文字遊び

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虫食いあるいはクロスワード
一度岩船寺の三重の塔で赤色の話を書きましたが、大好きな赤色が一番退色が激しく特に石油製品がらみの塗料や絵の具は殆ど一年持たない、勿論切り文字に使うカッティングシートも同じで大形看板でもテントでもモノの見事に赤色の部分だけが飛んでしまう

最近はデジタルが発達しフィルムの赤茶けた退色は殆ど修復できるらしい、一度スキャナーで取り込みデジタル化しフィルムのグリーとブルーのデータが飛んでいるので、テレシネの場合はその色を復元し昔の映画が鮮やかによみがえるという訳である
だから色あせた記念写真でも今ではセピアではなくちゃんとプリントできる

しかし一度塗ってしまった看板はどうしようもない、こうして歯抜けの墨文字だけが残ってしまった看板に赤で○を入れてみたら「○○の中に言葉を入れましょう」と問題になってしまった
「犬の散歩を無視します」「全財産を徴収します」「こまわりを死刑します」「一人歩きを逮捕します」「過激運動を禁止します」

あまりの下らない答えに自分が情けなくなったので後はお任せいたします

デザイン事務所時代に大阪トヨタのカーセンターの大段幕をデザインし制作したことがあるのだが、一年後通りかかると赤い部分だけ(ほとんどの文字は赤)退色し哀れな姿に思わず逃げ出しそうになったが、メーカ(TOYOTA)から支給されたていたテントも同じように退色していたので、何とかお咎めを受けずに済んだのを思い出した

そういえば平安神宮の鳥居も何年間に一度はお色直しをされその時はとんでもない豪華さを誇る、何故か神社仏閣は赤色が多く、建造されたときはさぞ華やかで華麗だったと思うのだが、現代の日本人の好む京都奈良の良さはどうも華やかさとは結びついていない、どちらかというと褪せて朽ちかけて苔生した「ワビ・サビ」の世界に繋がっているような気がする、復元すれば客離れするような気がするのだがその点中国人の感覚は今でも華麗で極彩色が好まれているようだ

退色と言っても日本画の絵の具である岩絵の具や昔からの油絵の具も殆ど退色しない、原料そのものが鉱石から抽出されているからだと思うのだが、絵の具そのものの知識はさほど深くなくボロが出そうなのでこのあたりで留め置きます(笑)
そういえば染料も同じように余り退色しませんね、塗料と違って素材そのものに浸透しているからだと思うが、年と共にまたぞろ赤系の服が着たくなってきている自分がおかしい、多分根が目立ちたがりなんやろなあ〜
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by PUSH-PULL | 2006-12-10 09:20 | 写真 | Comments(0)

公園で久しぶりに会ったミニピンの太郎君、商店街に昔からあるお茶屋さんのわんこ、気が向くとこうして飛んでやってくる


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