魔界京橋

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いろいろありますなあ
久しぶり京橋方面へ出かけた、最初の写真が三喜徹雄「エプリルフールの猫町」展、大阪城公園駅の近くのアトリエで作品を発表というか制作しているというか・・・覗くと大学時代の友人など、即焼酎のお湯割り、モーター仕掛けでカタカタ動くブリキの作品が絶品!

京橋へ腹ごなしにぶらぶらと出かける、まさに京橋はごちゃ混ぜ文化の桃源郷で十三と張り合っていて別名「2次会の町」、どの立ち飲み屋もはみ出しそうになるほど満員ですぐ横はギラギラの行灯で客引きの兄ちゃん

裏通りの小さなカウンターだけの初めての中華料理屋に入った、母と娘が客席に座っていて客はゼロでいささか危険な匂い、美人の親子の会話は完全に中国語でさっぱり解らない、紹興酒を1本頼み燗をしてみんなで戴く、注文した餃子も漬け物もピータンも焼きめしも驚く無かれ抜群に美味しかったのである、名前は忘れたが麩で包んだシュウマイに似た肉団子がこれまた旨かった
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時間が来たので京橋駅ロータリーへ、JRと京阪をつなぐロータリーはひっきりなしに人が行き交う、月2回水曜の夜はデカルコ・マリーのダンスパフォーマンス、彼が踊っていてもすぐそばを何も知らずに通り抜ける人との対象が面白いのだ

ダンスの後はみんなで裏通りの「京屋」の2階へ、かなりでかい大衆酒場で肴がほとんど三百円前後、ビールにお湯割りにタコにハモ天にイワシのフライに揚げ焼きにフライドポテトに・・・割り勘で一人千円でお釣りがあった
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広場で一人ギターを抱え唄う「いきものがかり」のボーカル吉岡聖恵を彷彿とさせる彼女が可愛くて歌もうまかったのが印象的
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4月だというのに大阪の夜は冷え込み桜の季節とは思えぬぐらい寒い、何故か京橋のゴミ箱はビールの空き缶が多かったのだ

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<八百八分の五十八橋>今日で東横堀川はおしまいでこの橋のすぐ北側が大川が二つに分かれたばかりの土佐堀川、土佐堀通りはこの場所で少し北へ曲がっているのだが、まっすぐな方が昨日の今橋で曲がった土佐堀通り橋が「蘆屋橋(よしや)」、この橋は今まで何度も渡っているのだが橋の名前を認識したのは恥ずかしながら初めてである

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昔この橋を西へ渡ると築地とも呼ばれた蟹島遊廓があったとか、これも初めて知りました、またこのあたりまで中之島も伸びておらず大川を見るのも天神祭を見るにも絶好の場所で料亭や旅館がたてられ発展したとか、現代の橋は昭和41年建造

「あし」が悪しに通じるのを忌み嫌い「よし」と言い換えたらしいが、漢字の方も「葦・蘆・葭」と3つもある、言い換えるぐらいなら最初から「よし」だけにすればいいものを、日本語って複雑なのだ

「人間は考える葦である」・・・これはやっぱり「あし」ですな
出典の「パンセー(思考)」はパスカルの著書だと思っていたら、彼の死後に膨大なメモを編集して作られていいました
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by PUSH-PULL | 2009-04-03 08:50 | アート・デザイン | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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