<   2007年 03月 ( 31 )   > この月の画像一覧

ベルギービール

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缶バッチ
今日は昨日の映画の続きです、と言うのは映画を見るまでの話を書き始めたら長くなってきたので「コマンド+X」でカットし今日のページに「コマンド+V」でペーストした(ちなみにMacのショートカット)

映画を見る前に一杯引っかけると書いたがどこか面白い場所がないかと検索したら、映画館の近くに大好きなベルギービールの店があるではないか、早速割引クーポンなるものをプリントアウトしたのだ

人がようさん住んでいる所には面白いTVCMでお馴染みのフリーペーパー「ホットペーパー」がある、若者達には大人気で、分厚くて無料の本の魅力はお店の紹介もさることながら割引クーポンにある、姪達と一緒に出かける時に利用したことがある、この手の本に登場するお店はどちらかというと新しくてお洒落なお店が多くそれなりにましなのだがもう一度行きたいという店がほとんど無い

理由の一つは他人の私に説教するこわいおばちゃんもおらんし、これだけはと言う美味しいメニューがない、へたすると活字に目くらましされた若者達の行列という悲惨な目に遭うからだ(笑)

ベルギービールのお店「ドルフィンズ」は6時過ぎだというのに客は私たちが最初、あれ?、二百円割引のクーポンを出しながらメニューを見てビールとソーセージアラカルトとゴルゴンゾーラとポテトを注文したがビールが高い、おまけに小さな小瓶1本分なのである、二杯目を注文しようとようさんあるビールを探したが、高いのは二千円を超え度数も17度オーバー、たまらなく呑みたかったのだが映画前なので断念する、ビール1杯でこの値段では大阪では無理やろなあ〜・・・ちなみにベルギービールは銘柄に合わせお洒落なグラスも変わる

一度ベルギービールにはまったことがある、百貨店に売っているビールを片っ端から買って飲んだ、瓶も開け閉めできる陶器製から面白いものが一杯で味も独特、ハードボイルド小説で主人公の探偵が下町のバーで常温ビールを半パイント注文するシーンがあるのだが、ベルギービールを飲むまで信じていなかった「常温でビールを飲むなんてあり得ない」と思っていたかからだ、これは私たちが知っているビールとは違う飲み物である

昔の話で記憶が曖昧だがベルギーはブリュッセルのグランブラスの横っちょに海鮮料理店の路地があるのだが、お店の前に貝だの海老だのお魚だの並べお店の特徴が直ぐ判る様にしてある、どのお店も小さくて可愛いのだが店に入ってメニューを見てびっくりした、美味しい料理もさることながら圧倒的ビールの種類、ベルギーには1200種類のビールがある、この種類というのは先日ブログで書いたドイツの「ビール純粋令」とはおよそ無縁の世界で、日本のビールともまるで違う、大麦に拘ることもなくホップを使わないものまでフルーツやハーブやスパイスまで入ったビールがある訳だ

これは日本の雑酒に近く、始まったばかりのビール風味の炭酸飲料の雑酒はひょっとしたらベルギービールのように色々と出回るかも知れない、それはそれで楽しみでビール純粋令だのホップだのと言う講釈を捨てたら美味しい飲み物になる

修道院でビールを造っていたと言うからこれも凄いのだが(トラピストビール)、日本で言えばさしずめ日本酒の銘柄が「高野山」やら「比叡山」「真言」となる、他には絶対悪酔い間違いない「創価」「PL」「オーム」やで〜怖いやろ、更に熟成ビールなるものがあり常温ビールはこれに当てはまるのではないだろうか、おまけに度数も高いのだ

写真の左が最初に注文したベルギービールのカラフルなキャップで右が引き出しに入っていた缶バッチ、2杯目はちょっとビターなビールを注文したがギネスとはまた違った味でこくと香りがある、相方が頼んだのがチェリー味のスイートなビールで色も綺麗な赤ワイン色、飲んでびっくりチェリーなのである(笑)おまけに甘い、ビールが甘いってこれって凄いのだが一杯飲み干すのが大変だったのである
あかん、完全に尿酸値とプリン体のことを失念いたしておりました
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by PUSH-PULL | 2007-03-31 08:52 | 写真 | Comments(0)
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映画の割引
いつも一緒に映画を見に行く相方がいる、少し早めに待ち合わせをして軽く喉を潤してから映画館に駆けつる、終わってからは映画の余韻を楽しみにバーへ出かけハイボールやバーボンなどその時の気分に合わせ軽く一杯

彼の好きな音楽がカントリー、そのぴったりの映画がこれ「今宵、フィッツジェラルド劇場で」である、だいぶ前に約束していてやっと出かけることが出来たのだが・・・

私は少し前から映画は千円で入場できるのだが顔が童顔で髪もふさふさでいちいち証明書を出さねばならない、一度は持っていくのを忘れ生年月日を窓口でぼそぼそと言ったこともある(笑)
以前今日の映画はえらい女性が多いなあと考えたら水曜日だったのに気づきそれ以来水曜には映画を見ないことにしている、あれは男性に対するハラスメントだと思っていたのだが

相方はいつも前売りを買って映画を見るのだが、な、なんと!その映画館は火曜が男性割引でしかも前売りより安いではないかぼやくことひとしきり、私だったら烈火の如く怒り狂い千円で映画を見て前売りをプレイガイドでキャンセルするだろう

ロバート・アルトマン監督は「MASH」が余りにも有名であるが「ナッシュビル」「ザ・プレーヤー」など良い映画を沢山作っている、残念ながらこの映画が遺作になってしまった

映画はミネソタのラジオ局の最後の公開録音がエラフィッツジェラルド劇場で行われた、以上!
これだけの物語なのだが全編素晴らしいカントリーはもちろんフォークにゴスペルにグリーングラスにジャズ・・・次々とミュージシャンが現れ歌っていく、おかしいのはラジオ番組のスポンサーがダクトテープ(ダクトの口をフタする)だのビスケットで宇宙旅行が当たるだのしっちゃかめっちゃか

出だしから明らかにパロっている、時代設定は衣装もマイクも何もかも思いっきり古いのだが、車は新しく携帯電話にデジカメまで登場する(笑)チャンドラー風の口ひげを生やし中折れにコートスタイルの自称探偵まで現れ、おまけにこのラジオ放送を聞いていてい事故を起こし死んでしまった美人の白いコートの天使が登場するに至っては淡々としたストーリーがとんでもない動きを始めていくのだ

ラジオの司会者であるギャリソン・キーラー自身が司会者で素晴らしいクリエーターでもあり原作もキーラー本人が書いていて実際の司会の役で出演、日本ではあり得ないタイプで流れるような司会に歌も上手い

こんな番組が日本で出来たら素晴らしいと思うのだが可能性としてはアルフィーの坂崎君か他にはう〜ん・・・福山雅治あたりなら出来るかも知れない
少し前に吉田拓郎とKinkikidsがやっていた音楽番組「LOVE LOVE あいしてる」あたりがそれに近いのかも知れない、確かにあのときのメンバーはすごかったしゲストも素晴らしかった

映画の方は劇場を新しく買収したオーナーが登場し(缶コーヒーでお馴染みのトミー・リー・ジョーンズ)天使との絡みでとんでもないことになるが、結局放送は終了し劇場は取り壊される
書き忘れていたが主役のあのメリル・ストリーブがカントリーシンガーで登場する、演技が上手いのは当然ですが歌の上手いこと知りませんでした済みません、パンフを見たら彼女はオペラ歌手志望でした

淡々と流れる映像の美しさと音楽、至福の時の流れ、フルコース料理と言うより素朴で美味しい素材を新しいレシピで戴いたような楽しさがあった

最後のエンドロールに流れるジャズが素晴らしくまるでライブ会場、それにしても楽屋のシーンが度々出てくるのだがあんなにあっち向きこっち向き色々なミラーがあるのだが撮影するカメラが絶対写り込まないのが不思議でずっと考えていました・・・・・つづく
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by PUSH-PULL | 2007-03-30 08:08 | カルチャー | Comments(0)

黄砂

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人間依存
「おうさ」と読みかけたら頭蓋骨にひびが入りそうになったのでこれは笑うしかない、いよいよボケ力が身に付いていたのだろうか、いやこれは単に国語力が身に付いていないと言った方が正解である

中国に関することに「こう」が多いような気がして調べてみたが関係ないようだ「黄河」「黄砂」「黄道」「黄門」「黄金」「黄玉」「黄疸」「黄麻」

先日の新聞で「オーライ!ニッポン大賞」なる山漁村活性化のコンクールのことが載っていた(初めて知る)、その中で養老氏の講演内容が過激だった、最近は「知るってどういうことですか?」「知るとは変わることなんです」なるCMで出ていてすこ〜し心配していたのだが健在です

都会は石油がないと成り立たない、最近は田舎も都会化され車がないと暮らせない、ならば石油エネルギーと代替エネルギーを考えねばならぬと思いきや、石油が無くなっても代替エネルギーを考えない方がいいときた
後ろの方にも繋がるのだがエネルギーを使うと人間はさぼる、だから都会人は体を使わない、おまけに皇居の周りをジョギングしているが全然推薦しない、運動とは固さの違う地面を頭を使って歩くことである、田舎の田んぼやあぜ道、石ころの道を歩くと歩き方が違う、体を動かすとは頭を使うことである

凄い切り口で極端だがそれなりに説得力がある、エネルギー依存から人間依存へと変えなければいけない、都会で働く人は頭が固い、頭が変わらないと世界も変わらなず変化のない生活は生きていても面白くない、体を使うことをやらなければ

そういえば少し前の本だが養老さんと宮崎駿の対談「虫眼とアニ眼」という面白い本があったのだが、最初の挿絵の幼稚園を思い出した、彼の言葉を裏付けるようなレイアウトで思いっきり楽しそうである

もう一つ、「便利なもの」は人をものぐさにする、助けてくれと言う人を助ける「必要なもの」をつくるべきとテレビで発言していた三鷹光器の会長の中村さんはユニークである
宇宙開発から脳の手術用顕微鏡までとんでもないレベルの高い精密会社なのだが入社試験に近所の定食屋で箸を使って焼き魚をたべさす、その食べ方で神経質で技術者に向いているか判ると言う、今まで一人のハズレがないとかで言われてみると納得する所が多い

しかし工作好きの私がもし若くてこの会社に受験出来たとしたらどうだろう?なぜならば秋刀魚クラスだと骨まで全部食べて辛うじて頭の一部としっぽの先が残されるだけなのである、これは性格が緻密とかれ手先が器用とか言う以前のレベルで単なる魚好きで終わってしまい採用されないのかなあ〜心配だ、ほんまは無茶器用なんやけど
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by PUSH-PULL | 2007-03-29 08:50 | 写真 | Comments(0)

説明なし

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知らぬが仏
京都帰りに京阪からJR東西線のホームに降りると時間も遅いのにホームは人が一杯、電車は来ているのだが一向に扉が開く気配はない、ホームのアナウンスでは前の電車が支えて云々とか信号機云々とか申しておりますがそれ以上の説明は一切無い

各車両の人の並びを見るとかなり時間が経っていると思うのだが何故扉を開けないのだろう?遅れるにしても客を乗せ座らせてあげたらと思うのだが、遅い帰宅時で言っても無駄と諦めているのかでガアガアと駅員に詰め寄る人も居ない、しばらくするとやっと扉が開いてお客さんを乗車させそれからしばらくしてからやっと電車が動き出した

後から知ったのであるがこの線路のずっとずっと先で飛び込み自殺があった、それも私が駅に着く2時間近くも前である、今は通勤していないのでまた通勤していた時もスペシャル私仕様のチャリに乗っていたので余り深く考えてなかったのだが、余りにもJRの対応はお粗末と言うか不親切である、ちょっとのことで乗客の苛立ちは軽減されると思うのだが、ノルマの達成の人間酷使の奴隷マニュアルは完璧なのに、対事故・対乗客はどこかに忘れ去れている

日本国有鉄道から株式会社であるJRに移行してもう20年が経つ、しかし未だに国労組合員達の雇用裁判は続き昔の影を引きづったままだ、JRへの転換の理由の一つに組合潰しが上げられ組合員は解雇あるいは左遷に等しい扱いを受け管理職への道は全員たたれた、もちろん新人教育官などはもってほかで絶対に入れて貰えない、尼崎事故で少しだけ明らかになった効率絶対主義があらゆる所で破綻し始めている

カメラ仲間にJRの運転手が居て色々と話を聞くのだが、車両にはすべて事故歴が記されているらしい、何人も人をひき殺している車両を運転する時はやはり緊張するとか、大阪の阪和線などは新聞にすら載らないぐらい人身事故が多く毎月何人か死んでいる、国鉄時代は事故があると警察が来てある程度調べ事故現場を片づけてから再運転していたのだが、JRになってからは事故があっても殆どほったらかしで走り出すとかですべて輸送のための効率優先で運転手は凄いストレスがあるとか

これは民間企業にも当てはまることでその代表が品格も人権も保険もすべて剥奪された「ハケン」の存在である、一部マスコミに職業の新しい形態としてもてはやすような風潮が合ったがこれはもってのほかで、格差社会と言うより差別社会という方が正しい

今の企業は差別によって、シンタロウが忌み嫌う不法入国労働者によって支えられているのである、3K(きつい・危険・汚い)の仕事はまさにその代表である、そこに「休暇が取れない」「規則が厳しい」「化粧が乗らない」「結婚できない」を足して女性の7Kというらしい

そういえばこの電車に乗れば18分ちょっとであの悲惨な事故現場に到達するのだが、未だに遺族に対する謝罪も補償も説明もなされていないのだ

こうなったら「ほんだらだ行進曲」だ
植木等さんが亡くなりました、中学時代のお昼休みに見ていた「おとなの漫画」の面白さが忘れられません
・・・ ・・・ ・・・
なにをやっても ほんだらだったほいほい♪
だからやらずに ほんだらだったほ〜いほい♪
ほんだらだ ほんだらだ ほんだらほだらだほ〜いほい
ほんだらほだらだ ほんだらほだらだ ほんだらだったほ〜いほい
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by PUSH-PULL | 2007-03-28 09:04 | 写真 | Comments(0)

アルコホル

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漫画といえども
毎日新聞に西原さんが「毎日かあさん」の連載を始めてから日曜日に読むのを楽しみにしている、何処までフィクションで何処までが実話か判断につきかねる所が面白いのだ、子供たちも凄いが余りにも出戻りの旦那が壮絶すぎる、漫画の世界ではかあちゃんに思いっきりいびられるアル中のとうちゃん、読めば読むほど哀れで悲しくなってくるのだが何故か憎めない、どんな人だろうとずっと気になっていた

と思っていたら21日の朝刊に西原理恵子の元旦那である鴨志田穣さんの訃報が出ていてびっくりした、まだ42歳だというのに・・・アルコール依存症で悩んでいたが死因はやはり肝臓癌、大好きだった「中島らも」も直接の死因は階段からの転落だがやはり強度のアルコールとブロンの依存症であった

旦那が写真をやっていたのは知っていたが戦場カメラマンとして内戦時のカンボジアなどを取材していたのを初めて知った、カメラ好きの私でも絶対出来ない仕事が戦場カメラマンで報道の極地だと思う、キャパやブレッソンを初め日本人でも沢田教一や一ノ瀬泰造など世界的なカメラマンがいまも次々と現れている、世界で貧困と戦争と極限の状況がある限り彼らは出かけ私たちに訴えかける、彼らの目を通してみる戦場はぬくぬくと日常に埋没してしまっている私にはとてもしんどいのだが、目をそらすことは出来ない、言葉で語ること以上のメッセージがそこにあるからだ

戦場カメラマンでも後方で軍の指示通りに撮影し新聞社に送るカメラマンが大半で、私たちが目にする写真はほぼやらせに近い写真ばかりだと言っていい、先のカメラマン達は全員フリーだ、新聞社専属のカメラマンは絶対に前には出ないし避難勧告が出れば真っ先に帰国する、彼らだけが一人で戦地に残り撮影を続け写真を新聞社に売りつけまた戦場にカメラとフィルムを抱え飛び込んでいく

肝臓を患って検査入院した時の大部屋は全員が肝臓病だったのは勉強になった、肝炎・肝硬変・肝不全で私以外は全員がアルコールが直接の原因だった、肝臓病も大部屋から個室に移されるともう後がない、夜な夜なうめき声と絶叫に近い声が切れ切れに聞こえてくる、しかし直ぐにモルヒネでも打たれたのか男の悲鳴は聞こえなくなる、そして数日後にはかならず家族のすすり泣き声が聞こえてくる

入院中はもちろんお酒などは絶対駄目なのだが、私の斜め前に再入院してきたおっちゃんは入院前に家族で温泉旅行をしてきたとか、この世の別れとばかりに思いっきり呑んできた話を私に楽しそうにしてくれた

後から私の横に来た中年の男は会社の経営者らしいのだが、見舞いに来る奥さんの様子から見るとどうも婿養子、腰も低く言葉遣いも丁寧で周りのおっちゃん達とは一線を画していた、しかし夜な夜なベッドから出ていくのだが何処へ何しに出かけたのか判らない、2,3日すると小さなコンビニの袋を持って帰ってきた、袋からちらっと見えたのは小さな紙パックの日本酒である

病室までお酒を持ち込むとは人は見かけによらない、どうもそれまでは2階の診察用の誰もいないロビーで一人でお酒を飲んでいたようだ、しかし顔にも表れず話し方も変わらないがそう思って見れば幾分会話が軽くなったような・・・そうこうするうちに紙パックが1.8リットル入りにレベルアップ

病院はお正月になると比較的軽い患者は家に戻る人が多い、私は家に帰っても同じなので生まれて初めて年末年始を病院で過ごしたのだが、びっくりしたのは三が日の食事が小さいながらも尾頭付きのタイに、エビに、ステーキに正月らしい料理が出てきて驚かされた、もちろん味付けは病院食なので薄いのだが(笑)

正月明けに隣のアル中患者が戻ってくると直ぐに主治医は彼の家に電話を掛け家でお酒を飲んだかどうかの有無を確認した、約束を破って呑んだことを聞くやすぐさま高槻市にある断酒専門の病院に転院させたのである、噂によると断酒の病院は殆ど刑務所に近いほどきついとか聞く

一昨年長い闘病生活のあと他界した最高の友の五里さんは、私の度重なる忠告に対して言った言葉は絶対に忘れることはない
「あんたのように酒やタバコを辞めてまで長生きしたないわい、そんな生き方どこが面白いねん」
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by PUSH-PULL | 2007-03-27 08:22 | ご託&うんちく | Comments(2)

モノクローム

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異空間
ふと後一歩踏み出せば戻れなくなると思ったことはありませんか、あの鏡の向こうはきっと別の世界がある、頭の中は逃避と緊張と「死」の文字が浮かんでは消える

ちっぽけなヨットで太平洋に出た時、陸地から僅か数マイル離れただけで強烈な孤独感が押し寄せてくる、ましてやナイトクルージングになると目にはいるのは満天の星とコックピットにある小さな灯りのコンパスだけ、一度濃霧の中をクルーズしたことがあるのだが星も見えず周りは漆黒の闇、風が弱く機帆走(エンジンとセールをどちらも利用)なので聞こえるのは波切り音と一定にリズムで刻むディーゼルエンジンと時々シバーしてはためくメインセールの音だけ、何処へ向かっているのか急に不安になってくる、

どれだけの時間がったのだろうか暗闇からうっすらと乳白色の世界へゆっくりゆっくり変わっていく、しかし見えるはずの灯台の点滅が確認できない、海図では10時方向に3F42S、つまり灯りが3回点滅しその後42秒の間隔があく灯りが見えない、42秒が何時間にも感じる長さなのだがなにも見えない、思い切ってコンパスを無視して陸地へ舵(ティラー)を切りしばらく機帆走していると少しずつ霧が晴れてきた途端目の目にそそり立つような岩場と波しぶきその上に真っ白な灯台、あわててティラーを引き急旋回し辛うじて暗礁を免れた時の恐怖は今もはっきりと残っている

京都でみんなと飲んでから一人大阪に帰った時のことだ、うたた寝していた私は余りの静けさに目を覚ますと車両は薄明かりで誰も乗っていない、ここが何処なのか今何時なのかさっぱり判らない、まだ夢を見ているのかと考えてみたが大阪環状線に乗ったことを思い出し意識ははっきりしている、誰もいない電車の窓の向こうの方にチラチラとイルミネーションが見える、ぼんやりとした頭で眺めているとどうも見たことのあるビルのようなのだが私のいる場所が判らない

混乱する頭を整理しながらじっと座席に座っていると、しばらくすると向こうの方から足音が聞こえてくる少しずつ音は大きくなり私の乗っている車両にその人がやってくると向こうも驚いた声で
「えっ、まだ乗られていたのですか!」「もう少しすると折り返しで大阪駅に戻りますので降りてくださいね」
丁度大阪駅止まりの環状線に乗ったらしいのだが、誰も私を起こしてくれなかったのだ、「薄情者!」と文句をたれていると電車の灯りがつきゆっくりと大阪駅へ向かって電車が走り出した

暗闇の車両でたった一人取り残された感覚は別次元へワープしてしまっていた、場所と時間を認識できない非日常の空間を垣間見たような気がする

他にも良く似た浮遊を何度か体験している
・ガキのころの大腿骨骨折と比較的新しい肝成倹の大きな注射針、39度を超す高熱なども似た記憶が残る
・一度頼まれものの仕事が段取りが悪く最後の1週間は仲間全員が突貫作業でラスト3日は貫徹に近かった、歩いていてもまるで夢の中で今なにをして居るのか定かでない、起ったままでも秒単位で意識が頻繁に途絶える
・祇園のヴィオロンと言うお店の改装を手伝ったことがある、地下にある小さなお店だが店中を全部銀色に塗装して時間ごとにナトリウムランプを点灯するという、コンプレッサーで塗装するのは良いがシンナーがきつい、これは大変とあわてて塗装屋で防毒マスクを買ってきたのだがこれもだんだんとフィルター効果が落ちてくる、30分ごとの休憩が20分そして10分、意識はだんだんととぎれ初め判断力が鈍くなってくる、最後は這って階段を上がり日差しがやけにまぶしい祇園石段下に出た、それからの数日は夢の中だった
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by PUSH-PULL | 2007-03-26 08:56 | 私事 | Comments(0)

そら豆の焼けるまで

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七輪の楽しみ
笑ってしまった、なんせ下ごしらえした食材とお酒を用意して炭を熾して七輪に入れてさあ焼こうと思ったら網がない!参りました、そういえば網が錆びてボロボロになり捨てていたのを忘れていたのである

ゴミゴミした都心部の余り立派とは言えない環境はこの時ばかりはありがたい、つまり徒歩数分でスーパーにたどり着くのである、七輪の空気入れの窓を閉めすぐに出かけた、3階までエスカレーターを駆け上がり一番安い網を買って小雨をものともせず我が家に帰還したのである、所要時間7分弱

ブログがきっかけでイタリアはミラノに在住の日本の方から時々メールが来るようになった、豆話で盛り上がりミラノの市場の写真が送られてきた、見慣れない食べ物の中にそら豆が写っていたので皮ごと焦げるまで焼いて蒸し焼きにして塩で食べる話をしたら早速試されたとか、しかしミラノのそら豆はまだ細く思いっきり焦げてしまったとか(笑)

b0057679_10102557.jpgそんなこんなで私自身が食べたくなったのである、そら豆は丁度今が旬!真っ赤に熾った炭の上でごろごろところがしながら焼き上げ熱々の皮を素手で踊りながら破りお塩で戴いたらこれがホンマに旨い! 写真では生っぽく見えるがそこが炭火の遠赤外線の強み、きっちりと中まで火が通りそら豆の香りも逃さず美味い

もちろんそら豆だけでは折角の炭火に失礼なので、ぶつ切りにした天然ブリ(もちろん腹側)と塩コショウした地鶏の炭焼きと文句なしの夕食である

富山の友人の炭窯のお陰で1年中我が家には炭がある、難点と言えば絶妙の旨さと引き替えに家中が煙りだらけになることと仕舞い忘れた壁に掛けた衣服に臭いが付くことである、同じ焼き物でもガスと炭では余りにも差がありすぎる、ちょっとした野菜でも魚介類でも炭火で焼くと格段に美味しくなる
美味いのは良いのだが家の庭で脂ののった秋刀魚を焼くことは止めた方がいい、直ぐに向こうの方からサイレンを鳴らし真っ赤の車が走ってくるのは目に見えている

最近のガス器具は遠赤外線だのなんだかんだとキャッチを付けて器具を販売しているが明らかに違う、やはりガスは水分が多く折角の食べ物の味を殺してしまっている

食事中のテレビ(一人の食事の時だけ)はニュースにボクシングにサッカーにスケートにシンクロに100万枚売上げ歌手のライブにチャンネルの忙しいことこの上ない、サッカーはまずまずで問題なし2−0でオシムジャパンの勝ち、しかしシンクロは全員同じ顔でこれがスポーツと思ってしまうほど演技過剰で興味半減

テレビを見ていたら変なことだらけで今のスポーツ中継は狂っている、まず亀田弘毅のボクシングだが新聞の「今日のスポーツ」を見ても掲載されていない、つまりランキングとは無関係のオープン試合、人気があるかどうか知らないが土曜のゴールデンに中継するとはバラエティか!

一番狂っていたのはフィギア女子の世界選手権フリーである、放映が何故か録画でそれも9時から、前日のSPで注目の浅田真央が5位になってしまったのだが新聞のテレビ欄では「浅田真央が逆転女王へ」ってどういうことだ、テレビを見て判ったのだがスポンサーが浅田真央の出ているお菓子のネッスルこれはやばい、やっぱり彼女中心の編集で何処が世界選手権なのだろう、試合そのものは絵に描いたような筋書きで日本人の金銀でめでたいことこの上ないのだが・・・

醜悪だったのは表彰式のメダル授与で優勝候補だったが3位になった韓国の金さんの扱い、1位に2位続き3位の彼女が写らない、これって私を含め在日の人やスポーツ関係者が見たらきっと怒っているに違いない、おまけに最後の3人が並んでお客様に挨拶する所も左の安藤と浅田のツーショットなのだ、これは二人に対しても失礼で何処が国際大会なのかと疑ってしまった、録画なのでスポンサーに合わせて編集したに違いないと思うが、これで浅田真央が入賞していなかったらきっと表彰式なんぞ写さなかったかも

しかしスポーツを録画でも仕方がないと思うが編集したら絶対にあきまへん!と書いていたら地震が来た、かなり揺れるのでテレビを点けたら震源地は能登、あわてて今日の炭を焼いた久利須へ電話をしたらなかなか繋がらないやっと話が出来たのだが深度5でかなり揺れたようだが被害は無しでホッとしたのだが途中で電話が切れてしまった、もちろん携帯の方もしばらく混雑していて繋がらず

ミラノ在住のお友達?の許可が出たので青空市場の八百屋さんの写真をアップします、花の付いた小振りのズッキーニが美味しそう、市場って楽しいのだがやっぱり日本とは全然違いますね、皆さんミントの葉の「モイート」ってお酒知っていますか?
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by PUSH-PULL | 2007-03-25 10:20 | うまいもん | Comments(4)

球関節人形

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四谷シモン
二十代の初めの頃、兄が東京で中華料理屋さんを始めていたのでよく手伝いかてら東京へ遊びに出かけた、ヒッピーなどと言う言葉はなくフーテンと言われた時代、大阪の町では乞食と言われるぐらい髪も長くサングラスにGパンが最高のお洒落だった、「ヒップからビートニックへ」なにもかもが面白く人との出会いが刺激的であった、ジャズに始まりケルーワック・ジョンケージ・ギンズバーク・ボブデュラン・ワホール・・・

b0057679_11103070.jpg東京は新宿の風月堂の2階へ行くと必ず友達がいた、氷の入った水は飲み干し誰が持ち込んだか知らないがジンが注がれる、静かな会話とクラシックとゆっくりとした時間、少しの小遣いをポケットに入れジャズ喫茶巡りと美術雑誌を開けては銀座の画廊廻り、昼飯代はいつの間にかコーヒー代に化ける

人づてに聞き新宿の「ナジャ」を覗くようになったがそこはアルコホルの大人の世界、小さな店内はタバコの煙と喧噪と緊張がいつも漂う、奥でたった一人でゆらゆらと流れるように踊る美形の男がいるそれが四谷シモンだった、もう人形でデビューし女形として活躍し始めていて名前は知っていたが遠くから羨望と嫉妬で眺めた記憶がある、そのまま30数年後の彼は今もお洒落で「たおやか」だ

同志社大学で開かれたドイツ・デーで「ホフマンと自動人形」を語った私の友人鈴木教授も四谷シモンも私も同世代である、形作られた人形は永遠に若く作り手は確実に老いさらばえる

b0057679_11111074.jpg大学で四谷シモンと球関節人形のシンポジウムが開かれたことにも驚いたが、大きな階段室にゴスロリ系の少女達が沢山聞きに来ていたのにも驚かされた、別室に展示されたガラスケースの中のシモンの球関節人形の前で食い入るようにずっと佇む少女の姿は印象的だ

球関節に興味を持ったのはシモンと同じようにハンス・ベルメールの着色されたモノクロ写真だった、ブルトンやアルトーと同じシュールリアリズムとしての作品である、彼の作る腰から下の球関節人形(1935)は刺激的でエロティックで性器は猥褻でもある、性倒錯からモノセックスそして少女偏愛

四谷シモンの作品はベルメールと明らかに違う、シモンの作り出すモノには可愛い少女の顔があり機械仕掛けの仕組みになろうとそれは人形の世界、しかし彼が作り始めた球関節人形は日本の人形という価値観を完全に破壊し別の世界を作り上げてしまった、今までの愛眼用の人形と違ってそこには嘆美な静けさが漂う

今回展示されていた彼に続く土井展・天野可淡・吉田良・恋月恋の人形は球関節という技術を継承しながらも夢のような世界を作り上げている、それはシモンの持つ独特のぎこちなさとエネルギーは希釈されまるで生きている少女の美しさと皮膚感をもつ人形へ、技術的にも形態的にも口の挟む余地はない、しかしそれはベルメールが表現しようとした世界とは異質の人形の世界なのだ

人形が人の目に触れる時の表現に欠かせないのが写真である、ベルメールがそうであったように展示台や箱の中の人形ではなく、作者あるいはカメラマンの考える状況下に人形が置かれ一つの物語として撮影される、もう一つは既存のケースではなく創作としてのボックスに収められ人形と対峙するかのように人間が立ち入ることの出来ない閉鎖した空間を作り出す

自動人形についても書きたいのだが次の課題として仕舞っておきます

※ベルメールとシモンの人形写真は明らかにネットからの無断転用であることをお断りしておきます
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by PUSH-PULL | 2007-03-24 11:19 | アート・デザイン | Comments(4)

句読点

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「。」「、」
情けない話だがいつも「くどくてん」と読んでしまい直ぐに頭の中で「くとうてん」と読み替える(笑)
人間一日の中にそれぞれの句読点が一杯ある、歯磨き・新聞・お茶とおやつ・会話・電話・飯・銭湯・少しのお酒・好きな音楽・読書・テレビ、その度ごとに「、」が「。」になりさっきまでなにをしていたかさえ忘れることがある

もう少し時間軸を延ばすと入学・大怪我・一人旅・恋愛・受賞・入社・結婚・出産・大病・友の死・・・(申し訳ない少し嘘が混ざっていました)と大きな句読点が至る所に待ちかまえている、喜び悩み悲しみがあるが時間だけは確実に過ぎていく

句読点とは句点「。」と読点「、」を合わせたものである、ブログを書き始めて気づいたことなのだが意外と付け方が難しい、今までまともに国語を学んでこなかったことを思い知らされた、沢山入れると読みやすくなるのだが文章がバラバラになる、かといってそのまま続けてしまうと簡単な文でもやっかいなことになる

笑ってしまったのはすべての賞状や感謝状には句読点が省かれているのだがその理由が「句読点を用いると読みやすくなるのは確かだが、それはあまり読む能力のない人のものなので表彰される人を見下す印象を与えるからである」まるでこれこそ人を見下したような発言である

1951年の国語審議会で「公用文作成の要領」の中で句読点は縦書きは「、。」を使い、横書きでは「, 。」を使うように定められているのだが官報ですら現実には守られていないのである、こんなことを初めて知る私でありますがつまり公式には横書きの読点は「点」ではなく「カンマ」なのであるが、パソコンの全角横書きだとインプッドメソッドの環境設定で変えなくてはなならい、と言うことでここからカンマを読点に使い普段このブログではわざと入れていない句点も入れてみました

文章の区切りに使われるものの総称が「約物」でこれがないととんでもないことになる。日本で用いられる物には句点「。.」読点「、,」,カッコ類が()「」『』{}<>《》[]【】(それぞれ名前があります)。リーダー類が・・と・・・があるが言葉を濁す場合の正式な使い方はダブル三点リーダーの「・・・ ・・・」と言うことを初めて知ったのだ。

私がよく使う約物に中黒「・」があるが並置の意味があるので間違ってはいないと思う,他にも読み方さえ知らないピュレット・ハイフン・クェスチョン・ハイフン・エクスクラメーションマーク・長音符・米印・ダッシュ・波ダッシュ・踊り字・重ね字・送り字・繰り返し符号・反復符号・庵点矢印などがあるが全部書ける人がはたしているだろうか?もし存在するとしたら出版関係でしかも校正のプロと見た。

生きていてなにが句読点になるか後にならないとさっぱり判らないのだが,問題が起きた時や悩み事があった時は句読点は必要なのだ,それがなにを意味するのかは個人によって違うところが面白い。逆に言えば句読点のない人生って面白くも何ともないのではと思う今日この頃であります。
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by PUSH-PULL | 2007-03-23 09:05 | ご託&うんちく | Comments(0)

衝動買い

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健康と美味しさとの相関図
10数年前に肝臓にひびが入り肝生検の挙げ句6ヶ月に渡るインターフェロンの2度の投入で明晰なる頭脳がかなり腐敗してしまった(笑)お陰で自力で禁煙に成功しそのままなんとか生き延びてきたが、定例の検査で今度は尿酸値問題が勃発、可愛い名前の割には根拠が皆目わからない「プリン体」対策会議が開かれ自分的に一番好きなお酒のビールから焼酎にコンバートしたが一向に数値下がらず

お酒の種類を変えたのに数値が下がらない旨を告げたが今は阪大病院に転勤してしまった美人の主治医曰く「飲んだら一緒です、減らしたかったらアルコホルを控えなさい」「かしこまりました」てな会話がプレッシャーになり今では痛風予備軍から無事除隊しております

てなことが言い訳になるわけなはないのだが久しぶりに大好きなビールを買ってみた、あまりの種類の多さに衝動買いしてしまったのでブログで研究発表をすべくkirinの缶を並べてみたのである、他のメーカーでも良かったのだが昔の麒麟神話に敬意を表してみた、まだこのほかに記念モデルなど立て続けに発売されています

ビール業界の麒麟、カメラ業界のニコンはガリバー企業で売上げが少し前まで他社に負けるとは考えもしなかったが、ちょっとしたきっかけ?企業努力怠慢?か何か知らないが、アサヒとキャノンに追い抜かれてしまった、キリンはその後なんとか踏みとどまっているがニコンはかなりキャノンに差を付けられつつある、ちなみに私はニコン派

瓶ビールなど他にも色々種類があるがスーパーの酒売り場で目に付いたものを買ったのだが、値段は110円から214円まで、俗に言う普通のキリンビールと言うものがない、多分キリンラガービールがそれに相当すると思うのだがよう判らん

一番高い「キリンブラウマイスター」が麦芽+ホップ+米の5.5%で、次の「キリンラガー」がそれに混ぜもののコーンスターチが加わり5%、「クラシック」は同内容だがアルコールが4.5%と軽くなり、「一番搾り」は逆に5.5パーセントと強くなる、早く酔いたい方は一番高いのにするか一番搾りがよろしい

ここまでがビールでお次が発泡酒、キリンはビールの王様だったからか発泡酒では完全に出遅れたのだが後発にもかかわらずCMと企業力の「淡麗」で追いついたのには驚かされた、ビールと発泡酒の差は麦芽の量で酒税が変わるため開発されたビールなのだが売れだすと直ぐに2度も酒税を上げるとは庶民泣かせである、売れる所から巻き上げるというのは昔からの国税のありかたなのだろう

発泡酒「淡麗」は麦芽+ホップ+大麦+米+コースターチで、ビールに近い、アルコールも4.5〜5.5パーセントとそろえているが一番強いのは淡麗(生)、この「生」という表現はアサヒでもサッポロでもみな同じだが生ビールでもないの紛らわしいことこの上ない、発泡酒でも極生になるといよいよ糖類が混ざり出す

そして最後がビール風アルコール飲料の「のどごし<生>」、つまり第三のビールの登場である、正式には雑酒に分類されるが缶にはその他の醸造酒(発泡性)と書かれいる、もちろん雑酒なので麦芽は入らず、ホップ+糖類+大豆たんぱく+酵母エキス、この組み合わせでビールテーストの飲み物が出来るとは頭が下がる思いがする

凄いのは酒税に対抗するため麦を使わず、「ドラフトワン」はエンドウ蛋白、「新生」は大豆ペプチド、「キレ味<生>」はトウモロコシ、お上が酒税法を改正してまで税率を上げるのは時間の問題かも知れない、そうすればまた今まで飲んだことのないお酒が出来るのは間違いない

もう一つの酎ハイに属するお酒は今や一番前に並べられ、一缶90円を切っているものもあり飲み助にはたまらない状況なのである、つまり缶コーヒーよりもコカコーラよりもお酒の方が安い時代なのであるが、「これってやっぱり変!」なのである

補記1:ドイツでは1516年に交付された「ビール純粋法」を今でも守っています、つまりビールとは「麦芽+ホップ+水および酵母」でそれ以外はビールとして認めないのだ、つまり日本のビールの大半はビールではない
補記2:麦芽とは大麦あるいは小麦(ヴァイツェンビール)を発酵させたモルツのこと
補記3:ホップとは別名毬花(まりはな)でつる状の植物、松ぽっくりのような葉っぱの固まりでビールの苦みの元となる
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by PUSH-PULL | 2007-03-22 08:53 | うまいもん | Comments(5)

公園で久しぶりに会ったミニピンの太郎君、商店街に昔からあるお茶屋さんのわんこ、気が向くとこうして飛んでやってくる


by PUSH-PULL