激しい
パネル審査で選別し模型あるいは実物審査だったらしいが、皆さんパソコンを見事に使いこなしています、グラフィックやID等のパソコンを使ってする仕事は、昔と違って格段の進歩というか差があるのだが、テキスタイルや服飾などは昔とあまり代わり映えしておりません
しかしこうして考えるとパソコンと道具って凄い武器であることは間違いないのですが、ならばこそ武器から離れた発想が一番大事だと
※下の写真に気泡らしきモノが見られますが、保護シートが貼られたままなのであしからず