もう何年になるだろうか、毎年12月になると赤と白のシクラメンを買う、そして玄関の植え込みに一鉢ずつ、航海灯になぞって内から見て左が赤で右が白・・・上手くいけば3月一杯くらいまで花が咲き楽しませてくれる
年末のTV番組は特番だらけ見るともなしにウロウロしていたら布施明が出てきたがやっぱろ歌は上手い、一緒に歌おうにもプロの歌手は訳もわからぬところで歌詞をのばすので歌いにくいったらありゃしない
歌詞を調べようとネットに接続、おもしろ記事に遭遇した、テレビでも言っていたがシクラメンには香りがないのだがこの歌が爆発的にヒットしたおかげで香りのあるシクラメンが研究され、20年もかかって品種改良されに日本で世界初の香りのあるシクラメンが出来上がり今や芳香シクラメンが人気だとか
「シクラメンのかほり」
真綿色したシクラメンほど 清しいものはない
出逢いの時の君のようです ためらいがちにかけた言葉に
驚いたように振り向く君に
季節が頬をそめて過ぎてゆきました
うす紅色のシクラメンほど まぶしいものはない
恋するときの君のようです 木もれ陽あびた君を抱けば
淋しささえも おきざりにして
愛がいつのまにか歩き始めました
疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう
うす紫のシクラメンほど 淋しいものはない
後ろ姿の君のようです 繰れ惑う街の別れ道には
シクラメンのかほりむなしくゆれて
季節が知らん顔して過ぎてゆきました
疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう・・・・小椋佳 1975年
歌詞の中にシクラメンの香りの話が出てこない、シクラメンは清しく・まぶしく・淋しいものなのだ、しかも「かおり」は旧仮名遣いでも「かをり」であって「かほり」ではない、シクラメンは香りもなく「かほり」とタイトルにしたのは、なんと奥さんの名前が「佳穂里」でこれならば「かほり」で問題ない、そうこの曲は奥さんに捧げる曲なのである・・・あああ、知らなんだなァ〜
我々が買っている一般的な物は 改良された「シクラメン・ペルシカム」
布施明もいいけどこちらもなかなかよろしい(歌のタイトルをクリックされたし)