白日夢

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クローズアップ
何気なく窓の外を眺めていて不思議な光景が目に入った、多分上の写真を見ても何がどうしたのか解らないかも知れない、後からやってきた姪に「ほら、あそこ」と教えてもなかなか気づかない、完全に風景に同化し静止してしまっている
とうに午後1時は過ぎているで遅番の昼食後の休憩だろうか?多分屋上のコンクリートはとんでもない熱気をはらんでいるはずなのに、何かあったのか心配になってくるがきっと大きなお世話だろう

京都時代の夏場、仕事が暇な日や休日は相方の五里さんと屋上で何時も甲羅干しをしていた、ビールに海パンにボンボンベット(死語)かゴザ、彼の意見によると「日中のカンカン照りの時より朝や夕方の方が紫外線が多く良く灼ける!」の言いつけに従って海に行かなくても何時も夏は真っ黒
私が住んでいたのは建坪が百坪の大きなコンクリート打ちっ放しのアトリエで、つまり屋上も百坪あり京都東山の中腹で三方は山、西側は開けていて京都御所など市内北半分と五山の中で鳥居や右大文字や船が見えるという贅沢な環境だった

b0057679_842116.jpg写真の米粒のような男を見ていると瞬間的に何十年も前の私たちを思いだしてしまった

何の用事も理由もなく地面あるいは芝生あるいはアスファルトに横になった記憶が何十年もないことに気づいた、先日富山の山奥で星を見るために地上に横たわったが僅か十分たらず・・・昼間に地上に横たわる
なんと贅沢で無意味なことなんだろう、人間横たわると言うことは完全に無防備になる、戦場では降伏の印でもある、時々ベンチで顔の上に新聞を載せて昼寝をしている人を見るが私は性格上かどうか知らないが電車でも何処でも積極的には座らないしベンチでも横になることはまず無い

昔広島を起点にヒッチハイクをしたことがあるのだが目的は山口県宇部市の野外彫刻展だった、しかし目的を達したとたん急に目の前の九州に行きたくなりお金もないのにずた袋一つ抱えた九州一周のヒッチハイク、着の身着のままで駅のロビーやバス停留所や少しでも地上から空間が確保される場所なら何処ででも寝たことがあるが、起きた瞬間にすることはずた袋の中のカメラの確認だった、何故ならば兄の真新しいニコンF2を無理を言って借りて旅行をしていたからである

野外で横たわる、ましてや寝るという行為は勇気?と大げさに言えば精神の解放が必要である、人間的に何処ででも寝れる御仁も存在していた、それが昨年亡くなってしまったが相方の五里さんである

最近あなたは大地に横たわり大の字になったことがありますか?
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Commented by okko at 2006-08-22 11:53 x
20代の頃はいつでもどこでもいくらでも熟睡してたことを思い出しました。
ある昼休みには食欲なくてリンゴ1個持って行った公園のベンチで熟睡。3時過ぎても帰らないと大騒ぎになって探しに来た会社の人に起こされたり。しかも常習犯で寝る場所も気分次第で、そのうち騒ぎにもならなくなり、適当な時間に誰かが探し出して起こしてくれるようになりました(笑)
しかし最近は・・・亜熱帯の日差しをもろにうけるとクラクラします。
Commented by PUSH-PULL at 2006-08-22 14:17
羨ましい限りの図太さですな!私の路上睡眠は20前後の頃で梅田の地下街で朝の通勤客の足音で目覚めました、私の横を通り過ぎる靴を水平レベルでみられたのはその時ぐらい、後で考えると行為そのものは今で言う路上生活者そのものです
枕が合わないとか言える身分になってみたいものですな(笑)と言いながら肩こりがひどいので少々お高い低反発の何とか枕を使っていたりして・・・夏バテには睡眠が一番なのだ!
by PUSH-PULL | 2006-08-22 08:58 | 写真 | Comments(2)

公園のライダーキャッツ


by PUSH-PULL