堂島川遡上

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河川仕様
堂島川沿いの遊歩道をすたすたと歩きながら後ろから来る船を眺めていたら、上船津橋を抜けて丁度私の横に来たあたりから乗組員が急にあわただしく動き出した、何事かとカメラを向けた

船は減速された、コックピットにいた乗組員二人は持ち場を離れて舵はフリーでもそのまま直進する
1,コックピットのオーニングが二人がかりではずされ後ろに移動
2,驚く無かれコックピットの前にある煙突が取り外された、背の高い部分はなくなり堂島大橋へ向かって通りすぎていく、充分余裕がありそうなのだが乗組員は二人とも首を心持ち傾けているのが可笑しい
3,堂島大橋を過ぎた船は再び加速し次の玉江橋へ向かって進んでいった、

この光景は12日(木)のこと、帰って調べたら大潮で干満差が150cm近くあり丁度満潮直前だったのだ、もちろん川は川下へ流れず海から5,6キロ離れているのに上るという不思議な光景が見られます

何度かこの船よりもっと大きな砂利船がこの川を行き来するのを見たことがあるが、低い橋にさしかかるときは甲板の最後部に取り付けられた大きなラット(舵輪)のチェーンをはずし舵を後ろに倒してから橋をくぐるのを見たことがある、きっと大潮の満潮前後だったと思われる

そう言えば大川を行き来する観光用の水上バスに乗ったことがあるが、低い橋にさしかかると客室の屋根がぐっと下がるシステムになっていて驚かされる、水上バスは堂島川は天神橋から二つめの鉾流橋手前で土佐堀川は3つめの淀屋橋手前までしか下ってこられないのだ

車でハンドルを放すなんて考えられないのだが船の慣性力は凄いのであり、急に減速するときはプロペラを逆回しにする、どんな小さな船でもこの慣性の感覚を身につけておかないと接岸するときとんでもないことになる

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<八百八分の十六橋>昭和十五年、長さ65m、連続鋼鈑桁橋の「伯楽橋」、この長さというのはどこから何処までの長さを言うのか気になってきた、橋の構造を書いても上からではさっぱり判りません(笑)少し前にお色直しをしたので橋は綺麗になっております、橋を渡った真正面に松島公園野球場があり、ちゃんとスタンドもナイター設備もある球場です

木津川をさらに松島橋から下るとこの伯楽橋、写真では判らないがこの下を地下鉄長堀鶴見緑地線が走っていて、次の駅が千代崎で大阪ドームがある、そして正面の野球場の向こうに今も堂々と遊郭松島新地が営業をしております

調べて始めて知ったのが、名伯楽と言う言葉をご存じだと思うが、「伯楽」とは馬の善し悪しや病気を見抜く名人のことらしい、私はてっきり学者だと思っておりました、お恥ずかしい
by PUSH-PULL | 2009-02-14 08:51 | 写真 | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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