記憶の真ん中

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1995年1月17日午前5時46分52秒
薄暗闇の中で目が覚めた、直ぐに十五年前を思い出した、多分に昨日のニュースの映像が原因であろう

ギシギシと聞いたことのない音と振動と揺れ、慌てて飛び起きると布団も畳もざらざらで何が何だか直ぐに理解出来なかった、部屋の中は埃だらけで寝室の本箱は全部倒れ本が散乱している・・・

子供の頃の大怪我の記憶と同じで鮮明に思い出され他の記憶と違ってほとんど薄れることはない、何かのきっかけで突然呼び覚まされることがあるのだが、体が一瞬震え上がる

コーヒーとトーストとポテトサラダの朝食を取っている間も、いの一番に同居していた甥に食パンを買いに走らせたことを思い出した、電気も水道もガスも止まり、食べられるものはパン!

甥は何故が食パンを一本全部買ってきたのだが、理由が「レジに人が沢山並んでいたから」だった、おかげで直ぐにパンが売り切れたらしいのだがお向かいさんにパンを分けることが出来たのだ

朝食後の歩きも、地震の後に建てられた多数の家の廻りのとんでもなく背の高いマンションが気になって仕方がない、このビル大丈夫なのだろうか?と

大阪の建坪率はどんどんとゆるめられ、地震対策と相反するかのように以前は作ることの出来なかった高さが認可され、下町にも長屋に隣接し建設中なのだ、震災の教訓など何処にも活かされていないのではないのでは疑ってしまう

下の写真の10数キロ先の高速道路が倒壊したのだが、補強工事もゆっくりで十五年たった今も続いている、町の顔だけは何とか化粧をすませたように見えるが、我が家はさらに傾いたままだし、一つ路地を入ると昔のまんま少しずつ朽ちながら生き続けている
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by PUSH-PULL | 2010-01-17 09:31 | 私事 | Comments(0)

公園ののららちゃん 良い顔してます


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