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シュー

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シュシュッシュー
昨日の俄強風と雨にうってかわり今朝はまばゆい朝日と吸い込まれそうな飛んでもない快晴だ!

この手のネタを書くのはおっさんブログとして少々気恥ずかしいものがある、おまけに立て続けの食い物記事なのだ、しかし食い意地の張った私としての食い物記録として残す必要性が有りや無しや・・・

先日犬仲間の主婦に極上の手作りの焼き肉のタレを差し上げたお返しに戴いた、食べ物の写真はなかなか難しいのだがデジカメのおかげで何度でも撮り直しが出来るが今回は2枚目でOK、なかなか美味しそうに撮れているのではないかと自画自賛

戴いた袋には、フランスパン フランス菓子「ビゴの店」BIGOTとありました、芦屋を中心に店舗展開しているようだが、残念ながら大阪には無い、どうもフランスパンが美味しいらしい、ネットで調べて判ったのだが、なんだかここのマカロンを以前食べたような記憶が・・・

以前姪が同居していた頃は色々な洋菓子に巡り会うことがあったが、自分のために買うのはおかきやあんこ系が多いのでアチャラのお菓子を食べるのは久しぶりである、なかなか濃厚なクリームである、小振りなのだが何個も食べると・・・

左は普通のシューのように充填せず、シューの上を切り開き溢れるほどカスタードクリームが入っている、文字にして判ったのだがシュウではなくシューでした、弾力のあるもっちりとしたカスタードクリームはかなり濃厚で多分に乳脂肪分と卵黄がたっぷり入っていそうだが旨い

右はミルフィーユスタイルのシュー・ア・ラ・クレーム、シュー生地を水平に切りトップにはカラメルソースが塗られこんがりと焼かれている、間にこれも濃厚なカスタードクリーム、下にはちょっと堅めのシュー生地、初物でしたがなかなかカラメルのパンチが効いていて美味しく戴きました

駅を降りたところに安くてバカでかいシューの販売店があるが味がまるで違う

15年ほど前に禁煙してから敏感な味覚と若い頃の甘い物好きが戻り、肝炎を患ってから酒量も大幅減で無意識にお菓子に手が伸びる今日この頃でございます

英語音痴の私としてはフランス語とは知ってはいたが靴のシュー(shoe)とどう違うか調べたら、スペルが(chou)でまるで違っていた、こちらの方はキャベツの意味
調べついでにカスタードとは牛乳の卵の混ぜモノを加熱凝固させたもの、卵豆腐や茶碗蒸しもよく似た行程だが、牛乳が入らないのでカスタードとは呼ばないらしい、ちゅうことは牛乳を入れた卵豆腐はプリンと同じになる・・・のかな
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by PUSH-PULL | 2008-11-30 08:48 | うまいもん | Comments(0)
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加工
写真という表現は何処まで加工が許されるものなのか?といつも考える
報道としての写真の場合は後で加工するのは色々問題があるが、それでもトリミングされプリントされるときには明るさやコントラストが調整されている

何処ぞのお偉方の写真のように影の角度が違うとかライブ写真かどうかが問題になっているが、今時のアプリケーションだったらフィルム時代と違って自然な合成加工は私にも簡単にできる、そんな素人にも判るような合成写真を発表するだろうか?
なんだかワザとエサを投げ、マスコミに取り上げられるのを楽しんでいるのではないだろうか、自慢げにしゃべる自称評論家のように鬼の首を取ったように写真のアラを突き回すのは視ているだけでも笑ってしまう

これが女性タレントを使った宣伝になるとポスターからCMまで修正していない媒体を探すのが難しい、TVの生放送ではどうしようもないのでデジタルで撮影感度が良くなったとはいえ火傷するのでは無いかと思うようなシワ隠しのライティングを施す、ひょとしたら気にする余り表を歩くときも照明係にスポットを持たせ前から照明を当てているのでは思うぐらいなのだ

一度ここでも書いたが、ドキュメント映像とは非常に危険である、まずトリミングという行為で作者の意志が入りフレーム以外には暗幕がかけられてしまう、カメラマンの感性が良いとより以上のインパクトが出て説得力が増加するが、一つ間違えると違った方向へと導かれていく

写真も含めて最近のマスコミは上からの情報をそのまま検証もせず流すことが多く、報道の誤報が堂々と1面を飾る、政治家に対する質問などはまさにやらせの茶番劇でそこにはスクープなどと言うもはまず生まれてこないのではないだろうか、あの返事で誰も突っ込まないとは、これでは「ボケ」ばっかりで舞台に上がることすら出来ないのである

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by PUSH-PULL | 2008-11-29 08:51 | 写真 | Comments(2)

さらさらカレー

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アジアごはん「麦酒食堂」
先日お店に飾るイルミネーションを探しに心斎橋の本町側へでかけた、丁度お昼時にさしかかったので飯屋探し、ほとんどが「麺類」か「丼」が多い、他にも定食屋さんやイタメシ屋さんが混ざる、昔の繊維問屋街あたりは入りたい店がほとんどなかったが、久しぶりに歩いてみると結構増えている

それよりもっと驚くのは、以前の繊維街はプロ御用達の専門店ばかりでどの店の軒先にも「一見さんお断り」の張り紙があった、人の流れも心斎橋は長堀を境にしてなんば方面は人が一杯で北側はガラガラ、ところが今では長堀から本町にかけても人が一杯で、大半のお店が小売りをしてくれるようになっている

肝心の昼ご飯の話だが何を食べるか悩んでいたらアジアご飯・カレーの文字が目に入った、小さな立て看でもう少しで見過ごしそうだったが、すぐに意見が一致(パイ屋さんのお供)で心斎橋から東へ入ったところにある細い路地のドンツキのド派手でエスニックなお店「アジアご飯・麦酒食堂」を見つけました

入り口も凄かったがお店の中も手作りらしいごった煮のカラフルな装飾と置物が一杯、メニューは東南アジア料理でカレーにフォーにナシゴレン・・・私が注文したのはチキンカレー!同行のパイ屋さんは一番辛そうなグリーンカレー

上の写真を見て頂くと判るが、ご飯は完全にパラパラの懐かしい「インディカ米」、カレーはレモンを搾り入れてからたっぷりのコリアンダー(パクチー)やハーブなどの野菜を入れながら食べる、左上のタレはカレーの中に入っている手羽先用、ほんの少し甘めのカレーだがカレーだけにやっぱり辛い(笑)

今の私はこうしたサラサラのカレーが大好きで、中からニンジン・袋茸・サツマイモと知らない野菜が、汗をかきかき美味しく戴きました、こんな路地裏に美味しいカレー屋さんがあったとは・・・

もう一度今度はお店の名前通り知らないアジア麦酒とベトナム・フォーにフォーガに餅米を蒸した何とか言うものを食してみたいのだ

そうそう、店内ではずっと向こうの映画かドラマらしき映像がモニターに流れていたのだが吹き替え無しなので何を言っているのかさっぱいわからない、時々ベトナム語らしき言葉のCMが非常に面白いのだが、ふと気づくと何となくここは何処?と思うぐらいの雰囲気のお店でした、カレー好きの方是非一度覗かれたし、心斎橋博労町東入るにあります

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by PUSH-PULL | 2008-11-28 08:45 | うまいもん | Comments(3)
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海自給水活動継続問題
ビックリするような水しぶきが上がる、なぜならば彼はバケツで湯をかぶるからである

滅多に見かけない人なのだけれど最初見たときはビックらこいた、とりあえず湯の消費量が生半端ではない、マイ洗面器ならぬマイバケツを銭湯に持ってくるだけでも表彰モノなのだけれど、彼の洗い方がぁ〜・・・

彼の後ろ姿を長めながら顔見知りのおっちゃんと顔を見合わせお互いあんぐりの口を開けるだけ、私が銭湯に入り一連のラドン入りスチームバス→水風呂→お湯→洗い場→水風呂→お湯、その間ずっと体を洗っているのである、それも猛烈に泡を立てて体を洗い泡立て終わると汲んで置いたバケツのお湯で洗い流すのだが、これを5回6回と繰り返すのである

湯船の廻りに入浴客がいないときは洗うとすぐにバケツで湯船の湯を汲み豪快に何杯も何杯も立ったまま湯をかぶるのである

バケツ2個に洗面器と大きい容器のシャンプーとリンスと石鹸と・・・洗い場のカランの回りに並んでいるのを眺めるのは一興である

一度洗い終わると湯船につかったりスチームバスに入るのだが、またまた洗い場に戻りまた体を洗い豪快に湯をかぶる、それを何回も繰り返す、顔見知りのおっちゃんは私に「あんなに体を洗ったら1回で石鹸なくなるのんとちゃうか」と小声で話しかけてきた、それぐらい何度も体をお洗う

潔癖癖か何か知らないがあれほど体をごしごし洗っても、体は至って色白で綺麗な肌で石鹸に負けた風はない

もうひとつすごいのはスチームバスを出ると半数の人は冷水(18〜19度当たり)の水風呂に入るのだが、私で1分から2分なのだが、このおっちゃんが水風呂にはいると湯船につかっているぐらい長水をする、水風呂は浴槽が小さいので暫くは水風呂に入るのを諦めねばならないのだ
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by PUSH-PULL | 2008-11-27 08:48 | カルチャー | Comments(1)

閑話休題

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ということで、なんとなく
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by PUSH-PULL | 2008-11-26 15:52 | 写真 | Comments(5)

アクリルボックス

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透明っていいですなあ
先日、アクリル板を切断し穴あけだけで透明の暖簾?を作ったが少し大きめの端材が残った、久しぶりにアクリルでボックスを作ることにした、これは私が以前お手伝いしたパイ屋(5/11,17,27. 6/9,26,27)さんのパイを入れる箱である

京都時代、まだまともな樹脂用の工具もない時代にアクリルで色々なモノを作った、古代の銀化した高価な壺用の展示箱、全部透明のオーディオ、透明のアクリル板を積み重ねて作ったターンテーブル(音楽雑誌に掲載)、アクリルを積層してから削り出す指輪、尾崎亜美の最初のコンサートの透明のキーボード、透明の車(少年サンデーの巻頭カラーグラビア)・・・色々作ったがきっかけは私がアシスタントについた作家のヨシダ・ミノル氏がアクリルで立体造形を製作していたからで、そこでアクリル加工の技術を身につけたのである

このボックスはアクリル板が2ミリという薄さなので強度の面で難しい、成型品の小箱なら厚さ2ミリでも問題ないが、今回の450X180X110のサイズではコーナーの接着と中間部のたわみが問題になる

仕上げをごまかすために曲げ加工のアクリルの妻面の板を少し大きくし直角の接合部をなくしたのと、途中にアクリルパイプの補強材を入れた、アクリル棒も透明のままだと中の汚れが心配なので手持ちの組紐を入れたら、これが結構可愛くパイ屋さんにも喜ばれました

昔はアクリル接着に使う注射器を何処ででも購入できたが、最近は薬局で注射器と言うと不審な目で見られること間違いない(笑)今回は接着面積が少ないので小さな筆で接着剤を流し込んだ

下の写真は昔に作った透明の車、基本プランはヨシダ・ミノル氏が考えたが製作を私に全部任せてアメリカに行ってしまったのだ、ベースは提供してもらったトヨタクラウン、この時に生まれて初めて平均睡眠時間3時間、最後は貫徹2日で意識がもうろうとした経験がある、久しぶりに見る昔、若かったなあ〜!ほんま
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by PUSH-PULL | 2008-11-25 08:48 | ワーク | Comments(7)

駐輪

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正しい駐車のありかた?
見たときは笑ってしまった、初めてである3輪が手すりに施錠されているのを見るのは、子供自身がチェーンを付けるとは考えにくい、ものすっごく心配性の親のなせる技か、それともこの3輪スケートがプレミヤものの高額商品か、しかしこうしてみるとなかなか可愛い収まり具合である

・訳もわからなく厚生省の元トップが刺殺され、どうしてか判らぬが犯人が自首、犯人の名前が「コイズミ」とは厚生省役人相手なだけに笑うに笑えないブラックジョークである、理由が子供の頃のペット問題とは不可解

・5億円詐欺の元ミュージシャンの保釈金が3000万円、その足で大阪の最低でも3万円の高級ホテルに入ったまま出てこない、泊まる金や保釈金はあっても返す金はない、そう言えば借金でボロボロになり従業員にもまともに対応できない頃でもかあちゃんと云十万もするシャンパンをレストランで飲んでいたとか、エライ!

・アメリカ自動車ビッグスリーのトップが救済を求め集まったが全員が自家用飛行機、対応した委員の「帰りは飛行機を売って普通の便に乗る人」の質問に全員無言、給料が20億も取っている人の会社を税金で救済するのは無理がある

・A生とT母神は「この口か!嘘をついたのは」と親につねられ曲がったのかと思っていたが、先日若い頃の活躍シーン?がTVで流れていたが顔はまとも、と言うことは政治家になってから嘘をついたからだろうか

・資源ゴミ分別大阪府全国最下位、大阪市は未だに新聞などの古紙回収をやっていない 利己主義選手権1等賞決定、昔駐禁のCMで「何でうちだけあかんのん、他にも一杯停まっているやん」を思い出した

・英語音痴の私だが新聞のコラムで「OK」の意味を始めて知った、「all collect」を英語に弱い米7代ジャクソン大統領がスペル間違いで「OK」と略したとか

・そう言えば麻生の読み違いが色々取りざたされている、安部のKYは空気が読めないだったが麻生の場合はダブルKYで「空気も漢字も読めない」らしい、漢字と言うモノは前後の関係である程度読めなくても想像は付くはず、「頻繁=はんざつ」あたりはまだ意味が通じそうだが、「踏襲=ふしゅう」「有無=ゆうむ」「怪我=かいが」に至っては聞いていたら確実に意味不明、「かいが」はぶら下がり取材の答えなので生まれてこのお方はずっと怪我を「かいが」と思っていたことになる、一度で良いからクイズヘキサゴンのひな壇の席に座って頂きたい
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by PUSH-PULL | 2008-11-24 09:04 | ご託&うんちく | Comments(0)

細江と球体写真二元論

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ときにはまじめに
昨日森山大道氏の話を載せたので、今日はその師匠の細江英公氏の話し
森山氏が東京に出て最初の仕事場が細江氏のスタジオだった、つまり三島由起夫の「薔薇刑」時代も彼がアシスタントをしていたわけである

昨日毎日新聞記事に挑発され尼崎まで「球体写真の二元論ー細江英公の世界」と言う写真展を見に出かけた、1時半から彼の講演に合わせて出かけたのだが何と講演会は無料、おまけにびっちりと3時間も、おまけにぎりぎりに行ったため満員で立ち席

彼の今までに出版された写真集を年代に合わせて写しながらのお話、スライドと言ってもパワーポイントらしきアプリで編集されているので写真に動きがあり見やすい、彼の話は講演やワークショップ慣れしているためか非常に判りやすい

付け加えるなら表題にもあるように彼は「平面の二言論」の行き詰まりの考え方を、「球体」という平面に置き換え、対極にある「主観」と「客観」の関係を360度方向に広げたのである、ここで言う主観とは「自己表現性」であり客観とは「記録性」のことである

有料の方の写真展はすべてオリジナルで、写真とは印刷されたモノとオリジナルプリントを比べると判るが微妙なトーンが明らかに違い、やっぱりオリジナルの方が素晴らしい、展覧会用の写真カタログを買ったのだが出品されていた200点あまりの写真が全部載っていたのでお買い得でした

荒っぽい分類をすると、初期作品のボーディちゃんの頃からコンクールで片っ端から1等賞で賞金を稼ぎ撮影費用を稼ぎ、「おとこと女」「薔薇刑」「抱擁」の裸体写真での独自の性表現、そして私の好きな今回のポスターになった「鎌鼬」をはじめとする土方や大野の舞踏家の写真群、「ルナ・ロッサ」に代表されるように`60年代から始めていた細江独自のソラリゼーション写真、そして彼のライフワークとも言える「死の灰」による人間の黙示録写真がある

若い頃に感動した鎌鼬の土方巽の写真は何だったんだろう、私自身おどろおどろしいアートシーンの隅っこでリアルタイムに彼の姿を間近にも見たこともある、土方も大野も三島もモデルとしてではなく彼の自己表現としての被写体としてモノクローム平面として鮮やかに定着されている

社会主義リアリズ写真、つまり社会性が要求されたドキュメンタリー全盛期にあって、細江の写真は一見異端と写りながら新しい写真芸術として受けいられていった

彼の写真、額装されたオリジナルプリントが思っていたより小さかったのだ、考えてみれば絵画とか彫刻と違って写真の大きさを決めるのは何なんだろう?、印刷物のサイズ?プリント代?・・・

下の写真は彼のスタイルを決定づけたとも言われる`60年の「おとこと女ー作品19」(部分)、この19というのは19頁に載っていたかららしい(笑)、しかしこの後森山氏に代表される「アレ」のお手本がここで表現されていて興味深い
オリジナルプリントより少し大きめです、部分と言えど著作権問題があ〜

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by PUSH-PULL | 2008-11-23 08:59 | 写真 | Comments(5)
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「アレ・ブレ」
`60〜`70頃モノクロ写真のピンぼけの写真が流行っていた、そのころは私は写真よりコンセプチャルアート真っ只中で、最近になって改めて興味を持った次第

写真學というモノには一度も首を突っ込んだこともなく「好きこそ」の独学である、今日の表題も知らない言葉だった、カタカナで「アレ・ブレ」と書かれると何となくおっされなファッション用語に感じるが、調べたらアレ・ブレにボケが参加、日本語だと「荒れ、ぶれ、呆け」で書けばすぐに理解できる写真言葉、変換してもブレだけ漢字がないのだがこれって日本語かなぁ?

アレ・ブレ流行時代だと間違いなく感度の高いコダックの「トライX=ISO400」あたりがぴったりで、夕方のネオンが灯る下町や基地あたりを手持ちの35ミリカメラで、体が覚えている露出計でシャッターを切りまくるとそれに近い写真が撮れないこともない、勿論カメラにオートなどと言う機能なくましてや人物の場合だと騒動覚悟でピントを合わせねばならぬ

今時だとデジカメデーターでも画像ソフトで遊べばそれなりにカッコは付くのだが、「アレ・ブレ・ボケ」のコンセプトはそんなこととは無縁、ここで何度か取り上げているがこの言葉の当事者である森山大道「犬の記憶」や中平卓馬「なぜ、植物図鑑か」を見ても判るように、彼らのスタイルをまねることは出来ても、写真としての持つ意味はまるで違う

森山は感覚的に中平は理論的に時代とのどうしようもない「ズレ」を感じ、その狭間を必死になって表現していたのではないだろうか、そう言う意味で最近の雑誌や写真誌に見る写真の何と軟弱なことか

彼らが`68年に発行し3号で廃刊になった「PROVOKE」という写真雑誌があるのだが、一度も目にしたことがなく機会があれば是非見てみたい
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by PUSH-PULL | 2008-11-22 09:12 | 写真 | Comments(5)
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58年前なのだ
映画のクレジットは池辺良、山口淑子・・・とあるが、間違いなく山口淑子、池辺良の順番である
年数勘定をするときは西暦の方が判りやすいが戦後云々と言うときだけは昭和の方が計算しやすい、しかし第2次世界大戦終了が昭和19年だったり23年だったりしたら西暦の方が便利かも

つまり昭和25年と言うからまだ日本はGHQの占領下で、20万を超す連合軍が駐留、丁度今のイラクと同じ状態である

谷口千吉監督で脚本に黒沢明が参加している、この映画の後谷口は埋没し逆に黒沢は監督として開花した、戦後初の反戦映画と評価されているらしいが、感想としてはとても反戦と呼ばれるようなストーリーではない

b0057679_9462029.jpg裏切られると判っていながら副官だけの命令を聞く優男の上等兵、その彼に一目惚れの美人の歌姫、歌姫のつまり山口淑子が演じる晴美のわがままな行動のおかげで、最後は脱走に追いやられその上官に銃殺される・・・やっぱり反戦映画と言うよりも戦争という場を借りたメロドラマ?である、何故か劇中に出てくる中国捕虜になった二人に対応する中国人将校がヤケにまともなのが不思議、アメリカ統治下にあって日本はそこまで中国に気を遣っていたのだろうか?

反戦映画なら五味川純平の「人間の条件」の方が圧倒的に小説も映画も素晴らしい、ただ突っ立っているだけの池辺良と違って仲代達也の演技は秀逸で、監督の小林正樹も脚本の松山善三もよろしい

シネヌーヴォの映画会ではいつも評論家の浅野潜さんの、面白い映画話が映画の後先にあるのだが、彼も映画は役者より脚本の出来不出来が一番重要だそうで、谷口と黒沢の組み合わせも黒沢がはずれたトタン谷口映画はこけたらしい、つまり黒沢明は脚本家としても素晴らしかったと言うことだろう

日本って戦争映画の名作がほとんどない、つまり政府批判的な映画は作りづらいという風潮がずっとあるからか批判精神が根付いていないか、強烈だったは松井稔監督の「日本鬼子=リーベン・クイズ」や香川照之が出演していた姜文 (チアン・ ウェン)の「鬼が来た」などがある、どちらも日本政府の戦後処理を考える上でも一考に値する映画であることは間違いない

※写真はネットより無断拝借しました
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by PUSH-PULL | 2008-11-21 09:51 | ご託&うんちく | Comments(0)

公園でしょっちゅ会っているセナ君、キャバリアってみんな温和しくて愛想が良いのでは・・・


by PUSH-PULL