7月7日は我が最愛の友「五里」の命日である、今年は土曜が7日だったので3回目の偲ぶ会を開催した
京都は東山通りの丸太町北西に聖護院がある、そのすぐ横に蕎麦の河道屋が店を構えていて例年そこで「養老鍋」を食べながら歓談することにしている、静かな座敷で中庭を眺めながら鍋をつつくのも大阪ではなかなか出来ない、特に焼酎のそば湯割りは蕎麦屋ならではの贅沢で美味い
前日に持っていくアルバムや寄せられたはがきを見ていると忘れていた彼との思い出がどっと出てくるので困った、最後の1年あまりの闘病生活の頃の写真は見ているだけでも辛いものがある
京都で生まれ京都で育った男だが珍しく大阪が大好きだった、通常の京都人は大阪のゴミゴミした所と柄の悪さを敬遠し端から大阪には入ってこず大阪を通り越して神戸まで足を延ばす
昨夜も口の悪い京都に住む男が、「京都人はなんやかんや格好つけるけど、ホンマはお金が好きなだけや」とバッサリと切り捨てる、言われてみるとなるほどと思えなくもない
購入したまま一度も走らすことなく旅だった彼が、自慢のバイク「ワルキューレ」で颯爽と天空を駆けめぐっているであろうことは間違いない
バイクといえば、エルシノアであったり、スズキ・カタナであったり、またある時は郵便カブであったりしたが、現れる時はいつも唐突にバイクで、というのがゴリさんのスタイルだったね。
山中のわが村にたまに、バイクが上がってくると、いまでも、「ゴリさんか?」と思ってしまうことがある。そのうち天翔(かけ)るワルキューレで訪れてくるるだろうかなぁ。
mmm まやぞー mmm
今、遺跡の調度品のレプリカを作っているのですが、彫金仕事だけに彼のヘルプを頼みたくなりました、柄にもなく細かい仕事が俺よりずっと上手かった