月心寺と小松辰男

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精進料理
京都と大津の間に逢坂の関がある、駅で言うと追分けと大谷の間の谷間にゴマ豆腐で有名な精進料理の月心寺がある、昨日私の京都時代の友人であり先輩である小松辰男氏の23回忌が月心寺で行われた

月心寺と小松辰男_b0057679_8451760.jpg例年だと御所の中の公園で行うのだが、たまには月心寺の精進料理を食べようと言うことになったらしい、勿論ここで食べるのは初めてだし、ひょっとしたらちゃんとした精進料理を食べるのは始めてかも知れない

お経の後、庵主さんの講話とォークシンガーの豊田君の歌「こまっちゃんに捧ぐ」、献杯の後待望の料理が始まった、食い気が先に走り箸を付けてからの写真ですみません

・全国的に有名なゴマ豆腐なのだが勿論食べるのは始めて、滑らかですごく濃厚で豆腐の白さには驚かされる、煮物が百合根とカボチャとニンジンとフキと椎茸、ズイキのゴマ味噌和えと奈良漬け、お正月に作るお節と似ているようでこうして食べるとまた違う
・生麩の煮付け、箸を休める暇もなく次々と出されてきたのだが食べるのに焦ってしまい、お酒も入っているので何を食べたか後からはなかなか思い出せない
・精進料理は最初にほんの少しご飯が出て来るのだが赤出汁と一緒に出された豆ご飯が抜群、ついお代わりをしたのが間違いの元
・冬瓜とレンコンシンジョ、汁を飲もうと思ったら下にジュンサイが一杯
・麩料理が辛子醤油で出されたのだがこれがなかなかで旨い
・筍とそら豆、賀茂茄子の田楽とミョウガはどちらも素揚げしてありました
・大鉢の煮物で,山芋の煮付、里芋と高野豆腐とお揚げさん
・昆布の素揚げと大根の葉の炒め煮
・ぬか漬けで、ナスと大根とキュウリ・・・

まだまだ出てきたと思うのだ、う〜ん、まさに食べ疲れ(笑)
お土産に大津追分けの「走り井餅」と庵主さんの書かれた「月」の色紙
最後にお抹茶が出てお終い、途中私を含めこまっちゃんの思い出話が語られた、私の京都時代が色々と思い出され非常に懐かしかったのであります、しかしこまっちゃんの話を書かずに食べ物づくしで申し訳ない

帰りに駅のすぐ側にある蝉丸神社を覗く、その日が蝉丸の生誕?の祭りで小さな御輿が出ていたが観光客はまばら

安からぬ金額の精進料理は確かに美味しかったが、連休に久利須村で連日山菜取りと料理に明け暮れた私には、お寺で戴く精進料理は非常に複雑な気持ちでありました

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Commented by 白髭 at 2008-05-19 19:08 x
気になって検索したらなんと・・・一万二千円とは???リッチですなあ!!!
Commented by まきこ at 2008-05-19 21:48 x
出席出来なかったのが非常に残念。従姉妹に不幸ごとや諸々と重なり、今年がひとつの区切りなのと月心寺にのお料理も食べたかった。みんなの近況もねっ。
Commented by PUSH-PULL at 2008-05-20 08:11
白髭様、ご苦労様、リッチと言っても今回が最初で最後でございます、色々な意味で著名な料理と寺です
亡くなられたこまっちゃんが生前懇意にしていたそうです
Commented by PUSH-PULL at 2008-05-20 08:14
まきこさん、お二人の姿が見えないので心配していたのですが・・・驚いたことに京都御所のメンバーは少なく、青ちゃんも事情があって欠席、でも40人近く集まり、きーやんも珍しくご夫婦で参加、他にも非常に懐かしい人が・・・
by PUSH-PULL | 2008-05-19 08:53 | うまいもん | Trackback | Comments(4)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


by PUSH-PULL