写すこと←→視ること その3

b0057679_833752.jpg
交通事故
交通事故の写真のシャッターを押すことは苦痛であり楽しさなんぞは少しもない、しかし倒れた人が少し動くのを見てデジカメを取り出し何枚か写してしまった、申し訳ない

私自身10数年前ほとんど同じ場所で自転車で走行中に不注意で車に激突し骨折したことがある、横たわる男と自分が重なり合い私の肉体の記憶がピリピリと反応を始めた、右鎖骨の骨折の方は完治したが左足の向こう脛の表面の神経が20センチほどが今も麻痺してしまっている

ドキュメンタリー、あるいは報道撮影や従軍カメラマンとは比較するべくもないが、そこに第三者として存在するとはどんな精神構造をしているのだろうか

冒険家の植村直己の本やフィルムはほとんど見たが、精神構造がまるで臆病な私とは違う、逆に言えば彼らは街という空間になじめずまた山に戻っていくという

ここからは極端かもしれないが米軍の兵士がイラク侵略後、帰国しても一種の精神破綻をきたし、元の生活に戻れずアルコールやドラッグの依存症になる人が多いとか、この変異は人間として異常なのかそれとも正常なのか

突き詰めて考えれば戦場という極限の時間を経験しても、直ぐに元に戻れる人間の方が狂っているのではないだろうか
[PR]
Commented by 白髭 at 2008-08-08 09:24 x
新聞社のカメラマンなどは 本社で待機していて さあ事件だ と取材に行くので 始めから気合いが入っています。ですが フリーの時間に目の前で起ったことには すんなり対応できないことが多いのです。私も飛び降り自殺直後の現場に遭遇したことがあります。死体の周りに二、三人たっているだけです。身内と思われる人がそばへ寄って行って号泣し始めました。救急車は呼んでいるとのことでしたので その場を離れました。カメラは取り出しませんでした。もっとも自殺もこの程度の交通事故も 記事にはなりませんが。
Commented by PUSH-PULL at 2008-08-08 16:08 x
仕事だったら出来るというわけでしょうか?
なかなか難しいところですね
Commented by 白髭 at 2008-08-08 17:04 x
本質をつかれましたな。
Commented by yasu at 2008-08-08 21:11 x
先日渡辺さとるの『旅するカメラ2』を読みました。
彼はフリーになる前にはスポーツ新聞のカメラマンをしていたそうです。
スポーツ紙であっても今から20数年前の日航機墜落、今映画で話題の『クライマーズ・ハイ』と同じように雄巣鷹山に上って写真を撮ったとの事です。
仕事として一日に2回現場に行ったけれど仕事でなければ一度でも行きたくないと書き記してました。まさにクライマーズ・ハイの領分です。
Commented by PUSH-PULL at 2008-08-09 08:59
私のお気楽写真と比べれば、とんでもない世界があるようですな
by PUSH-PULL | 2008-08-08 08:43 | 写真 | Comments(5)

公園ののらら、仲良く並んでおります


by PUSH-PULL