カメラとアオリ

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制作メモ
と言うことで本日は昨日の続きです
最初ジャバラカメラのフジカシックスと一緒に50ミリのレンズも分けて貰ったのだがアオリを使うには短すぎることに気づいた、それならば凹レンズを組み合わせて焦点距離を長くするべく、ネットでケンコーの口径20ミリ台の凹レンズ2枚購入したのだが50ミリレンズと組み合わせると確かに焦点距離が伸びるのだが画質が暗くピントが甘すぎるのだ、カメラレンズが1枚ではなく何枚も組み合わせて色収差だのなんのかんのと研究されて来たのかよく判る

よほど光学知識がないと自作でレンズを作るのは不可能と言うことなのです、結果として判ったことは針穴だの超ボケ味のレンズなら直ぐにでも組み合わせて作ることは可能であります
デジカメの便利な所はこれらの撮影データーがすぐに判る所にある、これがフィルムカメラだとそのたんびに現像とプリントが必要な訳でせっかちな私にはまず無理なのだ

最初はジャバラも自作のつもりでCADで作図したが思いっきり折るのが面倒と言うことが判り挫折、古いカメラから外した四角いジャバラをニコンマウントのリングを取り付けた自作のプレートに固定し、いざカメラボディに取り付けようと思ったら何とファインダーの出っ張りにぶつかるではないか(市販のアオリレンズはベースが円形でぶつからないのだ)、出っ張りよりプレートを出さないと駄目な訳でニコン用の中間リング(単なる円筒)を調達

長いレンズを探すことになったが最終的には超レトロの120ミリを入手、これは80年以上前の高級レンズでアナグスティグマートと言う、一番手こずったのはジャバラとレンズの接合ともう一つは手動でレンズを移動しながらアオリを出来るようにすることなのだが、このアオリに関しては今のところグラグラでマイハンドでええ加減に合わせることになっている、ブログの最後にお勉強の為のアオリの4つの基本操作を載せました(私自身初めて知りました)

b0057679_8252311.jpg仕事ならまず目的のためのスケッチと必要ならばCADを使って事細かな図面を書いてから制作に掛かるのだが、趣味の世界は頭の中で考えるだけですべて現物合わせ、お陰で思わぬロスと失敗の連続になり買ったものの使わなかった部品の方が多いという羽目になる、頭の中では最初に出来上がっているのだがいざ作り始めると不一致だらけなのが楽しいのかも知れない

上の写真の赤枠の中のレンズやリングは入手したものの使うことが出来なかった、最初から判っていれば余分な出費は避けられたと思われるのだ、他にも失敗したマウント3個に切りぞこないの板にバラしたが使うことの出来なかったレンズやカメラ多数あり

データーはカメラ・ニコンD70、中間リング・ニコンM2、ジャバラ・フジカ6、レンズ・Anastigmat Waker 12cmF4.5(このレンズはレンズシャッター付きで1〜125・T・Bで、絞りが4.5〜25まであります)
マウント取り付けベースやレンズ取り付けパーツなどは自作

アオリの4つの基本操作
・チルト
レンズ部を水平方向を軸にして前後に回転させ操作ピントの調整に使用、遠景から手前まで全体にピントを合わせる。絞り込んだだけではピントがこない場合に役立つ(近接の料理の写真等がそう)
・スイング
レンズ部を垂直方向を軸にして左右に回転させる操作。横方向の奥行きのある被写体に対してのピントあわせに使用。
・ライズ
レンズ部を上方向に垂直に平行移動する操作、下方向移動はフォールという。高い建物や山を撮影する場合先細りにならないようするときに操作(下から撮っても真正面)
・シフト
レンズ部を左右水平に移動する操作をスライドとも言われる。微妙なフレーミング調整が3脚を移動することなしに行える。パノラマ撮影にも使用される

補記:おもしろレンズを次々と発表している上原ゼンジさんのブログで目の付け所がオモロイ!
http://kitschlens.cocolog-nifty.com/blog/

追記:カメラ仲間に教えて貰ったのだがアナグスティグマートとはレンズのメーカーの名前ではなくレンズの形式のことだそうで、このレンズは1910年代の「リリー」と言うジャバラカメラらしい、それにしても質感のいいよく写るレンズには間違いない
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by PUSH-PULL | 2007-05-11 08:37 | 写真 | Comments(0)

遊歩道の,真っ黒のらら


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