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今年も年末だ

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ありがとうございます
1年間ご訪問感謝!

ブログを始めてもう3年と少し、殆ど毎日の書き込みで中途半端で飽き性の私にしては驚異的なことでございます、おまけに以前は文章を書くのが大の苦手だったとは自分自身いまだに信じられないのであります

最初HPを起ち上げアートにデザイン、パソコンに銭湯、マンガに料理と手広く広げていきましたかどちらかというと写真がメイン、HPはアップするのが少々面倒だったのがブログなる物がこの世に誕生し手軽さが気に入り真っ先にお引っ越し

文章を書こうと思ったのは、私の友人が出版して眼に触れる機会に恵まれた寺島珠雄、その中でも「酒食年表第一〜三」(発行・EMPTY)である、素晴らしいエッセイ集でテーマがまさにタイトル通りお酒と食べ物、二と三を読み終え一をお願いしたら手元にないとのことで全頁コピーして戴き読み終える

私の駄文と駄写真はとても足元にも及ばないが、好きなことならば普段しゃべっていることをそのまま肩肘張らずに文字にすれば何とか書けそうと思い始めたのが「あのよろし」→「あかよろし」→「あきらかによろしい」・・・始めて知りました

最初の頃は読んで貰う人がせいぜい10数人、誰も読まないブログを何のために書くのかとよく聞かれた、答えはいつも「暇やから」でしたが確かに暇なこともあったが理由は自分自身の為に書いていたのが正しい

もう一つの原動力はMacで私にとっては大好きな大人のオモチャを手にしたのと同じ感覚だった、勿論パソコンが仕事に役立ちフリーの私の生活基盤がそこにあるのも一つだが、これが手書きの日記だったら間違いなく数日で断筆である

スポーツ指導の時に素晴らしくてもなかなかコーチの言うことが理解きない選手が多くいる、コーチはその彼・彼女にブログを又は日記を書くことを勧める、数ヶ月すると選手は見違えるように理解力を高めるらしい、私のブログもそれと同じなのかもしれない

文章あるいは写真は何度も見直すことにより筋道立てて物事を考えられるようになる、そして自分自身を改めて考え直す良いきっかけになるのだ

デザインでもコピーでも微妙なレイアウトの判断が付かない時は、直ぐにプリントアウトして目に付く所に貼っておく、他の仕事の合間に何度も見ること無し見ているのだが暫くすると欠点と良さの判断が的確に出来るようになることが多々あるのだ

有名な学者が理論を発見する時はデスクに向かわず、風呂に入っていたとか寝転がって本を読んでいたとか散歩をしていたと言う話をよく聞く、これは日常的に問題をずっと考え続けているからあり得ることで、入浴するだけで思いつくなら世の中天才だらけになるのであります・・・うるさいやろなあ〜(笑)

と言うことで来年も私の馬鹿話を見てやってください
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by PUSH-PULL | 2007-12-31 10:29 | 私事 | Comments(4)

ゴミ袋ごときで

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切り替え
来年から我が町のゴミの袋が変わる、つまり黒い袋禁止で半透明又は透明の袋に入れなければ回収してくれないのだ、しかし以前にも書いたがどうも大阪市は分別分別と言いながら問題があるそうな、つまり一般ゴミ・リサイクル資源ゴミ・容器包装の3分別で収集しているのだが、最終的に全部一緒に高温の高炉で燃やしているという話が巷ではささやかれているのだ

アホな突っ込みをすれば「黒い袋に入れたゴミを半透明の袋に入れればどうするのか?」、見られたくないゴミは袋に入れて透明の袋に入れてお出し下さいと言う

大阪市のゴミは
・青色や、黄色などの色がついていても、半透明で袋の中身が容易に識別できるものであれば使用していただいてもかまいません。
・人に見られたくないものは、紙袋などに包んでから、中身の見えるごみ袋(透明または半透明)に入れて出してください。
・中身の見えるごみ袋(透明または半透明)は、スーパーマーケットや小売店などでお買い求めください。(大阪市では、特定のごみ袋の製造や販売はしません。)
・大阪市が収集するごみは、平成20年1月14日(月)から中身が確認できないごみ袋(黒色や青色などの袋)、ダンボール箱、紙袋などでごみを出された場合、オレンジ色の啓発シールを貼り、収集いたしません。

問題は昨日の昼食時に「のだめカンタービレ」の再放送を見てしまったのが運の尽き、夕方まで掃除のした部屋はテレビの見られる部屋だけと言う有様で、大掃除が子掃除になってしまったのである、全部使うつもりの黒いゴミ袋が一杯残ってしまった、このゴミ袋が使えるのはあとわずか

おまけに「のだめ」の続きが明日の朝からあるのだ、残る黒い袋の使い道がまだ見つからない、使わずに処分するのは家訓に反するのだがやっぱり上野樹里は面白い、玉木宏は好きな俳優ではなかったのだがこのドラマで宗旨替えで見直したぐらいでドラマのパワーは恐ろしい

そう言えば先日TVでやっていた「手紙」という映画で沢尻エリカの演技を始めて見た、役のイメージから考えるとあまりにも可愛く美人過ぎるがスターになるだけの力を持っている、「べつに!」しか知らなかったのだが演技力に敬服、今まで屈折した役どころが多かっただけに一度でいいから楽しいくて面白い女の子を演じて欲しい、きっと世の中彼女に対する認識を変えるに違いないのだ

最後の薔薇・やっと雨が止んだので3脚とマクロレンズで撮影、マクロはピントと焦点深度が難しい、同じ木から咲く薔薇なのに微妙に色が違う、今日の花は少しローズがかっているのです
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by PUSH-PULL | 2007-12-30 09:12 | 私事 | Comments(2)

垂直回路

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私の住む町
気分が滅入っている時に家の中で柱をじっと見ていると余計に恐怖が倍加する我が家だが、申し訳ないがこの写真の家には少しだけ勝っている、私が物心付いた頃から我が家が傾いていた記憶があるのだが、神戸の震災でさらにひどくなってしまった、まだ水平レベルが保たれているので生活に支障はない

実はこの家は5軒長屋である、不思議なことに両端の家が極端に傾き中間の3軒が垂直なのだ、長屋なので間の壁は共有しているはずなのに理解不能!、考えられるのは垂直側の家が新に壁を増設して垂直にしたとしか考えられない、しかし見た目はやはり壁は1枚、むむむむ

私の住む町は戦災を逃れた家が多いのだがそこは下町、建築方法が戸建てにしろ長屋にしろ大黒柱や太い梁は滅多に使わず、細めの柱(3寸角)を半間間隔で建てた家が家が圧倒的に多い、近場を散策しても門付き庭付きの家は皆無に近い、それが大阪駅から分単位の距離なのである

しかしここまで傾斜した家はまれで長屋全体で改修の話が持ち上がった時、両サイドの家は参加しなかったと思われるが理由は聞かなくても理解できる

人間不思議な物で少々の傾斜なら直ぐに慣れよほどの水平垂直思考で無い限り何とか生活は出来るのだ、がそう言う私自身ふと我に返り我が家の柱をじっと眺めることはいまだにある、よく生活環境で水平線を消し去ると平衡感覚が狂うと言われているが、始めてカプセルホテルに宿泊した時に狭い空間に稜線が存在しないため何とも言えない浮遊感を味わった

小さなヨットも同じで、太平洋の何とも言えないうねりに漂いながらキャビンに座っていると同じ感覚が味わえるが、少し風が強くなるとそんなどころではなくなり水平垂直と言う思考回路が完全に破壊される

もっともこういった感覚に無頓着な人も大勢いるが、私の場合街角で見かける建造物や造形に過敏に反応していることだけは間違いない

年末にこんなに雨が降るのは非常に珍しいのではないだろうか、今朝は3脚にデジイチを載せマクロ付き望遠で撮影、ストロボオフにしているので微妙にブレが見られます

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by PUSH-PULL | 2007-12-29 08:54 | カルチャー | Comments(2)

手回り品

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お出かけ
先日始めて猫を動物病院に連れて行く時犬のキャリーバッグを利用した、今のバッグは2個目でシーズーの犬々が標準以上に大きくなったため、バッグに手回り品の切符が一杯付いていたので全部外してから猫を入れ動物病院へ出かけた

毎年大型連休には犬を連れて富山の山奥に移動していたのだが、3年前に猫が増えおまけに今年は交代の留守番要員が見つからず大阪での年越しとなった、車内に動物を持ち込むにはキャリーバッグが絶対必要でそ旅行日の朝は犬の水も餌も控えさせる、以前は犬を出していてもさほど苦情を言われなかったが最近は直ぐに車掌が苦情を言いにやってくる

「すみません他のお客さんに迷惑がかかりますので」「隣の人には了解を貰ってから出したのですが」「・・・・」

b0057679_87364.jpg私がうたた寝をしてふと目を覚ますと足下の犬がいない、あわてて探すと通路の向こうの方を一人で散歩していたこともある

犬々の毛の長さが床に届いていた頃に私の膝の上で熟睡、隣りに珍しく若い女性が乗り合わせてきた(普通は間違いなくおっちゃん)暫くして犬々がのそっと起きあがったのを見て女性が悲鳴を上げたことがある、きっとマフか何かと間違えていたに違いないのだが私は平謝り

小型犬を持ち込むには手回り品の切符を買わなければならない、面白いのは私の家から梅田までの5分でも270円で大阪駅から富山まででも同じく270円なのである、おまけにこの金額は長い間一度も値上げされていない、念のために調べてみたら

有料の手回り品
●競輪選手が使用する競技用自転車であって、解体して専用の袋に収納し携帯するもの
●小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)で、
・長さ70センチ以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチ程度のケースに入れたもの
・ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内のもの
●手回り品料金は、1個につき270円です。ご乗車になる駅の改札口などで荷物をお見せのうえ、普通手回り品きっぷをお求めください。(今日まで手荷物品と思っていた)

私鉄もほぼこれと同じ要項で金額も同じである、この中で一番合点が行かないのが競輪選手の自転車!なぜならば普通の自転車は折り畳んで袋(輪行バッグと言います)に入れれば無料なのである、競輪選手の自転車は10キロを遙かに下回るのだが普通の簡単にばらせるロードレーサーやマウンテンバイクはそれより遙かに重いのだ

飛行機も以前は10キロを境に料金が大幅に違っていたが今は確か一律4000円だった思います、と言っても私ままだ一度も犬々と一緒に飛行機に乗ったことはありません、と言うかフリーなってから飛行機に乗る機会が激減しているのです

三脚を立てて撮影と思ったら大阪は朝から雨、手持ちで滅多にやらないストロボ撮影してしまった

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by PUSH-PULL | 2007-12-28 08:16 | ご託&うんちく | Comments(2)

真偽のほどは

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お辞儀の仕方
あの厚顔無恥の男が頭を下げた、ひょっとしたらメディアの前で謝罪するのは始めてではないだろうか、遅きに失したとはいえ驚くべきニュースである、それまでの人を小馬鹿にした様な発言から一転、原告を前に繰り返し謝罪の意を表したのであるが法案を見るまでは素直に喜ぶことはできない、あまりに支持率の低下に仕方なくと言った感が見え見えだが、少しは明るいニュースである

フェブリノゲン製剤からの感染と言われている、フェブリノゲンは止血剤として作られた製剤で出産や手術の時に多用されている、投与数が約28万人(三菱ウエルフェルマー調べ)でそのうち感染したと考えられている人が1万人強、製剤は人の血液から血漿(けっしょう)を取り出し、その中のフェブリノゲンを高純度に精製し凍結・乾燥

この血漿にC型肝炎ウイルスが生き続けていたわけで体内に入り肝臓の細胞を破壊し続け肝炎、肝硬変、肝不全・・・死に至らしめる、そして問題は肝炎治療の為のインターフェロンが非常に高額で、しかも治癒率が低く副作用が大なのです

血液製剤にはアメリカのC型肝炎患者と同じ血液型が含まれていたとも言われ、これはHIV患者の時と同じで、製薬会社は勿論のこと厚生省と政府がいかに今までほったらかしにしていたか・・・つまり不作為

昨日のニュースで驚いたのは元に戻ったかに思えた教科書問題の「沖縄集団自決」がまた振り出しに戻っていた、クソ長ったらしい名前の文化省の教科書用図書検定審査審議会って一体何ものなのだろ、昨年時もそうだが改定理由を何時もハッキリさせない

沖縄での集会の後「軍の強制」が認められたかに思えたのだが、いつの間にか削除され「関与」という曖昧な言葉にすり替えられてしまった、あれほど多数の証言を完全に無視し「直接的な軍の命令を示す根拠は確認できていないと」と最初に戻ってしまっているのだ、笑うのは藤岡率いる「新しい歴史教科書をつくる会」はこの「関与」すら批判し、軍の関与が一切無い意見書を何度も提出している

つくる会レベルで教科書が改訂される訳でもなく、コイズミ・シンゾウ・ヤスオの首相の意見だけで変えられる訳でもない、ここ数年目立つようになった日本全体を覆う右傾化と保守の台頭は何に起因しているか見極める必要が絶対ある、TVメディアで核保有を発言する橋下が大阪府知事に出馬するとは今までに無かったことで、ハッキリ物を言うからと都知事のように容認するので有れば大阪府民の政治意識が疑われても仕方がないのだ

薔薇の皮膚感を表現すべくマクロレンズ登場、少しはましになったがまだまだで、やっぱきっちり3脚を立てないといけませんなあ〜
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by PUSH-PULL | 2007-12-27 10:00 | ご託&うんちく | Comments(2)

プリンターのインク

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詰め替え
コピー機やプリンターなど一般生活とはあまり関係ない事務用品を買う時その規格や販売方法に疑問を感じる、以前にこのブログでコピー機の異常な価格とメンテナンスについて書いたが、今日はプリンターのインクについての疑問点である

年末の恒例行事に賀状印刷がある、こんな仕事を生業にしているので姪や兄のプリントを何時も承るのだが何時も悩まされるのがインクジェットプリンターのインク!

先日新聞にインクジェットプリンターの詰め替えインクを製造販売していたリサイクル・アシストがキャノンに特許侵害で訴えられ有罪判決、直ぐに控訴したが今後の行方が非常に気になる、不思議なのはエプソンと詰め替えインク製造のエコリカの方は請求棄却でエプソンの敗訴(特許侵害の細かいことについてはようワカラン)

二つの記事を眺めていると、どうもなんとか会長という肩書きのお手洗い氏の画策があるような気がしてならないのだが考えすぎだろうか?

上の写真は私が使用しているインクジェットのインク、左上の4色が純正で1色1050円するがハガキをプリントし出すと近くのY電気へ何度も足を運ぶことになる、プリンターを買ってもうすでに1年以上経つのでままよと始めて詰め替えようインクを買った、右のボトル1本で4回詰め替えできるので値段は1回分120円!、何と純正は8倍以上も高く驚異的な差額である、ちなみにサードパーティーのキャノン用インクカートリッジは700〜900円あたりでこれでもかなり安い

余談だが先日仕事で2メーター以上の広幅のロール印刷が出来るプリンター屋さんに私の描いた絵の出力を頼んだのだが、インクは何と各色ポリタンクに入っていて値段も信じられないぐらい安い

b0057679_9224591.jpg私が購入したELECOMの方はまだキャノンから訴えられていないのでこうしてまだ発売しているが、問題はプリンターメーカーが携帯と同じカラクリで機器の販売価格を抑え後から消耗品のインクで儲けようとしていることで、ここで詰め替えインクを発売されたら完全に儲けが吹っ飛んでしまう

確かにメーカからしたら死活問題かも知れないが、名前がしめすようにリサイクル・アシストの詰め替えインクの方が圧倒的に支持を得るのは目に見えている

普段殆ど人のいない家電のインク売り場も年末だけは混んでいる、私の前でどのインクを買うか逡巡していた若夫婦がインク詰め替えを買いかけたが、そこで出たのが「このインクを使ってトラブったら直してもらわれへんで」「でもこっちのほうが絶対安いもん」「そんなら勝手に買ったら」「・・・・」「今日はもう買うのんやめとこ」と喧嘩を始めてしまったのである(笑)

保証と言うことを頭に浮かべれば詰め替えを買うのにかなり勇気が要ることは確かだが、この価格差はいかんともしがたいのだ、詰め替えは簡単で専用のポッチで純正のカートリッジに穴を空けるのだが、不思議なのはキャノンの純正にどうぞここを空けてくださいと言っているような窪みが樹脂成形の容器に有ることで、ドリルも何も使わず簡単に穴が空く、インクを注入しこれも専用のポッチで栓をすればお終い、カートリッジが倒れないようにそれ専用のガード器具まで付いているのです

さてキヤノンさんこれからどうするんやろなあ〜

やっと薔薇らしく膨らんできました

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by PUSH-PULL | 2007-12-26 09:34 | ご託&うんちく | Comments(0)

町殺し

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物の見方
「町殺し」は小林信彦氏がエッセイで度々書かれている言葉である、東京のバブル崩壊で終わったかに見えた高層建築ラッシュがまたぞろ復活し下町をどんどんと食いつぶしている

小林信彦を知ったのは活字が面白くて仕方なかった頃、庄司薫や星新一など軽めのストーリーが重めの本の合間に合っていて、時にはこちらが主力になったりするのだがとんでもなく面白かったのが彼の「オヨヨ大統領」シリーズなのである

唐獅子株式会社などその頃の彼の著作はすべて読んだのではないだろうか、小説の他にエッセイも多く映画を始め多方面に渡る蘊蓄は驚異的でもある、また時事に関する辛口のコメントも納得がいくことが多かった

どんどんと増殖する箱を素直に喜べなくなったのは何時からだろう、万博の仕事をしていた頃から反博にも共感するという優柔不断な思考の私だが、どんどんと町の原風景失われていきレトロとしてしか見て貰えなくなった私の住む下町

その目の前についさっきこの「シティタワー」が現れたのだ

そう何かが違うのである、目の前にそびえ立つ高層建築には憧れなどは存在せず恐怖が芽生えてしまう、都会のど真ん中のロータリーや広い敷地の建築にはさほど嫌悪感は生まれないのだが、長屋や戸建ての小さな家越しの馬鹿でかい空間は嫌悪から憎悪へと移行する、まさに「町殺し」なのである

格差社会の進行と共に建築基準が改定され建坪率も客員巾も緩やかになり、これまで禁止されていた場所にも認可がどんどん下ろる、ひどい業者になると許可を良いことに近隣への説明会もなしにボーリングなどを始め既成事実を作っていく

高速道路や新幹線と同じで「街の発展と活性化」を万能薬の様に貼り付けるが、そんな時代はすでに終わっていて現在存在するのは一部の金儲けだけなのである

私の住む大阪駅のお隣の区はまさに建築クラッシュで、何処が不景気かと思うぐらい今までになかったとんでもない高さのビルが、2階建ての長屋の数メートル先にそびえ立っているのである

少しつぼみが膨らむと見事に赤味が増してきた
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by PUSH-PULL | 2007-12-25 09:18 | ご託&うんちく | Comments(0)

「カフカ田舎医者」

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5本立て
朝から自転車で映画を見に行くことにしていたのだが雨で延期、日曜の朝は朝から天気が思わしくなかったのだが9時を過ぎたとたんそれまでの天候が嘘のように太陽がまぶしいばかりに登場、あわててチャリで映画館までとんでいった

梅田の直ぐ横にあるスカイビルの映画館ガーデンシネマまでのんびり走らせても10分そこそこでたどり着く、映画は朝10時と夜の9時なのでどうしても行くのが休日になってしまうのだ、自転車で出かける映画観賞ってなんだか良いのだ

アニメーションの5本立てと言っても東映の漫画祭りではない、見たのは山村浩二作品で短いのは3分で一番長い田舎医者でも21分、全部あわせてても52分だったのだ

b0057679_8441428.jpg私は「カフカ」の文字を見たり聞いたりするとこめかみがチリチリし始め原因を直ぐに探し出すのだ、原因は若い頃にフランツ・カフカの「変身」という小説にどっぷりはまっていたことがあるからで忘れてしまっていたのに、直ぐに反応してしまった

カフカは若くして結核にかかり41歳で亡くなっている、出版された本も「変身」を含め僅か6冊、アニメの題材になった短編の「田舎医者」は読んだ記憶が定かではないのだが映画を見たら直ぐに読みたくなった

「変身」は不条理の塊のようなお話だったがアニメの「カフカ田舎医者」も強烈である、荒っぽい線画のアニメーションなのだが、押さえられたカラーと言い独特のぼかし、どうして作られれたか判らない流体じみたマチェール、そして画面に漂う雪や埃やフォーカスのかかった添景、まさにそこには山村ワールドが満載なのだ

しかし漫画と言っても原作がカフカだけにかなり重たい、絵のタッチもさることながら映画を見終わった後少々考え込んでしまった、帰りがけの座席の若い女性の会話で「今のん訳わからへんわ〜」と言うのが聞こえてきたぐらいだ

他には2002年アカデミー賞にノミネートされた「頭山」、5年目にしてやっとちゃんとこの映画を見ることが出来ました、テレビとかで少しは見ていたのだが映画館で見るとまるで違っていた、何とも言えない絵の暖かみがありやっぱり映画は映画館です、ストリーも落ちも抜群で彼の描くアニメーションはすべからくシュールな題材がばかりなのかも知れない

2005年「年をとった鰐」はとんでもないストーリーで、絵のタッチが大好きな滝田ゆうの畳を彷彿させるごちゃごちゃなようでシンプルな線、こんな簡単な線でアニメが作られるのかと感心するぐらい線の波が非常のよくできている、しかし残酷な大人の寓話である

2007年「子供の形而上学」タイトルを見ても判るようにストーリーはない、子供の頭の考えることが次々あらわれBBCで大ヒットしたモンティパイソンのアニメの滅茶苦茶さに通じる物がある

2007年「校長先生とクジラ」捕鯨反対キャンペーンに一環で作られた短編アニメ、絵として面白いのだがストーリーにひねりも落ちもないので、見終わった後に「?」が付く

山村浩二のアニメーションは普段見慣れている宮崎アニメとはまるで違う世界が広がります

冬の薔薇はなかなか開花しません

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by PUSH-PULL | 2007-12-24 08:59 | カルチャー | Comments(0)

2台目のピンホール

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今度は国産
8月27日、9月15日、9月17日と3回もピンホールカメラの話を書いていたのだがいまだに写真は1枚もアップせず仕舞い

ヨドバシへニコン用のマグニファイヤー(これ知ってたらカメラ好き)を買いに出かけたのは良いが、ショーケースのピンホールカメラに目がとまった、一つは木製で1万以上するのだが直ぐ横の組み立て式は何と980円也、店員さんにケースから出して貰い出来上がりを確認してから今日の「クロ35」を直ぐに購入

b0057679_88691.jpgここんとこ仕事が少々「?」なのでカメラ作りがどんどんはかどり無事完成で発表の日を迎えました、大層なことを書きましたが市販品を組み立てただけで怒られそうなのだ(笑)

前回のアチャラ製はオールペーパークラフト(ピンホールのレンズは別)で組み立てが大変だったが、今回は巻き上げ機構などが樹脂製で、しかも接着ではなく両面とテープで組み立てるので至って簡単でしたが、何時も組み立て図やマニュアルをちゃんと読まないクセがあり、今回も1カ所だけ勇み足いたしました、構造的には裏蓋が組み込み式の二重構造になっていて、殆ど欠陥のない設計である

豆カメラでお馴染みの「シャラン」が発売元なのだが、トイカメラの「HOLGA」や「海鴎=SEAGULL」を発売している鈴木商店も「くま35」と言う同じ形のピンホールを発売している、シャランと鈴木の繋がり具合がイマイチよく判らないのだ

まだ試写をしていないので何とも言えないが、手作りカメラの弱点であるシャッター時の手振れとフィルムの巻き上げはやはり問題がありそうなのだ、特に巻き上げは説明を読んでも笑うってしまうぐらい丁寧で、装着で1回転半、蓋を閉めて4回転、1枚目から7枚目まで2回転、8枚目から1回転、この7枚目から8枚目で回転数が1回転も変わってしまう所が凄い

前回の紙製よりは構造が凄くしっかりしているのだが、ピンホールカメラはどうあっても手持ちは無理ですなあ〜
普段、高価なカメラで写真を撮らないで後生大事に集めている人達をとやかく言っているだけに、早々に1台目と言い今回の「クロ35」も実写テストを発表しなければ後から指ならぬ回し蹴りを喰らわされそうだ

植物園の温室で採集したパインの花
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by PUSH-PULL | 2007-12-23 08:14 | ワーク | Comments(0)

望郷=ペペルモコ

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シネ・ヌーヴォ
久しぶりに映画の終わりの「FIN」を見た、最近は特撮などでクレジットが延々と続き何時席を立ったらいいのか悩んでしまう、昔のように「END」「おわり」「終」で締めて欲しい、「完」の字を見るともう後はないでえ〜とハッキリ認識できるのだ

b0057679_8245912.jpg肝腎の映画の方だがすっかりストーリーを忘れていて始めて見たような感覚で得した気分、先月に板妻の無声映画(11/17)の話を書いたが今日は不朽の名作「望郷」

場所は大阪西区にある異色の映画館「シネ・ヌーボ」の上にある、シネ・ヌーヴォXで30人ほどの小さなスペース、毎月1回映画評論家の浅野潜さんの解説付きで映画の面白さが倍加する、70年前の映画とは思えないほど新鮮でよくできている、要約すればアルジェリアのカスバに潜むパリから逃れてきた凶悪犯が女に最後に裏切られてしまうお話

ふと映画を見ながら「カスバの女」という歌を思い出した、調べたら昭和30年で何でこんな歌覚えているのだろう

涙じゃないのよ 浮気な雨に
ちょっぴりこの頬 濡らしただけさ
ここは地の果て アルジェリヤ
どうせカスバの 夜に咲く
酒場の女の うす情け

なんでまた日本と殆ど縁のないカスバが歌われヒットしたのか不思議でならない、きっとこの望郷や外人部隊などが影響しているのだろう

映画の後で思い出したのが大昔に全国制覇したラジオドラマの「君の名は」なのだが、これも私には無縁のドラマだったのになあ、でも調べたら望郷とは何の関係もありませんでした、
「忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ」
私の頭の空っぽの箱の内側にカビみたいに張り付いていたに違いない

昔の洋画は原題を無視してオリジナルのタイトルを付けている、この望郷も「ペペルモコ」でどの映画も邦題を付けられていたのだ、これは映画だけに限ったことではないのだが

b0057679_8134835.jpg浅野さんの解説によるとリアリズム映画の基礎を作ったと言われる監督のジュリアン・ディヴィヴィビェは「望郷」「舞踏会の手帖」など名作を作った後ハリウッドに渡るが泣かず飛ばずだったらしい、また主演女優の女性は出演がこの映画1本、大ヒットしたのに何ででしょうね、そう言えばアランドロン代表作「太陽が一杯」のマリー・ラフォレも少ししか出てませんなあ

左の鉄条門のジャン・ギャバンは望郷の有名なラストシーンである、船着き場で手錠を掛けられた主人公ぺぺ、出航する客船のデッキにパリへ帰るガビイの姿を見つける、大声で「ガビイ〜!」と叫ぶがむなしくも汽笛でかき消され彼女には聞こえない、去っていく彼女、手錠のまま隠していたナイフを取り出し腹に突き立て崩れ落ちる、ぺぺを裏切ったカスバの女イネスが泣いて屍にすがる

映画の後はお蕎麦屋さんで飲み会、良い映画はいつまでたっても良いですなあ〜

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by PUSH-PULL | 2007-12-22 08:34 | カルチャー | Comments(6)

公園で久しぶりに会ったミニピンの太郎君、商店街に昔からあるお茶屋さんのわんこ、気が向くとこうして飛んでやってくる


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