物の認識手段

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はかる
計る、図る、量る、測る、文字にすると同じ「はかる」でも意味が異なるのだが、意外と無意識に間違った使い方をしていることが私自身ある

・計るは計画の「計」で、数量や時計に将来にと一番幅が広く、これを使っておけばとりあえず間違いない
・量るは一番判りやすく、量と重さなどがあるが推し量るなどという使い方もある
・測るは今日の写真の場合で、長さや広さなどを調べるときに使われる
他にも人間関係になると「図る」や「謀る」や「諮る」なる言葉もあるが、数量としては表記しがたい

写真の他にも長手の三角スケールやメジャー各種を色々と持っているが、ミリ単位以下になると上記の道具が必要になってくる、Aの三角スケールは縮尺図面用で一般のお方はまず必要ない
三角の各面の両サイドの目盛りが全部違う、1/1,1/2,1/3,1/4,1/5,1/6が基本なのだが、職種によって1/125,1/250などの付いたものもある

Bはノギスと呼ばれ、1/10ミリまで計測できる、計算尺と同じ原理で0.1ミリ単位の表示が旨くできている、昔は全部金属製だったがこれは特殊な樹脂で非常に軽く扱いやすい、百均にもあるぐらなのだが誰が買うのだろう?
ノギスの左下の突起物が外寸を測り上が内寸、スライドの時に右に出てくるところで深さも測れる優れもの、0.1ミリあたりまでが私が仕事で使うことのある数値

先日カメラの会で入手したのがC,Dのかなり年代物のマイクロメーター!で久しぶりに必要のないものを買ってしまったのだ、こちらの方は1:100ミリまで長さを測ることが出来る、私の知っている使ったことのあるマイクロメーターはもっとシンプルな形で全部ネジ式だった、これは驚く無かれスライド式、調べて判ったのだがDの測定精度は1/20でした

別に1/100の単位には用はなかったのだが、見てくださいこの形!今時の工具では想像も出来ないデザインで非常に楽しい、Cの名前がPEACOCKでDが鶴城、調べたらPEACOCKが尾崎工業の商品名で今もマイクロメーターを製造、鶴城の方は鶴代屋と言う歯車の加工屋さんが見つかったが関連性は不明

物の認識手段_b0057679_7525294.jpg日本大工道具で秀逸なのが墨壺でこれだけが異色、中には芸術品の域に達したようなものがあるが、もともとの形からして墨壺はかなり変わっているのだ、昔は墨壺の名の通り黒線だけだったが今はカラフルな線が引ける墨壺?が出回っております

Dはジャンクで錆で満足に動かなかったのだが少しの注油と研磨で復帰!しかし今日の朝刊の一面1枚の厚みが0.07ミリと判ったからってどうなんやろね(笑)
by PUSH-PULL | 2009-01-16 08:04 | ご託&うんちく | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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