2年近く大阪市内の橋の話しをアップしているが、コメントの書き込みで初めて知ったのが「嘘字」の話し、上の写真を見て頂きたいのだが「片」の文字の止めが右にはねているのである
橋の名は今日アップする「片二橋」、平野川分水路で立て続けに片の名が付く橋が6橋続いたが、嘘字の片の橋が3つもありました、コメントの書き込みでは自分の戸籍の名が嘘字の「片」が使われていて、正しい片の名にするのに手間取ったらしい
考えれば嘘字で戸籍が成立しているところが面白いというか妙である、今と違ってパソコンもない時代だからどんな文字でも手書きなわけで、書き間違いに写し間違い等色々考えられるが、意識的に作られた文字も多数あるようだ、ならば直ぐにでも現在の漢字に直してあげればいい物をこれまた役所仕事
そう言えば国民年金の帳簿もとんでもない人数の間違いが見つかり未だに訂正したという話は聞かない、おまけに記入だのに使われるPCだの人件費に何十億という税金がつぎ込まれても一向に埒があいておりませんな、漢字に変換できない読みが一杯存在するわけで、ましてや嘘字で戸籍が登録されていれば変換不能であります
漢字は公文書の当用漢字だの学校の教育漢字だの日常での常用漢字と煩わしいフレームがあるが、名前用にも人名用漢字というものが存在し常用漢字+α、笑ってしまうのはわざわざ使える漢字を束縛しながら読み方は自由と言う、つまり当て字でなんとでも読んで良いのです
そう言えば嘘字で思い出したのだが、数年前に亡くなった姉の名が「恵美」なのだが、戸籍の名前は恵の肩に「`」が付いていて日本の漢字には無い文字である
調べていて初めて知ったのだが、漢字にはもう一つ「鈍字」という文字がある、こちらは漢字のお遊びでなかなかおもしろい謎かけである、たとえば
・「厂」と書いて「炭俵」と読む、理由は火が入ると灰になるから
・「Π」と書いて「留守」と読む、内に人がいない
・「次」は男所帯で、女の姿が見えない
架けられたのは昭和52年、まさに近回り橋という印象、近鉄を境に北側が東成区で南側が生野区、地図を見ると線路もこの片二橋も生野区に入っております