文化のかほり

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シンメトリーは美しく安定する、国会議事堂のようにパブリックな建造物にはよく見られる姿なのだが下町の建築では余り見かけない

今時の若者の頭を叩いても「ブンカブンカ」の音はなく、空っぽの鈍い響きがあるだけだろう

文化=cultureなのだが、こうして正面を切って「文化ビル」とか「文化住宅」「文化アパート」と語られると思わずたじろいでしまう、文化とは人間の長年に渡って作り上げた習慣や振る舞いの体系を差すのであって、こうした固有の塊に名付けるとは・・・

かっての文化と言う言葉から漂っていたのはお洒落とかハイカラであって、今とは違って想像できない格好良さがあったのだろう、今時は文化勲章だの文化の日だの文化人だの使いたくない言葉ばっかりだ

しかし戦後住宅事情に使われるようになり文化の持つ意味が根底から覆ってしまった
「今どこに住んでんの?」「文化やけど」
最初この会話を聞いた時は、この場合の文化の意味を知らなかったが直ぐに下町の新しく建てられた住宅のことで、ほんの少しだけ長屋に洋風生活を取り入れた普通の家だったのだ

調べたら文化住宅は関西地方で1950〜60年代の高度成長時代の集合住宅を指すらしい、瓦葺き木造モルタル2階建てがこれに当てはまる

写真の文化ビルはかなり大きい、かなりモルタルが老朽化しているがじっと見ていると何故か落ちつく、直ぐにでも各部屋を覗きたい気分にさせる、子供の頃から見慣れたフォルムと言うこともあるが非常に気になる顔を持っている

1階は印刷屋なのだが特筆すべくは右側の階段、このサイズの建物にしては珍しく巾が1間(1800)もある、普通だと3〜4尺当たりが普通なのだが、この巾を取ったのはきっと2階も住宅では無く仕事場として使われているのだろう
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Commented by 雉猫 at 2007-09-22 16:33 x
この文化ビルすごく興味がおきますね。
中に入ってみたい!
どんな間取りなのか?部屋の作りは?台所は?トイレは?・・・
興味ある~!
せめて間取りだけでも見たいです。
Commented by PUSH-PULL at 2007-09-23 08:53
大阪市内の移動はチャリが多く、ミナミのハンズへも梅田のヨドバシだの・・・毎回違う道を通るようにしているので思わぬ場所に思わぬ建物や路地に出会います、やっぱり京都奈良ほどではないが結構大阪も戦災を逃れた場所が点在します
by PUSH-PULL | 2007-09-20 09:35 | 写真 | Comments(2)

公園でしょっちゅ会っているセナ君、キャバリアってみんな温和しくて愛想が良いのでは・・・


by PUSH-PULL