「莫大小」と書いてメリヤスと読む、読んで字のごとくまさにメリヤスらしい当て字で面白い、そして写真の建物が「莫大小会館」、丁度堂島大橋の北詰の所にあるのですぐ判る、佇まいが美しい
少し前までもう少しベージュ系の地味な色の建物だったのだが、リニューアルされ今はギャラリーやおっされ〜な店が入っている
あの「キョーレオピン」で一躍名が売れた湧永製薬もこのビルに入っていてでかい看板がビルに掛かっていたが今はない、調べたら1929年(昭和4年)築で宗兵蔵設計となっていた、驚くのは洋風建築にもかかわらず4階の西側ががなんと切妻づくりなのである
増築を重ねたらしく中は迷路のようになっている、今度は昼の時間にカフェーやギャラリーがあるのでゆっくりと散策するつもりである
大阪の中心部には大正から昭和にかけて作られた装飾性の高い手の込んだビルが多数あるのだが、情けないことに保存などと言う感覚は企業にはない、片っ端から取り壊されていく様を見ているのは非常に悲しいのだ
現在の情報社会としての利便性から考えると使い勝手は悪いかもしれないが、リニューアルして生き残る道は色々あるのだが・・・
中心部にボコボコできたファッション系のガラス一杯の建築物は、見た瞬間シャープでお洒落で格好いいと思うのだが、いざ中に入ってみると何と居心地の悪いこと、長居する気力が萎えてしまいもう一度行きたいとは思わない、つまり「痛い!建造物」なのである
<八百八分の九橋>今日の橋はナニワ筋の朝日放送の南側にある「玉江橋」のさらに南、ナニワ筋が土佐堀川を渡る「常安橋」、親柱も玉江橋と同じでモダーンで新しい
中之島は東西に細長く3キロほどなのだが、このナニワ筋あたりが一番幅が広く地図で測ったら約330ある、誰もがよく知っている御堂筋・四つ橋あたりの中之島は100mそこそこしかない、下の写真は橋の真ん中あたりから、おめざし始めた大阪の中心部を見る
※無断で莫大小会館の写真にリンクを張ったことをお断りしておきます、申し訳ない