身近な静物

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どこにでもある
先日の氷の結晶ではないがガラス瓶の蓋を洗っていたら、水滴にきらめくエメラルドグリーンが目に入った、改めて水と光のバランスを考えながらブログ用に採集、こうしてみると絵としては出来が悪く、コンパクトデジカメの花モードなのだがカメラ入門マクロレンズの使い方のサンプルの様になってしまった

これでも透明感のある奥行きと深みがあれば宝石のようになる可能性はあるのだが所詮瓶の蓋、玉虫の玉虫色も同じような反射効果であの不思議な色が出ているのだろうか?

レプリカや模型を作った時に最後に問題になるのは彩色である、色目は完全になっても光沢感、或いは風合いが出来の善し悪しを決める、ここんとこエイジングばやりでインテリアでも何でもわざわざ汚しを入れて時代感をだす、「エイジング」を直訳すると「老化」になるのだがまさに真っ新な制作物を塗装テクニックで老化させるのである(笑)

良く似た言葉「でウェザリング」と言うものがある、こちらは模型の塗装用語で戦闘機や戦車などを絵の具で風化したように見せる技術のことをいうのだが、意味合いとしては全く同じ、出たとこを明るくする「ドライブラシ」に傷やへこみをより暗くする「ウォッシング」など色々な技法がある

彩色は完璧に出来ても一番難しいのが皮膚感!、こればっかりはどうしようもないのである、特に人間の皮膚や魚など生物関係はヒジョーに難しい、何が難しいかというと色そのものに独特の透明感があるのと、微妙な反射によって異なって見える色具合が難しい

人間の皮膚などはマクロ単位の半透明の膜がかかっているのではないかと思われるような不思議な光沢があるが、この再現が不可能に近いのではないだろうか、もし可能ならば蝋人形館はそれこそ怖くて入れなくなるだろう

考えてみるに人間の行動も言葉も、相手に与える印象は複雑で単に言語としての伝達とは別に、直接聞く場合は視覚的な問題を除いてもイントネーションや音色などで、良い意味でも悪い意味でも複雑な印象と奥行きが出てくる、丁度言葉という手段に目には見えない薄い半透明の皮膚が覆っているようでもある
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by PUSH-PULL | 2008-02-06 09:08 | 写真 | Comments(0)

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