ジョロウグモ

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縄張り
動物界・節足動物門・クモ網・クモ目・アシナガクモ科・ジョログモ属・ジョロウグモ

小さい頃は夏休みには必ず田舎の横輪村に毎年帰って長逗留していた、勿論親は付いてこないので時間はたっぷりある、ヒマな時は何時も村の生き物の観察をしていたその一つがクモの糸の張り方

枝からスルスルと糸を出しながら下りてくる、風の力で他の枝にとりつく、スルスルと糸をのぼりまた降りてくる、何度も繰り返して放射状に縦糸を張る、そして中心からグルグルと渦巻き状に横糸を張って完成させるのだが殆ど1日がかりの作業だ、子供心にどうして出した糸が自分に引っ付かないのか不思議だった、それと引っ付く糸と引っ付かない糸があることを

この手の巣を張るクモは中心部でどれも下向きに構え餌の虫の飛来を待つ、ジョロウグモは縄張り争いが強くクモ同士の喧嘩をする、子供達は細い棒の両端に持ち寄ったジョロウグモを載せ少しずつ追い立てる、クモ同士が近づくと一気に闘い始める、しばらくすると劣性になったクモは糸をはき出しながら枝にぶら下がるのだがもう一匹の蜘蛛がさっとその糸を断ち切って相手を地上に落として勝負は終わる

真っ黒に日焼けした子供達の遊びの中でたった一人色白の大阪から来た子供がじっとそれを見物する

今日から10月、ポチの残した郵政民営化が始まり少しの痛みどころか地方では激痛が走る、サービス向上と言いながら採算の合わない郵便局は総て集配しない「無集配局」へ、都会ではさほど不自由を感じないかも知れないが過疎地では深刻である、しかし手数料の値上げはバカにならない

今まで安かった払込手数料や為替など、2倍から10倍にもなる、商品購入などの代金換えなどは無料から印紙代に200円必要になる、安い本や雑誌などは個人販売できなくなってしまう、ポチはこの弊害を今どう思っているのだろうか確実に地方切り捨てと格差拡大が加速度的に進行する、好景気と言いながら給料平均が下がっているのは明らかな差別の現れである

ミャンマーの日本人ジャーナリストの殺害の映像を見て愕然とした、白昼堂々一般市民のいる場所で至近距離から兵士に明らかにねらい撃ちされている、倒れたままカメラを差し上げている姿が忘れられない、手がカメラを握りしめたままの形で硬直していたとか、そのカメラは没収されたまま

アウン・サン・スー・チーさんが軟禁されてからもう18年にもなる、その間にノーベル平和賞も受賞し一度は開放されたが再び軟禁されている、どうしてこのような軍政がずっと続くのか今回の殺害事件で少しだけ裏側が記事になり始めた、今まで報道は何をしているのかと思う内容で今まで知りながらも積極的には何処も動いていない、いや今回も事件は取り上げても軍政に関してどのメディアも扱う気はないようだ

米中ソと日本の動きがバラバラなのはお金の問題がある、この軍政の支えるのは明らかに国際的な金儲け集団である、一つはビルマに元々ある麻薬のシンジケートが今も軍政を支えている、そしてミャンマーに進出している企業の莫大な政治献金、その代表が日本の企業と言う訳だ、もう一つは豊富な天然ガスで中国とソ連が絡んでくる、ミャンマーへの圧力は日本にとっても中国にとっても都合が悪いのだ

それにしても国のトップの顔と名前が見えない、報道管制だと思うが代表のタンシュ国家平和発展評議会議長の名前を始めて知ったが、肩書きに平和の2文字が

追記:安易に新聞やテレビの情報でミャンマーと書いたが、これでは軍事政権を認めることになるので、ミャンマーを元の名前のビルマにこれからは変更します

9月29日沖縄で11万人参加の教科書検定に対する抗議集会が開かれた、規模の大きいストライキもデモも都会で忘れられてしまった今この11万という数字はとんでもない数字である、それほど沖縄の人にとって深刻で切実な問題なのだ、高校生の代表が「私のおじいちゃんの話したことが嘘だと言うのですか」と涙ながらに語っていたのが印象的で、小泉・安部と続く教科書問題の右傾化は危険である、軍が一般市民に手榴弾を手渡し自決を要求したのは明らかなのに、調査の結果違っていたと明らかに歴史をねじ曲げようとしている

渡海文化相は北の湖に深々とお辞儀するぐらいなら沖縄の住民には土下座する必要がある

アップで見ると不思議な形のツリフネソウ

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by PUSH-PULL | 2007-10-01 09:15 | 写真 | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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