イタドリを食べました!

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ものは見かけによらぬもの
5月12日ブログに書いたイタドリ(スカンポ)の後日談である、頃合いを見計らって塩漬けにしたイタドリの水を切りもう一度漬け直ししんなりしたところでイタドリの塩抜きをした

イタドリを食べました!_b0057679_82184.jpg後は簡単で豚バラ肉と炒めるだけである、初挑戦なので取り敢えず無難な所でしょうゆ味に決定、ブロックの豚バラ(グラム178円)を少しだけ厚めにスライスしてから塩コショウ、少しほったらかしにしてその間に買い置きしていたアスパラをさっと湯がく、フライパンでバラ肉に少し焦げ目が付いたら手元にあったエノキにアスパラ・塩抜きしたイタドリを入れ炒めるだけ、最後にお酒と味醂と醤油を入れてお終いで時間にしたら約2分ぐらい

食べてビックリ「旨い!」しかしこの旨さはちょっと表現しにくい、と言うのは塩漬けしすぎたのかイタドリ独特の酸味がほとんど消え失せていたからである、お陰で比較する食材が浮かばなく逆に言えばクセがないと言う不思議な現象なのだがこれが美味しいのである、食感も固くも柔らかくもないのでこれまた表現しづらいのである

写真を見たら判るように塩漬けのイタドリの色はまるで食感をそそらない緑なのだが味とのギャップには驚かされた、まな板に置かれた茎を見るとこれを誰も食べようと思わないのではないだろうか

この食感と味だとチャンプル風に豆腐と炒めても絶対旨いはずだし、他にも色々な料理が考えられるが一度塩漬けせずに熱湯をかけるだけの簡単レシピに挑戦したいと思うのだがもう手元には取り立てのスカンポはないのである

見た目が良くて食べたらどうってことが無いというのが最近のお洒落なお店の料理で、インテリアからはどんな料理がでてくるのかと楽しみで座っていると、モダンな器に盛られた料理は以外と普通の味なのに値段だけはしっかりしている
以前はお店の面構えを見ただけで店の味が想像できたが、最近は私の造作眼力もとんと当てにならなくなってきた、と言うのはパソコンとデータソフトが出回ったお陰で手作り風の善し悪しは別にしてそれなりのデザインが出来上がるからである

その代表が数年前から大阪で広まった「○○食堂」で真っ白な暖簾に手書き風のダイナミックな墨文字が染められている、市内のあちこちに同じデザインの俗に言う大衆食堂(昔のめし屋)が出来た、味は昔のまんまで別々におかずとご飯とみそ汁を注文するシステムなのだが、安そうに見えてこれが以外と定食屋に比べて高くなるのである

その点、粗末ななりで素朴なお店で旨いものに出会うと凄く幸せな気分になる、おまけにその店を見つけた自分にも拍手を送ったりするのだ、「美人だけど性悪女」と「ブスだけど性格が良い人」どっちが良いと言う馬鹿げた設問があるが、味とはまるで違う次元のお話で、食べ物だけは見た目が良くてもまずけりゃ絶対に手を出さないのである
by PUSH-PULL | 2007-05-22 08:12 | うまいもん | Trackback | Comments(0)

珍しく我が家のマイマイが甘えに来た、正式名は「シャー・アズナブール・マイマイ」と申します


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