写すこと←→視ること その12

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「アレ・ブレ」
`60〜`70頃モノクロ写真のピンぼけの写真が流行っていた、そのころは私は写真よりコンセプチャルアート真っ只中で、最近になって改めて興味を持った次第

写真學というモノには一度も首を突っ込んだこともなく「好きこそ」の独学である、今日の表題も知らない言葉だった、カタカナで「アレ・ブレ」と書かれると何となくおっされなファッション用語に感じるが、調べたらアレ・ブレにボケが参加、日本語だと「荒れ、ぶれ、呆け」で書けばすぐに理解できる写真言葉、変換してもブレだけ漢字がないのだがこれって日本語かなぁ?

アレ・ブレ流行時代だと間違いなく感度の高いコダックの「トライX=ISO400」あたりがぴったりで、夕方のネオンが灯る下町や基地あたりを手持ちの35ミリカメラで、体が覚えている露出計でシャッターを切りまくるとそれに近い写真が撮れないこともない、勿論カメラにオートなどと言う機能なくましてや人物の場合だと騒動覚悟でピントを合わせねばならぬ

今時だとデジカメデーターでも画像ソフトで遊べばそれなりにカッコは付くのだが、「アレ・ブレ・ボケ」のコンセプトはそんなこととは無縁、ここで何度か取り上げているがこの言葉の当事者である森山大道「犬の記憶」や中平卓馬「なぜ、植物図鑑か」を見ても判るように、彼らのスタイルをまねることは出来ても、写真としての持つ意味はまるで違う

森山は感覚的に中平は理論的に時代とのどうしようもない「ズレ」を感じ、その狭間を必死になって表現していたのではないだろうか、そう言う意味で最近の雑誌や写真誌に見る写真の何と軟弱なことか

彼らが`68年に発行し3号で廃刊になった「PROVOKE」という写真雑誌があるのだが、一度も目にしたことがなく機会があれば是非見てみたい
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Commented by mimopowerOM-1 at 2008-11-22 12:21
ブレはテブレの手振れで振れの漢字でななかろうか?
アル中とはちやうの
Commented by PUSH-PULL at 2008-11-22 18:34 x
そう言われりゃそうやねえ、「てぶれ」で入力すればすぐに出ました「手振れ」が、「ぶれ」ばかりでウロウロしておりました
恥ずかしいぐらい簡単なことでございました、反省ひとしきり
Commented by mimopowerOM-1 at 2008-11-22 19:16
アレ・ブレ写真は心の高ぶりがストレートに出ることなのですね
今まであまり判らなかった
Commented by GuGuGammo at 2008-11-22 21:52 x
.。o○プロボークは創刊号をふくめて
うちに何冊かありましたね。
あまりに面白くない本だったので
1970年代はじめに捨てたような
記憶があります。\(^o^)/
Commented by PUSH-PULL at 2008-11-23 09:15
ぎょえ〜!お捨てになったいたとは・・・
あの本は写真の出来不出来と言うより、あの時代の写真業界にあって雇い主無しの好きな写真を発表する場と言うのが主目的だったとか
by PUSH-PULL | 2008-11-22 09:12 | 写真 | Comments(5)

公園で久しぶりに会ったミニピンの太郎君、商店街に昔からあるお茶屋さんのわんこ、気が向くとこうして飛んでやってくる


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