<   2006年 08月 ( 31 )   > この月の画像一覧

めまい

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これくらいが怖い
ああああ・あ・あ!8月が終わってしまう、私の夏休みは何処へ〜、宿題がまだ残ってるでぇ〜

1958年、監督/アルフレッド・ヒチコック、出演/ジェームス・スチャート、キム・ノヴァクの「めまい」
サスペンス美学の極めつけ的なヒチコックの代表作だが大昔に見た映画なのでストーリーの記憶が定かでないのだがとりあえず怖かった(笑)

つまり高所恐怖症の為に元刑事が美しい女性を死なせてしまう、そして彼女そっくりの女性に街中でであう・・・怖いでえ〜
おまけにキム・ノヴァクの神秘的な美しさはたまりません、「フランス航路」「女豹」「逢うときはいつも他人」どれも美しい、またヒチコック映画の怖さは日本映画のこれでもかという流行のホラー系映画と違って、じわじわと迫ってくるストーリーと何でもない映像がより臨場感を際ださせる

この高所恐怖症ってどれくらいの高さを言うのだろうか?もちろん人によって1メーターでも怖い人は居てるだろうし、立つポジションによっても全然変わってくる
私の場合遊園地のループコースターなどは結構好きな方で出来るとすぐに乗りに行ったする、高飛び込みも泳げないくせに好きなのである、あの落ちる瞬間と急速に近づく水面と一瞬にして無音と泡と浮遊、このスリル感がたまらないのである

だからといって高所の作業が得意かというとそれはまるでダメ、つまり手摺りがないとからきし仕事が出来ないのである、飛行機が着陸態勢に入ったとき旋回しながら地上の景色がはっきり見え出すときも好きである、それは飛行機の中という安心があるからでビルの屋上から見る風景とは全然違う
私の場合はちょうどこれぐらいで上の写真の高さが意外と怖い、たまたま落ちたらやばそうな風景だっただけに余計に感じてしまった、これがお花畑や芝生や森だったとしたら同じ高さでもほとんど恐怖感は抱かなかったであろう

USJの横に建築されたホテルの外装の仕事を引き受けたことがあるのだが、工事中の30階近い最上階の手摺りらしきものがほとんど無い場所に立ったとき、一瞬にしてこの場所の現場監督は出来ないと肌身を持って感じた、オーバーかも知れないがすぐ真下に大阪湾が見えているのである、もちろん現場は高さに強い友人に任せることにしたのである、風が吹くと足下がほんの僅かだが揺れる感じがし歩くのもままならぬのである

幾ら低くても平均台や渓流釣りの時の丸太の橋は思いっきり怖く、にじり足のへっぴり腰でわたる始末で、そのくせ吊り橋のように持つところがあると何とか我慢して渡ることが出来るのである、怖さとは己の身の高さとは別に安全性に比例してしていることは間違いない

南の透明度の高い海をシュノーケルとフィンを付けて泳いでいると、突然珊瑚の海が切り開かれどん深になっていることがある、何とも言えない居心地の悪さを感じ絶対に海だから落ちる心配はないのだが、まるで空中を浮遊しているような不安感がよぎる、そして深くて美しい海底の景色を楽しむ余裕はすぐに無くなり浅い方へと戻ってしまう
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by PUSH-PULL | 2006-08-31 08:30 | 写真 | Comments(2)

串カツ考

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ジャンジャン横丁
今やジャンジャン横丁は串カツ通りに変身しつつある(笑)、数軒のお店は何時でも列をつくり浪速の胃袋はいかばかりか憂うも意味はなし、かっての薄汚れたイメージは払拭されどんどんと観光の町へと変身しつつある、通天閣も近々お色直しをするらしい、東側の工事中のフェンスが無くなれば一段落か?
しかし劇場や古いお店はどんどんと姿を消してはいるが昔ながらお店もひっそりと残されてはいる

しかし一歩道をそれると少々危なっかしい町であることは間違いない、目と鼻の先に今も飛田新地が健在でそのすぐ隣に全国的知名度の釜ケ崎があるのだから・・・格差拡大で路上生活者や西成の人口(住民票にはカウントされず)は増える一方である

さて肝心の串カツであるが上の写真が元ボクサーの赤井氏御用達の「だるま」である、本店は別の所にあるのだが最近ジャンジャン横丁の入り口(通天閣側)に支店をオープンさせた、私たちが行ったときタイミングが良く誰も並んでいなかったので無事串カツにありつけたのだが、出たときには写真のようにもう人が並んでいた

b0057679_8543613.jpg左の写真がここも何時も並んでいる「てんぐ」で、同じくらい流行っているのがすぐ横にある「八重勝」、他にも「ちとせ」「ぜにや」に最近出来た「大西屋」(ここは他のメニューもいっぱいあり席数も多い)他にもまだまだあります

大阪の串カツには全国的に有名になった私の家の近くの「五味八珍」があるが、コース料理でちとお値段がお高い、店員さんがみんなベレー帽を被っているのをご存じの方は多いと思う、どんなネタでも何らかの加工がしてありおもちにチーズが入っていたりバナナやアイスクリームなど変わり揚げの発祥でもあるが、同じく近くの「パンコ亭」や梅田の「活」など共にコースタイルのちょっとハイクラスのお店

もう一つが梅田の地下街や高架下にたくさんある立ち飲みスタイルの串カツ屋で著名なのは「松葉屋総本店」、多分全国で一番はやっている串カツ屋ではないだろうか、注文してから揚げるお店と何時も何種類か揚げてあるお店がある、もちろん「ソース二度づけお断り」なんぞの張り紙は一見あるいはお上りさん用のためで大阪では一般常識でもある

立ち飲みスタイルの面白いところは客が立て込んでくると、別名「ダークダックス」あるいは「コーラススタイル」と呼ばれる並び方で、体を斜めにして立たせるぐらい客を入れるのである
梅田で最初一番驚いたのはこのソースで、ソースパンの上に蛇口が付いていて捻るとソースが出てくる仕組み!さすがに最近は見かけなくなったが、手でつまんで食べる寿司屋のカウンターの前でちょろちょろと落ちる指洗いの水と同じぐらい最初は感動ものであった
この手のお店で他に注文する料理と言えばすぐに出てくる「どて焼き」「冷や奴」「枝豆」がメジャー級

さて味の方だが梅田の串カツ屋はだいたいよく似ている、これはどのお店にも言えることだが俗に言うカツの基本レシピ、小麦粉→玉子→パン粉という行程を踏まず、どこも特性の小麦粉のタレをくぐらせてからパン粉を付け揚げるのは同じでなんせ素早い

家庭で作るときのアドバイスとして言えるのは、このタレ?が問題で普通は小麦粉と少量のだしと玉子と水が基本(屋台だとわざわざ見えるところに大量の卵の殻があったりする)、お店ではそこに少しタマネギを擦って入れるたり牛乳を入れたり他にも少量の味醂など何らかの甘味料を入たりするが焦がさないように油温度の調整が難しい、これがかりっと揚がるベースになる、パン粉に少し粉チーズを入れるお店もある

勿論ネタで味は大いに変わってくるのだが、串カツの値打ちはあくまで旬の素材と安い肉や魚類をいかに美味しく供するかにあるのです
そこで私の好みを言うとジャンジャン横丁で何時も列をなしている「てんぐ」や「八重勝」の串カツはどうも美味しくない、つまりフリッター風で細かいパン粉で衣がふわふわとしているのである、味以前に感触がダメでやっぱり串カツは持つ串が熱々でかりっと揚がっていないと美味しくないのである

後は付けダレのソースだがウスターソース・トンカツソース・酒(赤ワイなど)・ケチャップなどお店ごとに工夫した混合で一度煮てから作っている、そして忘れてならないのは冷水をくぐらしたキャベツでこればっかりは何で串カツ屋のキャベツが家で食べるキャベツと同じと思えないぐらい美味しいのである、おまけになんぼ食べてもタダと言うところがたまりません

先日食べた「だるま」は一本105円からのリーズナブルな価格と串の種類も多く美味しく頂けました、もう一つ付け加えるとジャンジャン横丁文化の特徴として言えるのは早朝から立ち飲み居酒屋が満員で全員の酒を飲んでいるのは感動ものです(笑)
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by PUSH-PULL | 2006-08-30 09:09 | うまいもん | Comments(0)

チラシ配布

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物騒な世の中に
マンションに入りチラシを投函しただけで現行犯逮捕の上、23日間にわたり拘置!
こんなことって信じられますか?特にブンガクが書けなくなったイシハラが知事になってから東京のあらゆる場所の監視がきつくなったようだ、国旗掲揚や国歌斉唱問題を始め個人の自由がどんどん束縛され、怖いのはそれが当たり前のような風潮になりつつあることで、そんな知事を祭り上げる都民に一番問題があるのだが(私の住む大阪も似たり寄ったりで市役所はどろどろに腐って癒着と供与という腐敗臭が蔓延しています)

b0057679_950663.jpg別に共産党に肩入れするわけではないが、単なる政治ビラを入れただけ逮捕されるとは信じがたい、同じように投函されたビザの宅配ビラや他の広告に関しては逮捕されたと言う話は聞かない、これは明らかに完全な狙い狙い打ち
東京地裁で無罪にはなったが裁判になること自体問題で、ましてや逮捕の上拘置されるとは・・・検察側が控訴するとまたまた裁判が続き今の日本の右傾化と管理社会の流れから言うと予断を許さない
無罪に関し犯罪を助長するようなチラシでない限りとクギは差していたが

立川の自衛隊官舎への自衛隊イラク派遣反対のビラ配りも1審では無罪、しかし控訴審では「住居侵入罪」が認められ有罪になっている、福井県のフェミニスト系の本が図書館から突然撤去されたり、全国至る所で理不尽で理由も何もない不可解な事件がどんどん増え続けている

昨日の原子力安全委員会・耐震指針検討分科会でも、委員の一人が「原発の耐震性を保証できない」と委員を辞任した、原発などと言うものはこれでもかと言うほどの安全を考えてもまだ問題をあるのに、少し基準をあげるだけでこんなに揉め、島根県原発南側の宍道断層調査の結果すら受け入れようとしない
もし問題が起きた時に委員が責任を負ってくれるなら何も言わないが、原発事故が起きたらは個人の責任なんぞ何の役にも立たず、起きた時点で現在参加している委員は「不測の事故!」とさっさと素知らぬ顔で逃亡するに違いない

以前に森監督の「A」というオーム真理教の麻原逮捕以後の広報担当荒木浩をメインにしたドキュメンタリー映画を見たことがあるのだが、その後も活動続ける信者を逮捕するために、刑事がすれ違いざまに触れただけで(映像ではわざとあたりに行っている)、サッカーではあるまいし大げさに倒れ痛い痛いとわめきちらし「傷害罪」で即現行犯逮捕!
裁判で撮影していたドキュメンタリーフィルムが証拠物件として提出され無罪になった

別にオームを擁護するつもりはまるで無く早く消滅して欲しいと思っていても、この映画を見ていると官権(懐かしい言葉です)のやり方は逮捕すると決めたら何でもありで、思わずオームの人達に同情したくなったぐらいだ
まさに活字の知識しかないが戦前の特高に近いような危険を感じ、そのうちにたれ込みと告げ口など隣人同士の監視が始まるのではないかと危惧する世の中なのである
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by PUSH-PULL | 2006-08-29 09:57 | ご託&うんちく | Comments(0)

「オーマイニュース」

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新しいニュースメディアになりうるか
2006年8月28日(月)の今日韓国の市民ニュースウェブサイト「オーマイニュース」の日本版のスタートの日だったのだが、期待してサイトを訪れてみると残念ながらメンテナンス中!
http://www.ohmynews.co.jp/

これは最近目に余る連中、つまり大月とかを筆頭にするネオナチに近い靖国参拝賛成論者達、諸君やサンケイのウェブや2チャンネルの読者達のサイバーテロかとあらぬ想像をしてしまったが、今しがたテレビを見て鳥越氏本人の発言で10時スタートを言うことを知った、スミマセン

b0057679_1093150.jpg2000年に韓国のオ・ヨンホが中心となって設立されノ・ムヒョンを大統領にした原動力として一躍有名になった、その日本版は編集長は鳥越俊太郎、資本はソフトバンク(ここがちと問題)で市民記者を中心にあらゆるニュースを取り上げるという、韓国では既に4万人以上市民記者が登録しているが日本ではこれから始まる

既存のメディアが完全に体制側に歩み寄ってしまい、コイズミのバカな発言に対し的確に質問する政治記者すら存在しない世の中になってしまっている、辺見庸氏の発言ではこの記者達を
『権力の撒く餌と排泄物にどこまでもたかる「糞バエ」』と呼んでいる、以前このブログで朝日の「ジャーナリスト宣言」批判を書いたことがあるのだが、現在の日本のマスコミにはジャーナリズムなどという概念も言葉も存在しなくなってしまっているのではないだろうか

先ほどの連中や嫌韓流派から見れば「日本版オーマイニュース」なんぞというものはアカの回し者で朝鮮の手下で売国奴らしい、私が毎週読んでいる日本で唯一まともな雑誌と思っている「週刊金曜日」などはきっと左翼を通り越し極左も通り越した遙か彼方に存在するのであろう(笑)
http://www.kinyobi.co.jp/Recent

7月からのオーマイニュースの準備ブログを時々目を通していたのだが、鳥越氏の2チャンネルの匿名書き込み非難に対する彼らの反応とバッシングは凄かった!ほとんど論理らしい理論も存在せず非難するだけである、コイズミ崇拝・憲法改悪推進・靖国是認・戦犯は存在せず極東裁判否定の連中の論旨は曖昧で虚弱である
それはかっての右翼思想でも無く日本古来の神道の論理もない、似ているのはナチズムに追随しファッショに走った若者に類似していて恐怖すら感じる、それをあおるシンゾウ君は将来に何が見えているのであろうか?

「オーマイニュース」がこれからどちらに向かうか予想だにつかないが、写真にブログタイトル入れようと思っていたのだが間に合わず勝手にロゴを作らしてもらった(笑)後で本物と差し替えます
と言うことで10時を過ぎロゴ入手したので鳥越氏の写真と共に無断で転載しました
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by PUSH-PULL | 2006-08-28 09:51 | カルチャー | Comments(0)

子猫殺し

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動物愛護と板東女史
記事が出たのが8月18日の日経夕刊、それについての毎日新聞掲載が8月24日朝刊
今話題になっている直木賞作家板東真砂子さんのコラム、プロムナードに書かれた「子猫殺し」のことなのだが、すぐに何らかの意見を書こうと思ったのだが書けない、未だに迷っているのが本音である、そして今から書くこともここに書いていいものか、ましてや私自身の問題として本当に考えていたのかすらあやふやなのである(注:上の写真は今日の話と無関係です)

毎日新聞に掲載されたその日に私の友人が日経の記事をFAXしてくれた、すぐに読んだのだが簡単に非難できない要素を含んでいることに気づいた
彼女は飼い猫が産んだ子を野良猫対策と殺していることを告白した・・・・この話を聞いたら誰でもなんて残酷で無茶苦茶なことをこの女はやるのだ!と思うに違いない、事実私もそう思ったのだから
彼女は「避妊手術も、生まれてすぐの子猫を殺すことも同じことだ」と主張している、そして「人は生き物に対して避妊手術を行う権利などない、生まれた子を殺す権利もない・・・・そして痛みも悲しみも引き受けていると」

「山姥」で直木賞を受賞その後、映画「死国」「狗神」の原作者でもあり現在フランス領タヒチ島に住んでいる、送られてきた日経の彼女のコラムを何度も読んでみた、読んでいる内に簡単に拒否できない自分がいることに気づいたのである、私自身京都時代に多いときで猫4匹(三毛1匹・シャム1匹・ペルシャ2匹)、犬2匹(雑種)飼っていたことがある、そのほとんどが雌で季節になると順次子供を産む、勿論そんなにもらい手はなく残った子猫は保健所行きになるわけで、己の手を汚さず保健所というシステムを使って猫殺しをしたのは事実なのである

板東女史の言う、生まれないように避妊手術をするのも生まれた子猫を殺しても同じことという考えにはかなり無理があるが、そこには完全否定できない要素を含んでいる
話は飛躍するが侵略戦争でさんざん人殺しをした挙げ句、戦火が収まると負傷した生き残る兵士をヘリで従軍医師を呼び必死の手当をする・・・なんと矛盾していると何度考えたことか
現在もテロ撲滅と称し誤爆だらけのロケット弾やクラスター爆弾を連日ぶち込む、停戦で戻ってきた100万近いレバノンの住民の半分以上の自宅が破壊されていて住む家すらない

愛玩動物として犬や猫を飼うこと自体が、人のわがままに根ざしていると言う彼女の意見はある意味正しいのである、人は神ではない被害を及ぼすならともかく他の生き物の「生」に関しちょっかいを出すのは間違っていると言う考えも正しい

彼女の最後に書かれた「殺しの痛み、悲しみも引き受けてのこと」と言う一文には責任逃れの匂いを感じるのだが、真正面から反論できない私がいるのは事実である
だったら私が猫殺しが出来るかと言えば絶対に無理で、やはり言い逃れの口実として保健所のお世話にまたなるに違いない

たまたま読んでいた渡部義道氏の「猫との対話」の中で、仏教の戒律から考えると「猫は鼠を生け捕って殺して食う動物である、戒律は殺生を禁じている。よって猫を飼うことは戒律の許さぬことである」
江戸幕府が出来る前、大日如来の再来と言われる高僧と猫との間で鼠について論議が交わされたことを「猫の草紙」に書かれているのだが、高僧は先ほどの戒律で猫に殺生を辞めるように言うのだが、猫は「人間は米をもってこそ五臓六腑をととのえる、われわれも天道より食物を与えられており鼠を食べれば無病にして飛びあり・・・しかるに同心・・・」
戒律を持って諭す高僧と弱肉強食の生存権を主張する猫、まるで現代社会を代弁しているよな気がするが、最近は完全に戒律が影を潜め弱肉強食のみが大手を振ってまかり通っている、何故か仏教は猫にだけ不合理な戒律を与えるのは猫に対する消しがたい不振と疎外があるからだそうだ、確かに涅槃図にも十二支にも何処にも猫は登場しない
しかし人間の実生活では鼠を捕ること故に犬より上位に置かれているのは皮肉でもある

しかしここまで書いて彼女の「子猫殺し」に対する何の批評も反論にもなっていなのには自分ながら情けない、オームの時も神戸大震災の時も同じ自己矛盾を感じ今もそれを引きずっている
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by PUSH-PULL | 2006-08-27 08:32 | ご託&うんちく | Comments(0)

散居村

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これもミュージアム
富山の砺波平野を少し上から見たことがありますが、他では見られない集落の風景がみられます、戸建ての家が集まらずバラバラに建ち村を形成する「散居村」

昨年出来た「となみ散居村ミュージアム」を覗いてきた、このあたりを走っていると何時も見慣れた風景だったのだが、移築されたとはいえリフレッシュされた家にはいるのは初めてである、1軒は昔のままで(下の竹の床の家)もう1軒は現代風にリストアされ驚くほど合理的で美しく仕上がっている(上の写真)、家が古くても(大正から昭和)柱や梁がしっかりしていると充分住居として使用できるという日本の伝統的な木造建築の魅力でもある

b0057679_9231253.jpg新しくリストアされた家はおしゃれで現代的、充分3家族ぐらいなら生活できる広さである、明かり取りも広く吹き抜けと階段、収納も十分で驚いたのはバカでかい仏壇が床の間の横に上手く納められていたことで、こればっかりはさすが富山と思ってしまった

これがコンクリートだったり新建材の細い柱の家だったらとうに取り壊されていただろう、大阪で著名な建築が片っ端から取り壊され、今も大阪府庁庁舎を存続させるか取り壊すか建築関係者で議論されているが、今まで保存されたためしはほとんど無い(笑)

昨日の新聞で笑ったと言うよりアホらしかったのは国土交通省北海道開発局の「雪氷輸送」の実証実験である
冬の間の北海道の氷を夏まで保管して夏場に首都圏に運び冷房に使う、トレーラーの方荷輸送の解消と首都圏のヒートアイランドの緩和が狙いとか
まるで小学生の発想に近い、いや小学生の方がもっと合理的な考え方をしているかも知れない、まず7トン分の氷を2日かけて運んだそうだが、昔の氷室じゃあるまいし採算があるわけはない、いっそ国会を北海道は網走あたりに運んだ方が理屈に叶う、この実験のために国交省が使った税金が4億8200万円、環境と言う名の下に人の金を無断で使うのは良くありませんのよ・・・バカ

散居村の由来がイマイチ判らないらしい、一般的な考えはまず家を建て家の周りを開拓していったという説が有力なのだが、それだったら他の地方でも見られるはずのだが他では規模も小さく砺波が圧倒的に多く7000戸を数える
私の富山の友人の話だと、有力な説はこのあたりは中州が多くしょっちゅ水に浸かっていたとか、所々の少し高い場所に居を構えたと言うらしいのだが、私が見る限りどう考えても家のあるところは別に高くなく平地である

もう一つの特徴は屋敷林(別名カイニョ)とよばれる家を取り巻く樹木である、こちらの方は冬の西風と夏の暑さを防ぐためだと言われると誰でも納得する、杉が主だが女の子が生まれると桐を植え、生活のためのあらゆる果実の木も植えられている、しかし「高(土地)を売ってもカイニョは売るなと」と言う言葉を聞くとこれまた不思議な感じがしてしまう

そこで私が考えた説だが「砺波の人は人付き合いが下手でおまけに口べた、なるべく離れて暮らすのが好きだった」最初の家が出来、ずっと離れたところに次の家が出来、ちょうど中間また家が出来る、繰り返す間に今のようにほぼ均等な間隔の家と田圃が出来上がったというわけだ・・・これダメ?
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by PUSH-PULL | 2006-08-26 09:29 | カルチャー | Comments(0)

虫酸(むしず)

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虫嫌いにはたまりません
中学時代に校舎の横の植裁に青虫が異常発生したことがある、虫好きの悪仲間と大きな瓶一杯に取ってきて教壇の下に置いたことがある、そのうちに順次青虫は瓶から這い出てお散歩となったのだが、勿論大目玉を食らったのは言うまでもない

毛虫は後で痒くなるので箸などを使ったりするが、青虫やミミズは勿論素手で捕まえる、おかげで成人になってから釣りの餌は何の抵抗もなく針に刺すことが出来るのだが、ワカサギ釣りの紅サシ(早い話が培養したウジ虫を赤く染色)だけは小さすぎるので柔らかいものの(大根など)上に並べ針に刺すことになる、季節的に湖面が凍っているときが多いので、指を使っても寒さで言うことを効かずなかなかミリ単位の針に刺すのは至難の業なのである

b0057679_9483698.jpg昨日の話に続きまたぞろ新聞ネタで恐縮だが、経団連会長を辞めたとたん言いたい放題のオクダさん、何故か上の青虫のような季節はずれ哀れな悪あがきのような気がする、こんな人こそがトヨタの社長であり驚異的な業績を上げ経団連の会長まで上り詰めたのはなるほどと・・・と言って感心している場合ではない

トヨタ商法は昔から問題で部品の在庫を大量に抱えない、コンビニと同じシステムで大きなストックヤードを保有しないで物作りを行ってきた、つまり自社のリスクを極端に軽減し下請けにすべての負担を押しつけるやり方なのである
実際問題としての現象は何時何分に工場へクラウンのハンドル何百個、カローラのドア何枚とその日の行程に合わせ事細かに発注するのである、業者は絶対に遅刻することは許されるわけはないから工場の周りと高速道路はトヨタの仮の駐車場となる

また家族を大切にと称しほとんど社宅に放り込まれる、勿論交通費や余分な手当の削減が根底にあるのだが一番のねらいは、社員同士の監視と競争なのである、隣の家に自分の上司が住んでいると思っただけで誰でも息苦しくなること間違いない

さすがコイズミと二人三脚で進めてきただけにコイズミの経済格差拡大についてベタ褒め、現役の頃は「格差は、むしろ望ましい」だの「金もうけこそ活力の源泉」などと思っていても口には出さなかった、これを言ってしまってはお終いで「ユメもチボウも無くなってしまうのだ」
講演の締めの言葉は、成功者を嫉妬せず称賛することが不可欠のあとに、ホリエモンの経団連入会の己の責任は棚に上げ「倫理や道徳に背く金儲けは許されない」などと戯けたことをぬかすあたりはさすが、よう考えたら彼の人生と商売そのものが倫理と道徳に背いて成り立っていたのではないでしょうか
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by PUSH-PULL | 2006-08-25 09:55 | ご託&うんちく | Comments(0)

無意味のおかしさ

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無知と無恥
最近世の中どんどんきな臭くなってきた、シンゾウ君の第一声が「新しい憲法を制定すべく・・・リーダーシップを発揮すべき時がやってきた」
コイズミですら発言しなかった言葉がいとも軽く発せられる世の中に、新聞は何の批評もせずただ記事として載せるだけとは情けない、各紙の論説委員や記者達は何を思う

確かに今の自民党と民主党の改憲組が手を組めば憲法改正も視野に見えてくる、政治に興味を持ち始めた頃から社会党が政権を取ることと憲法改悪は私が生きている間に絶対あり得ないと思っていたのだが、片方はいとも簡単に実現し案の定社会党は埋没してしまった、お次が「憲法」とは・・・イラク侵略を始めなし崩し的に日本の憲法はねじ曲げられ個人情報保護法の名の下で発言の自由さえ奪われ始めている

アメリカへの献身的な追従批判の国民感情から靖国参拝問題があると語る評論家が存在したが、この考えも甚だあぶない分析でもある

b0057679_9255163.jpg左に記事を見てぶったまげた、一瞬単位の間違いかと思ったが読んでみると確かにパスポート一冊発行するのに1600万円もかかっていたなんて信じられますか?これこそお役所のやることは何を考えとるんじゃいと怒り心頭!間違いなし
モリ君の二千円札発行なんぞはまだこれに比べたら笑って済ませられそうだ(笑)、旅券電子発行システムを利用しているのが岡山を筆頭に僅か12県だけ、手続きがくそ面倒で住民基本台帳カードを使った電子申請と唄っているにもかかわらず、戸籍謄本を別途郵送しないといけないこのシステムを考えた人はエライ!プロ中のプロのプログラマーである
これはパソコンですべて書類制作したのにもかかわらずメールを使わず上司の判子を貰ってから配らないとダメな書類よりひどい

04年3月にスタートしてから僅か申請は133件で年間経費が8億六千万円!想像を絶する商売である、単なる技術屋でももう少しマシなことを考えると思うのだが、さすが全省庁で一番二世が多いおぼっちゃまグループの外務省で有ることは疑いの余地がない

私の住民基本台帳カードと言えば確かに貰った記憶があるのだが封も切らずに何処かの引き出しにしまったままなのに気づいた、台帳から抹消して貰う方法も判らずじまいで手続きすることすら面倒になった次第

あれほど住基ネット反対を叫んでいた横浜の中田市長も案の定寝返ってしまったし(だから松下村塾上がりはどうも胡散臭さが付きまとうのだ)未だ住基ネットに参加していないのは福島県の矢祭町(ここの町長は凄い)と東京の杉並と国分寺?ぐらいだろうか、私の承諾もなく勝手に送られてきたあのカードを世の人々は有効利用しているのか心配になってきた、ひょっとすると何千億も使ったあのシステムもほとんど使われていないのではないだろうか
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by PUSH-PULL | 2006-08-24 09:37 | ご託&うんちく | Comments(0)

新世界ジャンジャン寄席

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落語会
ジャンジャン横丁は火曜日が休みなのである、よって会場の将棋の「王将」も定休で2回目の落語会も火曜日で年末に行われる予定の3回目も火曜日(笑)
昔からのお店は閉まっているが、観光客目当ての串カツ屋や新しくできた飲み屋などはことごとく営業している

b0057679_948598.jpgやっぱり落語はライブが一番!出ばやしも全部生演奏で狭い場所ながら臨場感一杯なのである、今回は知らない演目だったのでより興味を持って聞けたのが嬉しい、と言っても私が知っている落語はほんの少しで恐縮なのですが・・・
昨夜の出演は月亭八天・笑福亭たま・桂ひろばさん、ざこばの弟子のひろばさん前フリで桂ざこばの実家がすぐ近くにあり弟子はみんなそこで居候をしていたらしい、名前が笑うのだが「軽井沢荘」で帰りがけに探して見に行ったのだが高速沿いに建てられた何処にでも有りそうな文化アパートでした

落語は勿論好きなのですが本題に入る前の掴みが大好きで、特に若手の落語家はそれなりに工夫していて新しい、昨日もとりを取った月亭八天さんでも本題で大阪は夏の大川の川遊びのネタをやっていたのだが、芸者が「げいしゅう」・・・と続けた後に仲居さんが出てくるのだが続けた言葉が「ではその隣が草薙さんで次が香取さんと」アドリブを入れたのだが何故か余り笑いが起きなかったのが不思議?客の平均年齢が高いせいかしらね

壁に貼られた手合い表を写したのだが将棋に詳しくない私には書いてある意味がわからない、そこで王将の支配人にレクチャーをお願いする始末(笑)まず解らなかったのは香角交落の「交」で聞くと香車と角を交互に落として勝負することらしい、もう一つが飛半交落の「半」だったがこの半は香車のことを意味していて香車と飛車を交互に落として刺すことを言う・・・って皆さん知ってましたか?

もっとも余りこうした手合表で将棋を指すことは珍しく、普通は少々の差があっても対で指すことが多いらしい、支配人によると最近若い人達が来なくなったそうで原因はネットで対戦できるからとか、ゲーム機やPC用のソフトもあるらいいのだが

落語の前に生ビールと串カツ、終わってから焼酎と肴と色々他のネタはありますが本日はこれにて
壁に貼られた在りし日の坂田三吉の写真がとても印象的でした

昨日気づいたのですがいつの間にかPUSH-PULLのブログのアクセス数が2万を突破していました、最初の1万が1年少々に比べ次の1万が約8ヶ月、見ていただける人が少しでも増えていることはブログ冥利に尽きます、ご高覧ありがとうの感謝と共にこれからもヨロシクお願いします、どんな罵倒にも耐えられる素地を持っていますので出来得ればcommentを残していただくと継続への励みにもなり有り難い
もっともお褒めの言葉を頂けるとそれ以上に嬉しいことは間違いない
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by PUSH-PULL | 2006-08-23 10:00 | 私事 | Comments(0)

白日夢

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クローズアップ
何気なく窓の外を眺めていて不思議な光景が目に入った、多分上の写真を見ても何がどうしたのか解らないかも知れない、後からやってきた姪に「ほら、あそこ」と教えてもなかなか気づかない、完全に風景に同化し静止してしまっている
とうに午後1時は過ぎているで遅番の昼食後の休憩だろうか?多分屋上のコンクリートはとんでもない熱気をはらんでいるはずなのに、何かあったのか心配になってくるがきっと大きなお世話だろう

京都時代の夏場、仕事が暇な日や休日は相方の五里さんと屋上で何時も甲羅干しをしていた、ビールに海パンにボンボンベット(死語)かゴザ、彼の意見によると「日中のカンカン照りの時より朝や夕方の方が紫外線が多く良く灼ける!」の言いつけに従って海に行かなくても何時も夏は真っ黒
私が住んでいたのは建坪が百坪の大きなコンクリート打ちっ放しのアトリエで、つまり屋上も百坪あり京都東山の中腹で三方は山、西側は開けていて京都御所など市内北半分と五山の中で鳥居や右大文字や船が見えるという贅沢な環境だった

b0057679_842116.jpg写真の米粒のような男を見ていると瞬間的に何十年も前の私たちを思いだしてしまった

何の用事も理由もなく地面あるいは芝生あるいはアスファルトに横になった記憶が何十年もないことに気づいた、先日富山の山奥で星を見るために地上に横たわったが僅か十分たらず・・・昼間に地上に横たわる
なんと贅沢で無意味なことなんだろう、人間横たわると言うことは完全に無防備になる、戦場では降伏の印でもある、時々ベンチで顔の上に新聞を載せて昼寝をしている人を見るが私は性格上かどうか知らないが電車でも何処でも積極的には座らないしベンチでも横になることはまず無い

昔広島を起点にヒッチハイクをしたことがあるのだが目的は山口県宇部市の野外彫刻展だった、しかし目的を達したとたん急に目の前の九州に行きたくなりお金もないのにずた袋一つ抱えた九州一周のヒッチハイク、着の身着のままで駅のロビーやバス停留所や少しでも地上から空間が確保される場所なら何処ででも寝たことがあるが、起きた瞬間にすることはずた袋の中のカメラの確認だった、何故ならば兄の真新しいニコンF2を無理を言って借りて旅行をしていたからである

野外で横たわる、ましてや寝るという行為は勇気?と大げさに言えば精神の解放が必要である、人間的に何処ででも寝れる御仁も存在していた、それが昨年亡くなってしまったが相方の五里さんである

最近あなたは大地に横たわり大の字になったことがありますか?
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by PUSH-PULL | 2006-08-22 08:58 | 写真 | Comments(2)

公園ののらら、何故か立ち止まり私をガン見、写真の粒子が荒れております


by PUSH-PULL