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本郷重彦展

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PONKO
三条京阪の駅を降りたら予想もしない小雨が降っていた、蹴揚の都ホテルの前にあるギャラリーSZUKIまで歩いていこうと思っていたのだがタクシーに変更、運転手には気の毒だがワンメーターである

本郷重彦の作品を久しぶりに見た、大学の先輩でもあり学生時代に色々と面倒を見て貰ったのを思い出す、大学を出てから先生稼業をしながらずっと鉄の彫刻を作り続けている、どこぞの誰かとは偉い差である

いつもながら明快で楽しい作品で、鉄の持つ固さと冷たさとは正反対でどの作品も面白い動きをしながら音を鳴らす、子供達に見せると何の説明が無くても思いっきり楽しんで遊ぶとか、取り説・マニュアル全盛期に視覚的にそのまま遊べると言うことは凄いインパクトがある

形そのものが端正で美しい、鋼材としての鉄の形を上手く作品に取り込み仕掛けはシンプルなのだがよく計算されている、一連の作品にポンコと名付けているのは手こぎの水汲みポンからとか、同じモチーフでずっと作品を作り続けられるのは凄い

私の場合は色々模索した挙げ句何のテーマもコンセプトを見いだせなかったのだろう、コンクールに入選しても展覧会に出品した時にもすぐに全然違うことを考えている、生活レベルのネタで言うとどんな美味しい料理で毎日は嫌で、おまけに食事の時は色々なおかずがどうしても食べたいのである
料理に関して言えば特別な味のないパンやご飯や水などだけは何の問題もなく毎食口に運んでいる、その何の味もない所の美味い不味いの見極めがまた楽しい

大分前になるが病院で短期間生活していた頃、毎日配給されるお茶、イヤお茶と言うより色つきのお湯に近い飲み物の味を毎回毎回昨日より濃いとか薄いとか判断していていたらその薄さがだんだん気にならなくなってきた、そう言えば茶席でお湯だけの点前があるが炭で沸かした鉄瓶のお湯の味は格別である

話が飛んでもない方向に・・・展覧会に彼あるいは私の大学の彫刻仲間の姿が見えず話し相手もいないので早々に退散と相成った、この画廊のすぐ側の東山の中腹(九条山)に長年住んでいたのでこの辺りが非常に懐かしい、まだ霧雨は降っていたがままよと四条河原町まで歩くことに、昔の記憶が次々とよみがえってくるのだがどんなに知っている道でも意識とは面白い物で「え?こんな所にこんなお寺あったっけ」と必ず記憶にない物と一杯出会うのが楽しい

と言うことで最後は西木屋町の友人が経営するショットバー「ジャンゴ」で一杯

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by PUSH-PULL | 2007-10-31 09:44 | アート・デザイン | Comments(0)

引っ掻く

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意味性
土に残された爪痕、この掻き方はラブラドールのポックにちがいない、色々な犬のクセをいつの間にか無意識に覚えているのには自分でも驚く、近眼の私だが人の動きをいつの間にか記憶しているのかかなり遠くの人でも判読できることがある、一番困るのは銭湯で眼鏡を外している時で遠くで会釈されると取り敢えずこちらも会釈しておくのだ

無意識につけられた形だがこうして円弧状に並ぶと見る側にとって意味性を持ち始め取り敢えず採集した次第
野生本能としての縄張り意識で、猫はお疾呼と一緒に自分の臭いを飛ばすマーキングで、犬はお疾呼終了後に土を掻き飛ばすのだが時々威嚇か何か知らないが理由も無しに土掻きをしょっちゅうする犬を見ると笑ってしまう、肉球に一杯砂が入っていることだろう

作為と不作為がよく政治の世界で問題なる、昨日の元次官守谷の答弁を聞いていると明らかに作為なのだが知らぬ存ぜぬでよほどの証拠が提出されない限りこのままのらりくらりだろう、つい先日まで接待など受けていないと豪語していながら罰せられない所だけ直ぐに認めた

政治家と役人と防衛庁(省)と代理店とメーカーの癒着が見え見えなのに、このままでは絶対に「便宜」など認める訳はないからロッキードのように収賄罪どころか単なる倫理規定違反で何の罪にもならないのが腹が立つ

C型肝炎とフェブリノゲンの関連について天下りした厚生官僚の発言などはぶっ殺してやりたくなるくらい人ごと発言である、こんなおっさんがトップにいたとは・・・自分がC型肝炎のインターフェロン投与の強烈な副作用を記憶しているだけに人ごとではないのだ

彼らにとって作為という言葉が無用の物でどんな内容であれ言われた仕事だけは何とかこなす、ゴルフ三昧で部下や記者を恫喝し天皇とまで言われ権力を行使してきた男は映像で見る限り穏やかだが、それでも委員会出席の署名の日付を間違えたとか、きっと頭の中が1億円近い退職金のことだけとしたら納得がいく

偽名でゴルフするって後ろめたくないのかしらね?明るい人だから「明子」って笑いどころか寒気がする、根っ子は小泉時代に補佐官と守谷の強固なラインが出来上がってしまっている、ちゅうことはもう一度ポチに登場して貰った方が話が早そうだ、給油問題のイラク特別措置法ももみんなあのおっさんと目つきの悪い防衛大臣の時代やったなあ〜

フリーカメラマンより安全な場所にしか行かない我が軍隊だが、それでもイラク帰りと給油船組に圧倒的に自殺者が多いらしい

行為とは作為であれ無作為であれ人間の行為である限り責任がある、「おっちゃん、知らなんだとは言わさへんで」石破も守谷も学力優秀で図抜けて記憶力がよいのだ

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by PUSH-PULL | 2007-10-30 10:11 | ご託&うんちく | Comments(0)

破壊と再建ってか

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毀つ=こぼつ・・・壊す
「こぼち」は時々使う言葉なのだが念のためにだと思って調べたら「こぼつ」だった、しかし家を付け加えると「こぼちや=毀ち家」なので「こぼち」でも間違いないだろう

朝夕出かける公園の直ぐ近くの大阪日産のショールームが取り壊された、外から見ている限りこんなに広いとは思いもよらなかった、普段住宅の場合は「こぼち」になると思いのほか狭いことを知る、この場所にあんなに色々な部屋があったのには驚かされる

家を建てる土地に間取りを紐で実物大に描かれていたのを見たことがあるがなかなか面白い絵であった、ずっとこの世界の仕事をしていると図面を見ただけで大体の空間を想像でき動線の善し悪しが判断できるが、以前に博覧会のブースの仕事で図面とパースを提出しても理解して貰えず遠くの現場まで出かけスポンサー立ち会いの元で原寸のレイアウトを引いたことがあるが、スペースが広かったので大変だった

仕事柄図面だけで判断するのは当たり前なのだが、殆どの人はそうでもないらしくましてやそれが立体になるの更に何度を増す、製品の場合はモックアップと言って形だけの模型を作ったりもする

今日の写真を採集した時は結構面白い写真と喜んでいたのだが急に遊び心が出てきて日本電波塔を入れてみた、大阪の前田久吉(産経新聞などを作った人)によって建てられたのだが現在も自立の鉄塔としては世界一だとか、何故か正力と仲が悪く東京タワーに日本テレビだけ参加していないのが笑える

さしずめ「SOMETIME4丁目の朝日」なんか如何ざんしょ、しかしここまで広いと戦後の焼け野原レベルでビルよりもバラックが似合うのかも知れないが、オモロイ写真だと自画自賛

巷ではまだまだ使える建物を次々ぶっ壊していく、梅田茶屋町の地上げ騒動の時にその一角の家全部が次々と買い上げられていったのだが、窓にベニヤ板を張られた私の家と同じぐらいの大きさの家も見て、ポーカーではないが思わず俺の家と総替えと叫んでしまったのだ

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by PUSH-PULL | 2007-10-29 08:10 | 写真 | Comments(6)
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現場仕事
2年振りに工事現場に入った、どうもこういった集まりは苦手で頭ごなしに上からしゃべられるのは聞いているだけで衛生上よくない、8時前に集合しラジオ体操の後朝礼があるのだがピアスや茶髪組の体操はミリ単位で見ているだけで面白い、その後に各業者の今日の作業内容の報告と作業員数報告、全体の作業に関しての注意があるのだが朝早くから早速のクレームがあった、作業服への着替えの場所が悪かったという

元請けのゼネコンのおっさんは見たその時に注意をせずに朝礼で威圧的に注意をするのは嫌み意外の何ものでもない、危険に及ぶ問題ならその場で注意すべきで朝礼での注意は別次元の話である、勿論注意された人は後から呼び出され説教されたのであるがその人は私たちのグループなので余計に腹が立つ

その後私を含め新規参加の作業員は前に出て所属・名前・年齢を言わされる、これも始めて経験した時は堪らなく嫌だったが何とか耐えられるようになっている、工事現場の安全は確かに必要だが作業内容に関わりなくヘルメット(これも色々細かい注意事項がある)・安全ベルト・安全靴の着用が求められる

新規作業員だけその後30分近い講習を受け察せられるのだが、それもパウチされた印刷物を読み上げるだけで、添付されるゼネコンの社訓なんぞ面白可笑しくもなく何の役にも立たない

私の場合は自分がデザインした看板の取り付け現場の下見だけ・・・メジャーと図面とカメラで終わるのだが朝早くから上記の手続きを踏まねばならない、おまけに現場を採寸すると図面とまるで違っていて配線ダクトと下がり天井があ〜・・・仕方がないのでこちらの取り付け位置の変更と金物のサイズの変更で図面を大幅修正をしなくてはならない、勿論そのための費用は出ない

以前にも書いたがリニューアルした大阪「そごう」の現場は竹中工務店が仕切っていたのだが、この会社のピンハネが凄い大阪ドームの時もあったが、そごうでは搬入のエレベーター使用にその都度お金を取られ、現場で働く人の名札に全員から云千円の金を徴収したのである

昨日の現場でもそれほどの規模でもないのに200人近くの人が働いていたので、百貨店全部となるととんでもない人数が連日働くことになる、今回は竹中ではないが今年に入ってから談合問題で活字になった大手ゼネコンでした

噂では新しく大阪に出来るシャープの液晶工事現場でもうすでに2,3人の死亡が発生しているとか、しかしニュースでは聞いたことがない、作業員が薄暗がりの現場で深い穴に落ちたらしいが安全策も何も施されていなかったと聞く、現場の事故は突発的な火災や爆発、あるいはクレーンが倒れたり工作機器の取り扱い間違いなどが多いのだが、掘られた穴に落ちたなどは始めてである
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by PUSH-PULL | 2007-10-28 09:08 | 私事 | Comments(0)

普通

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立ち読み
ほんの少し空に青みを感じるようになってきた、今朝は久しぶりの現場入りのため5時起床、おかげで犬々の散歩は暗闇と相成った

ナンバパークスにユニーク品ぞろいの書店「旭屋」がある、レイアウトも陳列されている本もかなり偏っているのだがそれがなかなか面白い

たまたま目に付いたのだが「普通のデザイン」、買わず仕舞いだったが立ち読みした限りでは面白そうだった、つまり今までのデザインの風潮の変わった刺激的なデザインから一歩離れた目線で描かれているのである

デザイン事務所時代の思い出に、松下からの依頼でPOPのデザインの仕事が舞い込んできた、要望は電通賞をとること!松下のデザイン室の方も広告代理店の方も今回のチームは私を除き全員ブランド大学を出ている

デザインコンセプトは商品はどれでも構わないが「今までに見たことのない形と動き」、おまけに費用に糸目はつけない・・・それは私の長年のデザインワークで数少ないお金に縛られない仕事でもある

出来上がったモノは結構自信があったのだが入選し賞は戴いたものの一等賞にはならなかった、これぞまさしく最初に描いた普通のデザインの真逆の考え方である、東京電通の審査会場に搬入した時驚いたのは殆どの作品がPOPの域を超えてしまっていた、見るからにPOPの基本である量産も無視した電通賞の為だけの作品なのである、どれも勿論レベルは高く素晴らしいのだが残念ながらPOPではない

受賞した作品を見たが色々なジャンル(平面・立体・・・・)の一等賞作品の中でPOPらしいのは僅か1点しかなく他は美術工芸品並みの出来上がりであった

美術の世界でもそうだが「今までに見たことのない作品」「人の真似をしない」と色々な視点から評価を下すが、私の極端な持論は「もし今までに見たことも聞いたこともない作品を考えたとしたら、それは誰も理解できない」

美術の世界なら死んでから評価されたり、数学の世界でも余りにも先に進みすぎて誰もその答えを理解できず解読するのに何年も掛かることがあるが、デザインの世界は今が勝負であるが故にいかに優れていようが万人の解読力を越えると完全に無視されるのだ

デザインとは現実の物体にある意味不要な付加価値を付け加え売ると言う一種詐欺のような行為かも知れない、「普通のデザイン」とは一番大事なことかも知れないと立ち読みしながら考えたのだ

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by PUSH-PULL | 2007-10-27 06:10 | アート・デザイン | Comments(0)

中古カメラフェアー

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マニア
久しぶりに梅田大丸の中古カメラフェアーを覗いた、最近はカメラ雑誌や中古カメラ屋さんに接する機会が少ないので催事情報に少々疎い、昨日がフェアー初日と言うことをメルマガでたまたま知った

以前のお江戸の中古カメラ市は百貨店の開店前からおちゃん達が並びオープンと同時に売り場まで走ったと聞くが「今は夢」、デジカメのおかげで銀鉛(フィルム)カメラはマニアのモノになりつつある、ここ数年の間に多くのカメラメーカーとその周辺機材メーカーが幕を下ろしあるいは合併し大きく地図が塗り変わった

そして今後誰も予想が付かないのが写真業界かも知れない、これはパソコンやIT産業も同じでウィンドウズのマイクロソフトでさえヨーロッパの裁判で完敗し前から問題になって抱き合わせの販売とソフトのオープンが義務づけられた

さて中古カメラフェアーであるが相変わらずお客さんはおっちゃん達が圧倒的に多く、パラパラと学生あるいは写真好きの若者は見かけたが女性は皆無に近い不思議な催しでもある、キラキラと輝く塊を見てもいつものドキドキ感がないのはどうしてしまったんだろう
私自身の購買欲が減少しているのと、懐が寂しいのと、相変わらず欲しいカメラは少しも値崩れしていないのと、一番好きな何に使うか分からないようなガラクタが見つからなかったのと・・・無事手ぶらで退散という喜ばしいことになった

催事場では毎月顔を会わせる手作りカメラのメンバーと挨拶をする回数がいつもより少ない、また知り合いの中古カメラ屋さんに会釈をするが買う訳ではない、少し離れた所から見ているとショーケースの高価なカメラを見入る人が面白い、あちこちのケース越しに商談が成立し、満面の笑みを浮かべたおっちゃんが大事そうに紙袋を下げている、しかし面白いことにいざ買う段になると必ず値切る人の多いこと、値切って下がらなくとも買うことには変わりない

そう言えば私も昔々百貨店で値切ってまけて貰ったことがある、大阪の大阪人たる所以かも知れない、町での買い物は値切ることが当たり前だったのがいつの間にか余り見かけなくなりました

何処かで読んだのだが「5台以上カメラを持っている人は充分カメラマニアである」、となると私は完全なるクラシックカメラマニアと言うことになる

写真の撮ると言うこととカメラを集めると言うこととはまるで違う、仕事の写真と趣味の写真がこれまた違う
「そう言えば一番好きなことを生業にしたらあかん、 2番目に好きなことを仕事にって誰か言うとったなあ〜」

今日のコスモスはナンバのビルの屋上で採集しました
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by PUSH-PULL | 2007-10-26 07:52 | カルチャー | Comments(2)

パンズ・ラビリンス

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えらいもん見てしもた
何処がファンタジーやねん、何処がラビリンスやねん、始まったら最後までジェットコースタームービーよろしくスクリーンから目が離せない、のっけからファシストのフランコ軍の大尉がにビール瓶で若者の顔をぶっつぶすは簡単に残酷な人殺しをする、続いてややこしい擬態昆虫ナナフシの妖精は出てくるはヌルヌルのバカでかい蛙は出てきて胃をひっくる返すは、人間になろうと夢見る植物マンドラゴラは赤ん坊のようで薄気味悪い、R指定のこんな映画子供に見せたら一晩うなされて飯も食べられへんのではと考えたが、この映画を見てを気味悪がるのは大人の方かも知れない、映像は怪しげであまりにも美しい、前に見たテリー・ギリアムの「ブラザース・グリム」を思い出したのだが遙かに残酷で恐ろしい

大尉の口を小さな包丁(あちらでは大きな包丁もまな板もない国が多い)で切り裂くシーンはルイス・ブニュウエルとダリが作った「アンダルシアの犬」の眼球をカミソリで切るシーンを思い出す、おまけに大尉は自分で鏡を見ながら縫合するのであるが廻りのおばさん達は殆どスクリーンを見ていませんでした

b0057679_9554426.jpg久しぶりである英語以外の外国映画を見るのは、吃音者の捕虜に無理矢理「ウノ・ドス・トゥレス」と言わせる・・・お母さんお名前がカルメンで主人公がオフィーリアで小間使いが何故かメルセデス

監督のギレルモ・デル・トロはこれまでほとんど「ヘルボーイ」などホラー映画ばっかり作ってきていた、その技法はある意味充分発揮されたのではないだろうか、宮崎駿アニメの「千と千尋の神隠し」などと比較されいるようだが、印象はまるで違う

いつも映画を見るとき無意識に映像だのストーリーだのあら探しをしている、下手するとマトリックスの時のように映画の途中で「そんなアホな!」と声に出していってしまうことがあるのだ、昨日のパンズ・ラビリンスはそういう意味で何処にも口を挟むところがなかった、そして私たちをとんでもない世界へ物の見事にひこずり込んでくれたのである、ただ一つあら探しをすれば姪との約束で映画鑑賞が水曜日になってしまったことである、平日の昼間から映画館は満員でほとんど女性だったのだ

迷宮の不思議なおとぎ話に興味のある方は是非見られたし
http://www.panslabyrinth.jp/

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by PUSH-PULL | 2007-10-25 09:58 | カルチャー | Comments(2)

三角地帯

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隙間
いつものことだが何故か三角の角とか建物と建物の隙間が無性に気になり路地愛好会名誉会員でもある、自然界の三角はともかく人間が作り出す三角は面積としては最小辺構成の面でもある

位置の表現が点であり点の移動が線となり線の移動が面となる

モメント的にはトラスは非常に丈夫な構造で四角より強い、しかし生活空間の平面としての三角は非常に不安定で死に場所が沢山出来る、そう言う意味では円が一番理想かも知れ無いが、建築材料や生活としての道具の関係で割高になってしまう、おまけに人間は稜線が生活空間いないと精神的に不安定になる、訓練のおかげだと思うが宇宙飛行士は凄い

街の至る所にどうしようもない極小スペースがある、特に境界線際に多く写真のようなスペースが生まれる、三角の持ち主が譲歩して歩道側に売ればすっきりするのだが、歩道側は買ってまで拡張する気はさらさらないのだが勿論三角側には無償で提供する気もない

これが個人の家の場合は話が更にややこしくなり、建築しても空間として意味のない鋭角の家が出来たりする
、この鋭角の無駄な空間を探すのが大好きで見つけると必ず採集する、人間の持つ所有欲というか不具合を見つけたような気がするのだ

世が世なら使いようのないスペースは煙草に空き缶と直ぐにゴミ捨て場と化したのだが、不思議なことに写真の三角にゴミがない、ゴミとは何もない所に最初に放るのは勇気が要るが後は加速度的に増える、と言うことは三角の持ち主は頻繁に掃除をしているに違いない

以前造形作家の工事中インスタレーションで世界的に著名な川俣正が大型広告看板の裏側とか自動販売機の裏側の不要の空きスペースで生活するというパフォーマンスを実行した時は映像を見て感動した

この無駄さが大好きでエネルギーの源にもなっている、おかげで仕事の合間にあらぬ事ばかり考え一人喜んでいるのだが余りお披露目する機会がない、と言うか発表した後の結果が恐ろしい

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by PUSH-PULL | 2007-10-24 08:48 | ご託&うんちく | Comments(0)

赤壁

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気になる空間
私の家からほど遠くない所にこの家はある、少し脇道にあるので滅多に通らないのだが通るたびにたちどまって見てしまう

京の祇園あたりにありそうな色づかいだがこのあたりではこの家だけ、右の白い扉の家は医院であり端っこに少しだけ見える看板は木彫りの立派な看板で、実際に開院しているかどうか定かではないが扉の開業の証のプレートは新しいので今もやっているに違いない

この壁の色は非常に魅力的である、土壁にたまに使われる紅殻色とは少し色合いが違うような気がするのだが単なる経年?、紅殻とは弁殻とも言い酸化第二鉄のことで「赤さび」と同じ、紅殻格子はよく知られているが京の町並みによく似合う、サビで色を付けるのは理解できるが防腐としての役目もあるのが不思議だ

壁に使うとかなり迫力が出る、つまり面積が多い分与える力が強く一般の家庭には不向きだが客商売の割烹などで使うと、一寸怪しげな雰囲気が出てくるのだがそれでも自然の色なので意外と落ちつくのだ

さて問題は左の入り口で間口は一間もない、1階は土間と階段と奥に行く板の間だけ、しかし奥と言っても直ぐ裏側に出てしまうのだ、写真には写っていないが2階がまた変で右側の医院の上の部屋だけ新しいサッシに取り替えられ生活感がある

しかし左の階段側の2階の窓はボロボロなのである、丁度左の階段側と同じ間口分だけの部屋が二階にあり使われていないことになるが、生活空間としては階段部分を差し引くとかなり狭い

この紅殻は入った壁にまで塗られている、奥の壁は白いので摩訶不思議なレイアウトになっている、もっと不思議なのは扉が無く取り付けた跡もないフルオープン、中が非常に気になるので思わず入ろうと思ったが他人様の目が恐ろしくおとなしく退却いたしました

デジカメは少しくらいと勝手にストロボが点灯する、余りストロボ撮影は好きでないので少々の手振れには目をつぶってそのまま撮るのだが、丁度その時は雨が降っていて両手が塞がっていた、それでも念のためにストロボ無しで改めて撮影したのだが後で見るとストロボ写真の方が面白い、左の廊下の奥まで確認できるのと、雨が上手く乱反射して季節外れの雪のように飛び交っているのだ

赤壁薬局って名前が大阪周辺には至る所にあるのだが、赤壁って医療となんぞ関係があるのかしら、そう言えば赤髭先生って医者もおったし、赤紙の薬は鎮痛剤のトンプクのことだと思って調べたらトンプクとは何時飲んでも良い薬のことを差すらしい、知らなんだなあ〜

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by PUSH-PULL | 2007-10-23 09:01 | アート・デザイン | Comments(0)

携帯で写真

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画質とテーマ
数日前の写真である、昔から夕焼けが大好きで1年で秋がやっぱり一番、外に出る時は必ずカメラを身につけるのだが折角の夕日なのにカメラがない、時間との競争なので取り敢えず携帯電話のカメラで撮影

私の持っている携帯は130万画素、データー的には200kb以上あるのでブログでは問題ない、日常的に使っているバカデジの方は500万画素でデーターは1.5Mb前後、いざパソコンに取り込んで使う場合は少々調整が必要で大きくすればノイズが出るしコントラストの抜けが悪くプリントするには問題あり

捕鯨図ときのブログ(10/12)に書いたが、ニコンの1眼レフD70でも厳密に言えば失格である、少し大きくすると白と黒の被写体なのに境目にありもしないカラーがにじみ出ている、携帯の130万画素だとA4ぐらい大きくするとデジタルと言うべきドットが認識できる

そんな携帯でも私が最初買ったデジカメよりずっと解像度が良いのだから恐ろしい、今時は携帯を買い換えても古い携帯をデジカメ代わりに置いておくらしく殆ど回収されないとか

しかし精密さも必要だがやはり撮されたモノに意味がありもちろんそちらの方が大事である、今日のケータイ写真のように大したテーマでも無い時が一番困るのだが、取り敢えず夕日が美しかったと言うことでヨロシク

イラク給油問題が次々とボロが出始めた、小池のおばちゃんとチャンバラをした元事務次官の接待問題、家族ぐるみとはよく言ったものであそこまで付き合っていたら逃げようがないと思うのだがそれでもシラを切る、まさに官僚の鏡のような存在かも知れない

イラク侵略に米艦隊が使う以前に給油活動そのものが完全に憲法違反なのだが、ポチのゴリ押しの法案がいつの間にか国民に当たり前のことと定着しているのが恐ろしい、そこに給油量の発表間違いがあり今度は知っていながら4年も隠す、C型肝炎とまるで同じ構図なのだがこれは幹部一個人の問題では絶対ない

80万ガロンを換算すると約300万リッターにもなる、官房長官時代の福田は1日の給油量が20万でイラクまで行けないとか何とか言っていたが、80万ガロンを重油価格として推定すると
800.000万ガロン=約3.000.000L×約70円=約2.100.000.000
ちゅうことは毎日2億円以上もアメリカに貢いでいたことになり、1年で700億円以上!と言うとんでもない金額でこれが何年も私達のなけなしの税金を使こちょる訳、そこに自衛隊員の給料に運ぶ船賃入れたら更に金額は増える・・・てなこと新聞には書いてなかったなあ

福田人気が落ちるに付け国会答弁でもだんだんと本性が現れてきた、初めはえらく穏やかで低姿勢な人の良いオジンを演じていたのだが、先週共産党の小池議員の質問についに逆切れした「・・・いくら議論をしたってね、賛成とは言わないんでしょ、結局」
寅さんだったらきっと「それを言っちゃあお終いよ」って言うやろなあ〜

小矢部の山間部採集した「シュンラン」、名前が示すように春先に咲きます、和蘭ってやっぱり地味やけどじっくり見ているとなかなか味があります
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by PUSH-PULL | 2007-10-22 10:09 | ご託&うんちく | Comments(4)

遊歩道の,真っ黒のらら


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