ステレオと言ってもオーディオではなく立体画像のステレオ写真のことで、コンピュータのCGや3D画像ではない(これはあくまで3次曲面の平面画像)
カメラが発明され、一般に普及され始めた頃から立体写真が存在するところが面白い、写真(スライドショーなど)そのものが娯楽として成り立っていたと思われる、その頃に2枚の写真で立体画像が出来ると考えた人はエライ!
簡単に言えば目が二つで立体、右目で見た絵と左目で見た絵を作り同時にそれを眺めたら立体になるのはごく判りやすい原理です、そして歴史は繰り返すのだが流行って廃れて・・・・
何年か前に脳内革命(アホが直るとか言うふれこみ)とかで「ランダムドットステレオ」という絵が流行ったのをご存じですか?画面一杯点々だらけですがじっと眺めていると立体画像が浮かんでくると言うしかけ
そう言えば携帯でも立体画像で見えるのが出始めましたな(これは多分画面上の細かいフィルター処理かな?)
普通の立体写真としては、赤青メガネで見る「アナグリフ」がある、上の写真が先ほど自宅で製作したアナグリフです、カメラは先日ケルンのオークションで購入したあこがれの「じゃじゃ〜ん、ライカM2」だ!、デジカメ左右移動撮影の2枚画像をコンピュータ処理(処理と言っても画像を読み込むだけ)をしたものです、
お手持ちの赤青メガネで見てくださいカメラが飛び出してくるでしょう、エッ持ってないって残念!
他にも2枚の画像をプリントし横に並べてひんがら目で眺める立体写真(交差法と平行法があるだ)
この方法で一番綺麗なのは、ビュアーを使って2枚のポジ(スライドフィルム)を透過光で見る方法があります
皆んなで見る時は映画館でやっている立体映画方式で、2枚の絵を偏光レンズを通して一つの画面にして、それを私たちは同じように偏光フィルムのメガネで鑑賞する、この方式は面白いのだが個人でやるにはちょっとコストがかかるのが難点
でも会の方はどんどんパソコンやプロジェクターを使ってがんがんやっとります
丁度今、サントリーのアイマックスシアターで超大型立体アニメ「サイバーワールド」を上映してますよ、一度で良いから立体映画を体験してみてください、凄いですから
余計なことかも知れないが、ステテコとステレオは語源が同じではないかと思っている、2ッに別れたモノを一つにまとめ認識するのですから、しかもそのものには自立性はなくあくまで人間の視覚的肉体的補助用品で、結構役に立っているのだ