公園でここ数日雪のようにフワフワと漂う極小の物体が木の枝に集まっていた、先日友達と話したばかりのこの白い物体、名前はまだ知らないがこれは植物ではなく昆虫である
名無しでは困るので調べてみた、友達は虫に花粉がついているのだと言っていたが・・・
もちろん虫だから飛ぶ、名前は「トドノネオオワタムシ」といい、アブラムシの仲間である、よく木に寄生しているあのちっこいアブラムシの親戚という訳なのだが、見た目から別名「雪虫」または「綿虫」とも呼ばれる
今年初めて意識したと言うことは昨年まで気がつかなかったというわけだが、今年は大阪市内でどこでも大量にホコリのように舞っている、飛び方がゆっくりなので手を差し出すとふぁっととまることがあるのだが、小さすぎて皮膚の感覚は一切ない
ところがさらに調べていると先の名前は違っているようで、写真を見る限り「アオバハゴロモ」の幼虫がより似ていた
ミカンや柿や茶につく害虫らしいのだがこのあたりにそんな木はないのだ、よく似た虫にアワフキ(泡吹虫)がいたがこれは虫が出す綿状の泡なので飛ばない
私の大先輩にアーティストの平田洋一氏がいる、私が彼の作品に始めてであったのが「むしむし」シリーズで、小さいかわいい真っ黒の虫?がいろんなところにくっついている作品群である、その後彼とは公私共々つきあうようになり、最後は一緒にヨットを買うまでになった
かなりの趣味人で奥が深い、手作りのヨットに始まってプロ級の渓流釣り、もちろん山や植物の造詣も深く、作家としての作品も非常におもしろい