頂き物

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秋の味覚
何故か立て続けに戴いた、テーブルの上に並べて考えてみたのだがどれも大好きなのに蜜柑・栗・柿のどれも普段買うことはない、嗜好優先順位が低いのかしら?辛うじてミカンをたまに買うぐらいだろうか、ここに松茸が加われば秋の味覚が完成するかも知れないが松茸は毎年買うことも口にすることもほとんど無い

浪人中だったか大学時代だったか阪急宝塚線の中山寺まで樹脂関係の会社にバイトに出かけていた、秋になると駅から中山寺までの道に「焼栗」のお店が出る、店先でおばあちゃんがのんびりと焼いているのだがバイトの帰りに少し余裕のある時は熱々の炭火で焼いたのを買い歩きながら食べるこの栗が滅茶苦茶旨かった、縁日の天津甘栗とはまるで違うまさに栗!

柿の方は友人が久利須村に入村した頃に秋になると廻りは柿だらけになる、殆ど渋柿で柿から柿酢を作ることになった、山ほど取ってきた柿をみんなでよって集って皮を剥く、そのままつけ馬鹿でかい密閉容器に入れ忘れた頃に柿酢がきあがり、米酢と違ってホンマに上品なお酢で、飲んでもつんつんといたしません

ミカンは何故か昔食べ終わった皮を火鉢の上で燻らし今で考えると消臭剤代わりに使っていた、その頃はどの家の便所もくみ取り式で時は素晴らしい香りが室内にまで来ることがありましたなあ、ミカンのへたを取って中身が何袋か数えたり、へた側からむくのと底からむくのとどちらが綺麗になるか考えたり、冬ミカンは袋ごと食べるのだが中身だけ食べる人が無償にいやだったり、皮ごと火鉢で炙ってから食べるとするっと剥けるホットミカン、ミカン一つで結構楽しめたモノです、後はあぶり出しの文字を色々書きました

どうも育ちがそうさせるのかも知れないが貧乏性のため値段高い食材には過敏に反応する、白木のカウンターに座り素手で戴くににぎり寿司は頭の中で電卓が細かく作動し、目の前の鉄板で極上の霜降り肉を焼いてくれるお店も他人様のご馳走でも落ち着かない

ましてやテーブルの直ぐ後に立たれワインのテイスティングをする羽目になったコース料理などは何を食べたか解らないほど緊張する、勿論表向きはさも食べ慣れたような風情で蘊蓄と馬鹿話をしているのだが・・・

どれも市場で売られているモノではない、山や庭で収穫され食べるのが非常に楽しみである、ミカンと柿はそのまま食べるとして栗は大好きな栗ご飯でも作ろうかしら

昨日は夕方から京都北山のMOJOWESTへ出かけた、木村氏の出版パーティーで久しぶりに色々な人の演奏と歌を聞けて感動、何とか電車の走っている間に自宅までたどり着いた、近々懐かしのミュージシャンをアップします
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by PUSH-PULL | 2007-10-14 10:18 | うまいもん | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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