ほっといても夜は明けるのだ

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年頭初寒、今朝も堂島川の風は冷たかったのだ
朝の4時過ぎに腹痛で目を冷ましトイレに駆け込んだ、世の中はまだ真っ暗けで改めて寝直したのだが猫が布団の中でうろうろ、6時半に改めて起きたがまだ腹が思わしくない、昨晩の鴨鍋?久々の日本酒?エライお正月である

正月を迎えたのは良いが、去年の事を思うと素直に「明けましておめでとう」と言えない、おまけに私の廻りには猫しかおらず挨拶もない

その昔、新幹線が走りパソコンが広まりかけた頃のこと、東京に出て働く友人に反原発の意思を伝えたのだが、彼は原発がなければ新幹線が走ることもなかったと、「原発を悪とするなら必要悪だ」とも、勿論新幹線を拒否することもなく何度も利用

30歳を過ぎてから京都の九条山を離れ初めてサラリーマンに、大阪のアニメの会社を経てデザイン事務所に勤めたのだが、そこは広告代理店の下請けのSP関連会社、入社の時に「もし自民党と原子力発電所の仕事が来たら、会社辞めさしてください」等と横柄な口を叩いたのだが雇ってくれた

幸い電通がらみの仕事は少なく事務所も小さかったので退社するまで自民と原発の仕事をすることはなかった、広告代理店の仕事をするというだけで少しずつだが心の片隅に罪悪感が塵のように残されていった、勿論こんな事では出世することもない、もし原発の仕事が来ていたら辞めていたかどうか判らずじまい

かろうじて物作りが根っから好きだったことで、この歳まで何とか飯を食いつないでいる、年数が足らず年金もなく死ぬまで働くことになっている、救いのひとつは借金もローンもないこと、昔からのモットーは買うときは何時もニコニコ現金払い

年賀状には愚痴ばかり書いてしまったが、年明けから家中の使わぬものを順次整理を始める、表題にも書いたが時は間違いな進んでいく、ならば楽しく元気に美味いものを喰って、ダメなものはダメとブー垂れながら生きようと思っておりますので、今年もよろしゅうに

暗中軒摸作(サブちゃん)とシャー・アズナブル・マイマイ(まい)が拾われて我が家にやってきてからもう2年半、すっかり大きくなり一緒に育ってきたのに性格も体格もまるで違うのが面白い
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by push-pull | 2012-01-01 09:19 | ご託&うんちく | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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